

著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「グロースファクターって聞いたことあるけど、結局それって何?」
もしかしたら、そんな疑問を抱えたまま「美容クリニックでよく見かけるワードだな」と思っていませんでしたか。
「しわが消える魔法の注射?」とか、「単なるお肌のトリートメント的な薬剤?」とか、
中には「噂だと顔にしこりができるらしい…」なんて思っている方もいるのではないでしょうか。
実はこのグロースファクター、最近流行りの単なる肌育治療ではありません。
ましてやリスクだらけの怪しい治療でもありません。
肌のコラーゲンを生成し、しわを根本から改善する「本物」の力を持つ治療なのです。
さらに、グロースファクターは私たちの体内にもともと存在する成分なので、適切に扱えば安全性も抜群。
特にほうれい線に悩む方には、救世主のような存在です。
この記事では、「グロースファクターって結局何?」という素朴な疑問にお答えするとともに、その効果や安全性についてわかりやすくお伝えします。
読み終えた頃には、「なんだ、もっと早く知りたかった!」と思うはずです。
目次
- グロースファクターに関する基本知識
- グロースファクター治療のメリット
- グロースファクター治療のデメリット
- グロースファクター治療のクリニックによる格差
- 当院のグロースファクター治療の特徴
- グロースファクター治療が最適なのはほうれい線
- グロースファクター治療のプロセスと所要時間
- グロースファクター治療にかかる費用
- グロースファクター治療は若々しい肌への近道
- グロースファクター治療に関するよくあるご質問
- カウンセリング当日の施術は可能ですか?
- 施術後の通院は必要ですか?
- ほうれい線へのグロースファクターの追加注入の費用はどのくらいかかりますか?
- 施術後のメイクや美容ケアはいつから可能ですか?
- 施術後の入浴やサウナはいつから可能ですか?
- ほうれい線の片側のみの施術は可能ですか?
- マリオネットラインへのグロースファクター注入は可能ですか?
- グロースファクターはヒトや動物由来ですか?
- グロースファクター施術後に妊娠した場合、胎児への影響はありますか?
- グロースファクターに発がん性はありますか?
- グロースファクターがよけいな部分まで広がることはありませんか?
- グロースファクターの注入部位が膨らみ続けるリスクはありますか?
- グロースファクターで効果が出た部分は、触るとわかりますか?
- グロースファクターでほうれい線の周囲のたるみを改善できますか?
- ほうれい線に以前ヒアルロン酸注入をしましたが、どうすればよいですか?
- ほうれい線に以前FGFやPRPなどの再生治療を受けましたが、施術は可能ですか?
- ほうれい線にボトックスを打ちましたが、期間を空ける必要はありますか?
- グロースファクター治療後、時間が経つと劣化することはありますか?
- グロースファクターによるほうれい線治療は何歳で受けるのがベストですか? 高齢でも効果はありますか?
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グロースファクターに関する基本知識
グロースファクターとは?成分は何?
グロースファクターとは、もともと私たちの体内に存在する「成長因子」と呼ばれる物質で、肌の若々しさを維持するために重要な役割を果たしています。
この成長因子は皮膚の線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンを生成するはたらきがあります。
これにより肌のハリや弾力が保たれ、健康的で若々しい肌が維持されているのです。
しかし、加齢や外的ダメージ(乾燥・紫外線など)によりコラーゲンやエラスチンは徐々に減少し、それを修復する線維芽細胞自体もダメージを受けて減っていきます。
さらに、線維芽細胞を活性化するグロースファクターも20代を過ぎると急激に減少し、その後も減り続けることが知られています。
その結果、皮膚の修復がうまくいかずハリや弾力が低下し、しわができやすい状態になってしまいます。
このような肌の老化を防ぎ若々しさを取り戻すためには、グロースファクターを補い線維芽細胞を再活性化することが重要です。
グロースファクター治療とは?効果は?
