説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
ドクター紹介はこちら

あなたは今、
「ほうれい線のあたりが赤い」
「赤みのせいで、ほうれい線が余計に深く見える気がする」
そんな悩みを感じて、このページにたどり着いたのではないでしょうか。

実は、ほうれい線付近に赤みが出ることは、決して珍しいことではありません。

ただし問題なのは、その赤みの正体を知らないまま、
「ほうれい線が深くなった」
「老けて見えるようになった」
と誤解してしまっているケースがあることです。

ほうれい線の赤みには、原因の異なるいくつかの皮膚トラブルがあり、それぞれ対処法も治療法も異なります。

また、赤みだけではなく、かゆみ・皮むけ・ブツブツ・湿疹・肌荒れを伴う場合には、原因を見分けることがさらに重要になります。

東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。

当院では赤みそのものの治療は行っていませんが、赤みと本来のほうれい線の「溝」を混同しないことは、適切な治療を選ぶうえで非常に重要だと考えています。

この記事では、ほうれい線治療を専門に行ってきた美容皮膚科医の立場から、ほうれい線付近が赤くなる原因、かゆみ・湿疹・ブツブツを伴う場合の考え方、悪化させないための対策、赤みとほうれい線の関係について分かりやすく解説します。

この記事を読んでわかること

・ほうれい線付近が赤くなる主な原因
・赤み+かゆみ・湿疹・ブツブツがある場合に考えられること
・赤みを悪化させないためにできること
・赤みがあると、ほうれい線が深く見える理由
・赤みが治った後もほうれい線が残る場合の治療

赤みそのものについては、まず皮膚科で原因を確認することが大切です。

一方、赤みが落ち着いた後も「ほうれい線の溝が残っている」「真顔でも線が気になる」という場合には、ほうれい線治療についてご相談いただけます。

どのような治療が合うのか分からない方は、無料メール相談もご利用ください。院長が一通ずつご返信しています。

無料メール相談はこちら>

来院予約はこちら>

ほうれい線の赤みは原因がいくつかある|まず見極めが最優先

まず知っておいていただきたいのは、ほうれい線の赤みは一つの原因ではないということです。

代表的なのは、次のようなものです。

  • 刺激・摩擦・乾燥による赤み
  • 酒さ(赤ら顔)
  • 口囲皮膚炎・酒さ様皮膚炎
  • 脂漏性皮膚炎
  • 化粧品などによる接触皮膚炎

見た目は似ていても、治療法も避けるべき行動も異なります。

「とりあえず保湿すればいい」「レーザー治療で治るだろう」という単純な話ではありません。

特に赤みが長く続く、かゆみやブツブツを伴う、皮がむける、症状を繰り返すといった場合には、自己判断でさまざまな化粧品や薬を塗り続けるより、皮膚科で原因を確認することをおすすめします。

ほうれい線部分の赤み|主な4つの原因と治療法

①酒さ(赤ら顔)|ほうれい線付近にも赤みが出ることがある

酒さは、顔の赤みやほてり、毛細血管拡張、ブツブツなどがみられる慢性の皮膚疾患です。

鼻や頬など顔の中心部に症状が現れやすく、ほうれい線付近の赤みが気になって受診される方もいます。

酒さの病態は完全には解明されていませんが、神経血管系の調節異常、自然免疫、毛包虫などの微生物、紫外線をはじめとした環境因子など、複数の要素が関与すると考えられています。

また現在は、酒さを単純に一つの「型」に当てはめるだけではなく、赤み、毛細血管拡張、丘疹・膿疱など、その人に現れている症状に応じて治療を考える方法が重視されています。

治療としては、症状に応じて低刺激のスキンケアや紫外線対策、外用薬・内服薬、レーザーやIPLなどが検討されます。

「赤いから酒さ」と自己判断するのではなく、他の皮膚炎との鑑別も含めて皮膚科で診断を受けることが大切です。

参考文献:Schaller M, et al. Recommendations for rosacea diagnosis, classification and management: update from the global ROSacea COnsensus 2019 panel. Br J Dermatol. 2020;182(5):1269-1276. PubMed

