
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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あなたは今、
「ほうれい線のあたりが赤い」
「赤みのせいで、ほうれい線が余計に深く見える気がする」
そんな悩みを感じて、このページにたどり着いたのではないでしょうか。
実は、ほうれい線付近に赤みが出ることは、決して珍しいことではありません。
ただし問題なのは、その赤みの正体を知らないまま
「ほうれい線が深くなった」
「老けて見えるようになった」
と誤解してしまっているケースが非常に多いことです。
ほうれい線の赤みには、原因の異なるいくつかの皮膚トラブルがあり、
それぞれ対処法も治療法もまったく異なります。
ここでは、ほうれい線治療を専門に行ってきた美容皮膚科医の立場から、
- ほうれい線付近に赤みが出る主な原因
- 見分け方と悪化させないための対策
- なぜ赤みがあると、ほうれい線が深く見えるのか
について、できるだけ分かりやすく解説します。
※本記事で扱う「赤み」そのものの治療は、皮膚科領域が中心となります。
当院では赤みの治療自体は行っておりませんが、
赤みが落ち着いた後に残る「ほうれい線の溝」については専門的に対応しています。
目次
ほうれい線の赤みは原因がいくつかある|まず見極めが最優先

まず知っておいていただきたいのは、
ほうれい線の赤みは一つの原因ではないということです。
代表的なのは、次のようなタイプです。
- 刺激・摩擦・乾燥による赤み
- 酒さ(赤ら顔)
- 口囲皮膚炎・酒さ様皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎
- 化粧品による慢性的なかぶれ
見た目は似ていても、治療法も、避けるべき行動も異なります。
「とりあえず保湿すればいい」「レーザー治療で治るだろう」
という単純な話ではありません。
ほうれい線部分の赤み|主な4つの原因と治療法

①酒さ(赤ら顔)|ほうれい線付近にも出やすい代表的疾患
酒さは、顔の赤みを代表する慢性疾患です。
特に鼻の横〜ほうれい線付近に赤みが出る方も少なくありません。
はっきりとした原因は分かっていませんが、
- 末梢血管の拡張
- 毛包虫
- 胃のピロリ菌
- 紫外線や温度差への過敏反応
などが関与すると考えられています。
「紅斑毛細血管拡張型」の場合、
・低刺激スキンケア
・紫外線対策
・Vビームレーザー、IPL治療
を試みます。
「丘疹膿疱型」の場合、
・抗生剤の内服
・ロゼックスゲルなどの外用
などの治療が適応となります。
②口囲皮膚炎・酒さ様皮膚炎|ステロイドで悪化しやすい赤み
ほうれい線周囲に、赤み・細かいブツブツ・ザラつきなどが現れている場合、
口囲皮膚炎や酒さ様皮膚炎の可能性もあります。
ステロイドやプロトピックの長期使用が原因となることが多く、
ステロイド剤の使用中止、抗菌薬外用、抗生剤内服などが適応となります。
③脂漏性皮膚炎|ほうれい線(鼻唇溝)に出やすい赤み
脂漏性皮膚炎は、鼻の横・眉間・ほうれい線(鼻唇溝)
といった、皮脂分泌が多い部位に出やすい疾患です。
赤みだけでなく、皮むけ・かさつき・フケのような症状を伴うこともあります。
抗菌薬外用などが適応となります。
④慢性的な化粧品かぶれ・摩擦による赤み
過度なスキンケアや洗顔が原因で、バリア機能が低下し、
軽い炎症が持続しているケースも非常に多く見られます。
特にほうれい線周囲は、こすりやすく、
メイク落としでも力が入りやすいため、赤みが生じやすい部位です。
この場合、まずは原因を除去することが最優先です。
今日からできる「悪化させない」対策(刺激・紫外線・乾燥の回避)

赤みがあるときに最優先なのは、治す前に悪化させないことです。たとえば、
- 洗顔・クレンジングでこすらない
- アルコールや香料の強い化粧品を避ける
- 保湿を「なじませよう」と触りすぎない
- 紫外線対策を徹底する
- 熱いお湯・急激な温度差を避ける
これだけでも、赤みの進行を食い止められるケースは少なくありません。
▶︎[肌タイプ別の正しいスキンケア方法をみる>]
▶︎[賢い日焼け止めの選び方をみる>]
ほうれい線付近に赤みがあると、しわが深く見える理由
ここは、とても重要なポイントです。
ほうれい線の近くに赤みがあると、
実際以上にほうれい線が深く見えることがあります。
理由は簡単で、「赤みは暗い場所では黒っぽく見える」からです。
特に鼻の横では、鼻翼基部のくぼみの影に赤みが重なると、
「急にほうれい線が深くなった」と感じやすくなります。
このような場合、まずは赤みに対する治療を優先し、
赤みが落ち着いた後も構造的なくぼみや影が気になる場合は、
美容皮膚科での注入治療などを検討すると良いでしょう。
▶︎[暗い場所でほうれい線が目立つ理由と対策法をみる>]
▶︎[鼻の横のくぼみの最適な治療法をみる>]
よくある質問(FAQ)
Q. ほうれい線の赤みは何科に行けばいい?
A. まずは皮膚科の受診が適切です。
Q. 赤みはどれくらいで治る?
A. 原因によります。数週間で改善するものもあれば、数か月かかることもあります。
Q. メイクはしてもいい?
A. 赤みが強いうちはできる限り控えるのが理想的ですが、
必要な場合は低刺激で、こすらずに行うことが前提です。
「ほうれい線の赤み」に対する当院の立ち位置について
当院・東京リンクルクリニックは、
ほうれい線治療を専門とするクリニックです。
ただし、本記事で解説した
「赤みそのものの治療」には対応していません。
赤みが落ち着いた後に、
「それでもほうれい線の溝が気になる」
「セルフケアでは限界を感じている」という方に対しては、
安全性と効果を両立したグロースファクター治療をご提案しています。
無料カウンセリングも行っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
ご相談メールには、本記事を執筆している院長の私がすべて丁寧にお返事しています。