グロースファクター治療とは、皮膚にグロースファクターを補充することで線維芽細胞を活性化し、コラーゲン生成を促して肌のハリや弾力を改善し、しわを根本から修復する治療法です。
気になる部分にグロースファクターを1回注入するだけで確実なしわの改善効果が得られます。
そしてその効果は数年〜10年以上続きます。
ここからはグロースファクターによるしわ治療について簡単に解説します。
グロースファクター治療のメリット
まずは、しわ改善おけるグロースファクター治療の優秀な点から見てきましょう。
効果が長期間続く
グロースファクターはたった1回の治療で、数年〜10年以上のしわの改善効果が得られます。
グロースファクターそのものは、約半年ほどで皮膚の中で消失しますが、グロスファクターによって生成されたコラーゲンは数年またはそれ以上長く残るため、効果を長期間にわたり実感できます。
また、グロースファクターにはしわの改善だけでなく、しわの進行を予防する効果もあるため、治療した場合とそうでない場合を比べると、10年後の肌の状態に明らかな差が出てきます。
1回の治療で効果が得られる
しわが深い場合は、十分な効果を得るため2回以上の治療が必要なケースもありますが、ほとんどの場合、1回の治療で効果を実感できます。
たった1回の注射の治療で、長期にわたる確実な効果が出せる治療は、経験上グロースファクター以外他にはありません。
ダウンタイムがほとんどない
グーロスファクターは極細の針で注射を打つだけの治療のため、ダウンタイムはほとんどありません。
注入直後は軽度の赤みやむくみが出ることがありますが、通常翌日にはほとんどわからなくなります。
まれに内出血を起こすことがありますが、メイクでカバーできる程度です。
したがって、治療後も仕事のお休みなどをとる必要はなく、普段と同じように過ごせます。
安全性が高い
グーロスファクターはもともと私たちの体の中に存在し、皮膚の正常な機能を保つために作用している物質であるため、適切な治療法をおこなえば安全性に問題はありません。
動物由来の成分ではないため、アレルギー反応を起こす可能性はきわめて低く、また、プラセンタ注射やエクソソーム点滴のように、治療後に輸血ができなくなるなどの制限は生じません。
肌の老化の予防につながる
グロースファクターの注入によりコラーゲンが生成されてしわが改善するだけでなく、この増えたコラーゲンが皮膚の一部となり長期的に維持されることで、治療後のしわやたるみの予防につながります。
すなわち、現状の若返り効果に加え、将来的な老化予防の面でも有意義な治療です。
たとえば今施術を受けた場合、数ヶ月以内に若返り効果が実感でき、その後も長年にわたり効果が持続します。
その後10年以上経つと自然老化の影響が無視できなくなってきますが、10年後に同年代の方と比較すると、明らかに老化の進行が抑えられていることに気づけるはずです。
ほうれい線の根本的な治療法である
グロースファクターは、ヒアルロン酸のような「しわを一時的にふくらませて目立たなくさせる対症療法」ではなく、「皮膚のコラーゲン生成を促進ししわを根本から改善する治療」です。
特に、顔のしわの中でも悩んでいる方が圧倒的に多い「ほうれい線」は、ほとんどのケースで皮膚のコラーゲンの減少が大きな要因となって生じます。
ここにグロースファクターを補充することで、コラーゲンが生成され、ほうれい線が確実に改善し、治療後も長年にわたりほうれい線の予防効果が続きます。
まさにグロースファクターは、ほうれい線の根本的治療法および予防法であるといえます。
グロースファクター治療のデメリット
一方で、グロースファクターには注意すべき点もあります。
効果がでるまでに時間がかかる
グロースファクターはヒアルロン酸のような即効性がなく、徐々に効果の出てくる治療です。
治療後はじわじわと効果がみられ、約半年かけて効果が最大限となり、その効果が数年またはそれ以上続きます。
実際には、治療後約1ヶ月である程度の効果を実感できる場合が多いです。
しこりやふくらみ過ぎのリスク
グロースファクターのリスクとして、ごく稀にしこりや凹凸の形成、注入部分がふくらみ過ぎることがあります。