②口囲皮膚炎・酒さ様皮膚炎|赤みと細かいブツブツが目立つことも

ほうれい線周囲に、赤み・細かいブツブツ・ザラつきなどが現れている場合、口囲皮膚炎なども考えられます。

特に顔へのステロイド外用は、口囲皮膚炎を誘発・悪化させる要因の一つとして知られています。

ただし、ステロイドを使用している方が自己判断で急に中止すると、一時的に症状が強くなることもあります。

「薬を塗っているのに繰り返す」「ステロイドをやめると急に悪化する」といった場合には、自分で薬を増減せず、皮膚科で相談してください。

治療は原因や症状に応じて、悪化要因となっている外用剤や化粧品の見直し、外用薬、抗菌薬の内服などが検討されます。

参考文献:Tempark T, Shwayder TA. Perioral dermatitis: a review of the condition with special attention to treatment options. Am J Clin Dermatol. 2014;15(2):101-113. PubMed

③脂漏性皮膚炎|ほうれい線(鼻唇溝)に出やすい赤み

脂漏性皮膚炎は、頭皮や眉間、鼻の横、ほうれい線周囲など、皮脂分泌の多い部位に起こりやすい慢性の炎症性皮膚疾患です。

赤みだけではなく、皮むけ・かさつき・フケのような鱗屑を伴い、かゆみが出ることもあります。

皮膚に常在するマラセチアなどが病態に関係すると考えられており、治療では症状に応じて抗真菌薬や抗炎症薬などが使用されます。

脂漏性皮膚炎は良くなったり悪くなったりを繰り返すこともあるため、単に「乾燥しているだけ」と考えて保湿だけを続けるのではなく、症状が続く場合は皮膚科を受診しましょう。

参考文献:Gupta AK, Versteeg SG. Topical Treatment of Facial Seborrheic Dermatitis: A Systematic Review. Am J Clin Dermatol. 2017;18(2):193-213. PubMed

④慢性的な化粧品かぶれ・摩擦による赤み

過度なスキンケアや洗顔、肌に合わない化粧品などがきっかけとなり、炎症が続いているケースもあります。

特にほうれい線周囲は、洗顔やクレンジング、メイクをするときに繰り返し触れやすい部位です。

「ほうれい線を薄くしたい」と思ってマッサージや美顔器を集中的に行い、かえって赤みや肌荒れを悪化させてしまうこともあります。

このような場合は、何かを追加するよりも、まず刺激となっているものを減らすことが重要です。

▶︎[ほうれい線をマッサージしすぎるリスクを詳しく見る>]

赤いだけではない|かゆみ・湿疹・ブツブツから考える原因

「ほうれい線が赤い」といっても、実際に患者さんが気にされている症状はさまざまです。

赤み以外の症状も、原因を考えるための手がかりになります。

赤み+かゆみ・皮むけがある

赤みだけでなく、かゆみや皮むけ、カサカサした感じがある場合には、脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎なども考えます。

ただし、症状だけで病名を決めることはできません。

特に同じ場所に繰り返し出る場合や、市販薬を使用しても改善しない場合には皮膚科で確認してください。

赤み+細かいブツブツがある

ほうれい線周囲が赤く、さらに細かなブツブツが出ている場合には、酒さや口囲皮膚炎なども鑑別に入ります。

ニキビのように見えることもありますが、原因によって治療が異なるため、自己判断でニキビ薬やステロイドなどを塗り続けることはおすすめできません。

ほうれい線に沿って肌荒れ・湿疹を繰り返す

ほうれい線に沿って赤みや湿疹を繰り返す場合には、スキンケア用品やメイク用品、摩擦などが関係していることもあります。

「ほうれい線だから美容医療で治す」のではなく、皮膚に炎症が起きているのであれば、まずその炎症を落ち着かせることが先です。

赤みや湿疹が治った後に初めて、本来どの程度のほうれい線の溝が残っているのかを判断しやすくなります。

ほうれい線の赤みを消したいときに、まずやるべきこと

「ほうれい線の赤みを消したい」と思ったときに大切なのは、赤みの原因によって必要な治療が違うということです。

酒さと脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎では治療方法が異なります。そのため、長く続く赤みをスキンケアだけで何とかしようとするより、まず原因を確認することが近道です。