これは、過度な注入や目の下への注入をおこなった場合、またPRPや脂肪やヒアルロン酸など他の成分と混ぜて注入した場合など、不適切な使用をおこなった場合に起きる可能性があります。
当院ではこのようなことは一切おこなっておらず、ほうれい線治療に最適なグロスファクターの製剤を使用し、投与量や注入する深さなどを徹底的に研究した上で、安全性を最優先に考えた治療をおこなっています。
グロースファクター治療のクリニックによる格差
一言で「グロースファクター治療」といっても、クリニックや医療機関によって実際の治療の内容は大きく異なります。
使用するグロースファクターの製剤の違い
「グロースファクター」という同じ名前の製剤でも、クリニックによってその配合成分量や濃度、実際の投与量など内容が大きく異なります。
中には、グロースファクター以外にPRPなど他の成分をプラスした製剤を使用しているクリニックもあり、しこりやふくらみ過ぎのリスクにつながるため特に注意が必要です。
グロースファクターの投与方法の違い
実際にグロースファクターの製剤を、どのような手段や方法で皮膚の中に入れるかはクリニックによって異なります。
- 医師が直接注射で手打ちする
- ポテンツァや水光注射などのニードル式の機械で注入する
- イオン導入やエレクトロポレーションなどの電極式の機械で導入する
- ダーマペンやピーリングの後に皮膚に直接塗布する
など実に多様です。
それぞれの施術方法によって、グロースファクターが皮膚の中に到達する割合や深さも異なるため、効果の出方にも差が出ます。
また、施術する医師や看護師の技術の差も効果に影響します。
効果や仕上がりの違い
このように、同じ名前の「グロースファクター治療」でも、クリニックや施術者によって期待できる効果には差があります。
場合によっては、効果が乏しい、リスクが高い、予期せぬ副作用がある、などの可能性もあります。
そのため、製剤の内容や施術方法の確認、症例写真の吟味、実際にカウンセリングを受けてよく検討することなどが重要です。
当院のグロースファクター治療の特徴
お話したとおり、クリニックによって異なる「グロースファクター治療」ですが、当院では以下にもとづいて治療をおこなっています。
最適な製剤と注入量で効果を最大限・リスクを最小限に
グロースファクターは1回あたりの注入量が少なすぎると、効果が不十分であったり、効果を得るまでに複数回の治療が必要になります。
逆に、注入量が過剰な場合、しこりやふくらみ過ぎのリスクが高まります。
当院では、グロースファクターの配合量や濃度、1回あたりの注入量が最適となるよう解析を重ね、注入技術にもこだわった独自の治療を取り入れております。
他の成分を混ぜない安全性重視の製剤を使用
前述のとおり、グロースファクターにPRPなど他の製剤を混ぜて打つと、しこりやふくらみ過ぎのリスクが高くなります。
当院のグロースファクターは安全性を第一に考え、主成分以外に他の成分をプラスしていません。
熟練の医師による手打ちの注射
当院では、グロースファクター治療の経験を積んだ医師が、手打ちの注射で直接治療部位に薬剤を注入します。
そのため、機械など他の注入方法に比べて、注入量や注入する深さなどを的確に微調整することができます。
これによりリスクを最小限に抑え、効果を最大限に出すことが可能です。
グロースファクター治療が最適なのはほうれい線
グロースファクター治療をほうれい線に特化する理由
当院では、グロースファクター治療を「ほうれい線」のみに特化しておこなっています。
その理由は、ほうれい線が皮膚のコラーゲン減少を主因とするしわであり、グロースファクターのコラーゲン生成促進効果が、根本的な改善に最適であるためです。
この治療は、若い頃の肌の状態に近づけるだけでなく、自然で満足度の高い仕上がりを実現します。
さらに、ほうれい線はお顔のしわの中でも、見た目年齢に特に大きな影響を与える箇所であり、多くのお客様からの相談が寄せられる部位でもあるため、当院では特に力を入れて取り組んでいます。
個々の症状に合わせたカスタマイズ治療