そのうえで、診断がつくまでの間も「これ以上悪化させない」ことは意識しておきましょう。

  • 洗顔・クレンジングでこすらない
  • 刺激を感じる化粧品はいったん見直す
  • 保湿剤をなじませようとして何度もこすらない
  • 紫外線対策を行う
  • 熱いお湯や過度な温度刺激を避ける
  • ほうれい線部分をマッサージしすぎない

ただし、赤みの原因によって適切なスキンケアは異なります。

「敏感肌用だから大丈夫」と自己判断して新しい化粧品を次々に追加するより、症状が続く場合は皮膚科で相談してください。

▶︎[肌タイプ別の正しいスキンケア方法を見る>]
▶︎[紫外線対策と日焼け止めの選び方を見る>]

ほうれい線付近に赤みがあると、しわが深く見えることがある

ここは、とても重要なポイントです。

ほうれい線の近くに赤みがあると、実際の溝以上にほうれい線が目立って感じられることがあります。

特に鼻の横では、もともと鼻翼基部のくぼみによって影ができやすい場所に赤みや色調差が重なるため、境界が強調され、「急にほうれい線が深くなった」と感じることがあります。

つまり、赤く見えている部分と、本来のほうれい線の溝は分けて考える必要があります。

このような場合、まず赤みや炎症に対する治療を優先します。

赤みが落ち着いた結果、「思っていたほどほうれい線は深くなかった」と感じる方もいるでしょう。

一方、赤みが改善した後も、真顔の状態で線やくぼみが残っている場合には、皮膚が折れ曲がることで形成された構造的な「溝」や、鼻の横のくぼみなどが関係している可能性があります。

▶︎[暗い場所でほうれい線が目立つ理由を見る>]
▶︎[鼻の横のくぼみが目立つ原因と治療法を見る>]

赤みが治ったのにほうれい線が残る場合

皮膚科治療などによって赤みが落ち着いても、ほうれい線そのものが残ることがあります。

これは、赤みとほうれい線の溝が別の問題だからです。

ほうれい線の溝は、皮膚が繰り返し折れ曲がることなどによって形成される構造的な変化です。そのため、赤みが改善したからといって、すでに形成された溝まで必ず消えるわけではありません。

溝が残っている場合|グロースファクター



こちらの方の詳細な経過を見る>

当院では、赤みが落ち着いた後も残っているほうれい線の溝に対して、グロースファクター治療を行っています。

グロースファクターは、皮膚内部の組織修復を促すことで、時間をかけてほうれい線の溝を浅くしていく治療です。

ヒアルロン酸のように注入直後に大きなボリュームを作る治療ではなく、自然な変化を希望される方に適しています。

また、溝を浅くすることで、今後さらに折れ曲がりが繰り返されることを抑えるという意味で、ほうれい線の進行予防にもつながると当院では考えています。

▶︎[ほうれい線のグロースファクター治療を詳しく見る>]

鼻の横のくぼみが強い場合|ヒアルロン酸が適することも

一方、ほうれい線そのものというより、鼻の横が骨格的にくぼんでいることによる影が強い場合には、ヒアルロン酸が適応となることもあります。

ヒアルロン酸はボリュームを補えるため、骨格的なくぼみを大きく改善したい場合には有効な選択肢です。

ただし、鼻翼基部周辺は血管が多く、ヒアルロン酸注入による血流障害や皮膚壊死、まれではあるものの視覚障害などに注意が必要な部位です。

そのため、「鼻の横が暗く見える=とりあえずヒアルロン酸」ではなく、赤みなのか、溝なのか、骨格的なくぼみなのかを見分けてから治療を選ぶことが大切です。

▶︎[ヒアルロン酸注入で知っておきたい安全性とリスクを見る>]
▶︎[鼻横のくぼみに適した治療を詳しく見る>]