当院のグロースファクター治療は、あらゆるタイプのほうれい線に対応可能なカスタマイズ治療を提供しています。
- 深く沈み込んだほうれい線
- 浅く目立ち始めたほうれい線
- 皮膚の表面にくっきり刻まれたほうれい線
- 笑ったときに目立つほうれい線
- 予防目的でのほとんど目立たないほうれい線
これらすべてに適応し、年齢や性別に関係なく、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療をおこないます。
治療後1ヶ月から半年で確実な効果を実感でき、ほうれい線に対する根本的な改善が期待できます。
グロースファクター治療のプロセスと所要時間
グロースファクター治療の所要時間
来院から帰宅されるまで、グロースファクター治療にかかる時間は、
カウンセリングのみの場合約40分〜1時間、
当日そのまま施術を希望される場合は約2時間が目安です。
グロースファクター治療の来院後の流れ
1.カウンセリングと診察
お悩みやご希望を丁寧にヒアリングし、最適な治療計画をご提案します。
2.施術部位の写真撮影
治療の前後の状態を比較するために、カルテ用の写真を撮影します。
無断で第3者に公開するようなことはいたしません。
3.麻酔クリームの塗布
痛みを最小限にするため、施術部位に麻酔クリームを塗布し、麻酔が効くまで時間をおきます。
4.グロースファクター注入
医師が丁寧に注入し、注入量や深さを微調整します。
5.アフターケアと説明
施術後は内出血防止のため圧迫止血をおこない、術後のケア方法を説明します。
6.スムーズにご帰宅
止血を確認し、終了です。
治療後はすぐに日常生活に戻れる手軽さが特徴です。
グロースファクター治療にかかる費用
当院のグロースファクター治療は、左右両側のほうれい線に対する治療が 180,000円(税込) でご利用いただけます。
なお、治療範囲は「小鼻の両脇から口角の横まで」のほうれい線部分であり、マリオネットラインは含まれません。
この料金にはカウンセリング代や麻酔代がすべて含まれており、追加費用は一切発生しません。
安心して治療を受けていただけます。
グロースファクター治療は若々しい肌への近道
グロースファクター治療は、ほうれい線を始めとするしわに対する根本的な解決策です。
この治療では、私たちの体の中に存在する成分「グロースファクター」を皮膚に補充することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
その結果、肌のハリや弾力がよみがえり、しわの根本な改善が期待できます。
特に、ほうれい線治療においては、1回の施術で数年以上効果が持続し、その後のしわの予防にもつながる画期的な方法です。
施術後のダウンタイムはほとんどなく、リスクを最小限に抑えた安全性の高い治療です。
当院では、経験豊富な医師がお客様一人ひとりの状態に合わせた施術をおこない、効果を最大限にできるよう努めております。
ほうれい線のお悩みを根本から解決したい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
グロースファクター治療に関するよくあるご質問
カウンセリング当日の施術は可能ですか?
はい。ご希望される場合は、ご予約の際にその旨をお伝えいただけますと幸いです。
施術後の通院は必要ですか?
特に必要はありません。
施術の経過についてご不安やご不明点がある場合は、メールやお電話でのご相談も承っておりますが、ご来院を希望される場合は遠慮なくご連絡ください。
ほうれい線へのグロースファクターの追加注入の費用はどのくらいかかりますか?
初回の半額の¥90,000(税込)で承ります。
施術後のメイクや美容ケアはいつから可能ですか?
メイクや日焼け止めの使用は、1時間後から可能です。顔のエステやマッサージなどは、1カ月後から可能となります。
施術後の入浴やサウナはいつから可能ですか?
通常の入浴は、長時間でなければ当日から可能です。
ただし、サウナ・温泉・過度の飲酒・運動など、体が温まることで血行が良くなる行為は、1週間控えることで腫れや内出血のリスクを最小限に抑えられます。
ほうれい線の片側のみの施術は可能ですか?