よくある質問(FAQ)

Q. ほうれい線の赤みは何科に行けばいいですか?

A. 赤み・かゆみ・湿疹・ブツブツなど皮膚症状がある場合は、まず皮膚科の受診が適切です。

赤みが改善した後もほうれい線の溝や鼻横のくぼみが残っている場合には、その段階で美容皮膚科での治療を検討するとよいでしょう。

Q. ほうれい線が赤くなるのはなぜですか?

A. 酒さ、脂漏性皮膚炎、口囲皮膚炎、接触皮膚炎、摩擦や刺激など、さまざまな原因が考えられます。

見た目だけで原因を特定することは難しいため、赤みが続く場合には皮膚科で診断を受けることをおすすめします。

Q. ほうれい線が赤くてかゆい場合は何が原因ですか?

A. 脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎など、炎症性の皮膚トラブルが考えられますが、症状だけで診断することはできません。

かゆみや皮むけ、湿疹を伴う場合には、自己判断で薬や化粧品を追加せず皮膚科へ相談してください。

Q. ほうれい線に赤いブツブツができるのはなぜですか?

A. 酒さや口囲皮膚炎などでも、赤みとともに細かいブツブツが現れることがあります。

ニキビと似て見えることもありますが、治療方法が異なるため、繰り返す場合には皮膚科での診断が大切です。

Q. ほうれい線の赤みはどれくらいで治りますか?

A. 原因によって大きく異なります。

刺激を避けることで比較的早く改善するものもあれば、酒さや脂漏性皮膚炎のように長期的な管理が必要になるものもあります。「何週間で治る」と一律には言えません。

Q. 赤みがあるときにメイクをしてもいいですか?

A. 症状の原因や程度によります。

メイクが刺激になっている可能性もあるため、赤みが強い場合には無理をしないことが大切です。必要な場合には、刺激の少ない製品を選び、塗るときも落とすときもできるだけこすらないようにしてください。

Q. 赤みが治れば、ほうれい線も消えますか?

A. 赤みによる色調差がなくなることで、ほうれい線が以前より目立たなく感じることはあります。

ただし、すでに構造的な溝が形成されている場合には、赤みが治っても溝そのものは残ります。その場合には、赤みとは別にほうれい線の治療を考える必要があります。

まとめ|赤みとほうれい線の溝は分けて考えることが大切



こちらの方の詳細な経過を見る>

赤みがあるうちは、まず皮膚の炎症を落ち着かせましょう

ほうれい線付近の赤みには、酒さ、口囲皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、摩擦や刺激など、さまざまな原因があります。

さらに、かゆみ・皮むけ・湿疹・赤いブツブツを伴う場合には、単なる乾燥とは限りません。

赤みがある状態で「ほうれい線が深くなった」と判断して、すぐに美容医療を行う必要はありません。

まず皮膚科で赤みの原因を確認し、炎症を落ち着かせることが優先です。

そのうえで、赤みが治った後にも真顔でほうれい線の溝が残っているのであれば、それは赤みとは別の問題です。

当院・東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とするクリニックです。

赤みそのものの治療には対応していませんが、赤みが落ち着いた後に残るほうれい線の溝については、グロースファクターなどを用いて治療しています。

「これは赤みのせいで目立っているのか、それともほうれい線自体が深いのか分からない」という場合も、赤みが落ち着いてからご相談ください。

▶︎[ほうれい線の溝を自然に改善するグロースファクター治療を見る>]

赤みが落ち着いた後も、ほうれい線が気になる方へ

東京リンクルクリニックでは、ほうれい線の状態を確認したうえで、治療が必要かどうかも含めてご提案しています。

「自分の場合はグロースファクターが合うのか」「そもそも治療するほどの溝なのか」など、気になることがあれば無料メール相談をご利用ください。院長が一通ずつご返信しています。

無料メール相談はこちら>

来院予約はこちら>