可能ですが、左右のバランスを考慮するとお勧めできません。
片側のみの施術をおこなうと、後になって施術していない側が気になってしまうケースが非常に多く、追加施術を希望される方もいらっしゃいます。
そのため、最初から両側を同時に施術した方が、回数を最小限に抑えられ、仕上がりのバランスも整いやすく、費用面でも合理的です。
マリオネットラインへのグロースファクター注入は可能ですか?
マリオネットラインは、ほうれい線よりも頬のたるみの影響が強く、バッカルファットやジョールファットなどの下垂が主な原因です。
そのため、グロースファクターでハリを出してもほうれい線のような大きな改善は期待できず、根本的な治療にはフェイスリフトや糸リフトが必要です。
そのため、当院ではグロースファクターによるマリオネットラインの治療は適応外としています。
グロースファクターはヒトや動物由来ですか?
グロースファクターはもともと皮膚に存在するタンパク質の一種ですが、当院のグロースファクターは人工的に合成された製剤を採用しています。
ヒトや動物由来のものではないため、製剤によるアレルギー反応が起きる可能性はきわめて低く、未知のウイルスなどによる感染のリスクもありません。
グロースファクター施術後に妊娠した場合、胎児への影響はありますか?
グロースファクター施術後に妊娠しても胎児への影響はありません。
もともと体内にある安全な成分で、注入部位のみに作用するためです。
ただし、不安を避けるため妊娠中・授乳中の施術はご案内しておらず、施術後は3ヶ月間の避妊をお願いしています。
グロースファクターに発がん性はありますか?
グロースファクターはもともと体内に存在する成分であり、それ自体に発がん性はありません。
ただし、すでにがん細胞がある部位に注射すると増殖を助ける可能性があるため、施術前に注入部位に皮膚がんの有無を確認することが必要です。(通常、皮膚がんがある場合は見た目の異常があるため、判断が可能です。)
また、グロースファクターは注入部位のみに作用するため、全身への影響はありません。
グロースファクターがよけいな部分まで広がることはありませんか?
グロースファクターが必要以上に広がり、予期しない部位に影響を及ぼすことはこれまで一度も報告されていません。
そもそも、グロースファクターは過剰に作用することはなく、ターゲットとなる部位にのみ働きかけます。
基本的に、皮膚が薄くなった部分や弱くなった部分に対してコラーゲンの生成を促進するため、不必要な部位に影響を与える心配はありません。
グロースファクターの注入部位が膨らみ続けるリスクはありますか?
当院のグロースファクターは、施術後約1ヶ月で効果をある程度実感できる場合が多く、その後3〜6ヶ月かけて徐々に効果が現れ、半年後に効果が最大限となり、その状態が数年以上にわたりキープされる治療です。
注入部分が半年以上経っても膨らみ続けるといった現象は起こりませんので、ご安心ください。
グロースファクターで効果が出た部分は、触るとわかりますか?
グロースファクターはボリュームを増やすものではなく、皮膚のハリを向上させる治療であるため、施術後に膨らんで不自然な感触になることはありません。
施術部位を触ってもほとんど違和感はなく、どこに注射したか分からない程度です。
わずかにハリ感を感じることはありますが、極端な変化ではなく、脂肪注入やヒアルロン酸のような異物感もほぼありません。
グロースファクターでほうれい線の周囲のたるみを改善できますか?
グロースファクターでは頬のたるみは改善できません。
特に、ほうれい線内側のふくらみは皮膚のたるみによるもので、根本的な解決にはフェイスリフトなどの手術が必要です。
また、加齢に伴い皮膚が内側に寄り、ふくらみが悪化する可能性がありますが、これは自然な老化現象であり、グロースファクターの効果とは別の問題となります。
ほうれい線に以前ヒアルロン酸注入をしましたが、どうすればよいですか?
以前ほうれい線にヒアルロン酸を注入した場合、まだ残っている可能性があります。
自然に吸収されるのを待つか、早く溶かしたい場合はヒアルロニダーゼで溶解できます。
特に、ヒアルロン酸がダマになって固まっているような場合は、自然に吸収されにくく、しこりとして残ることがあるため、溶解が必要です。
また、見た目では分からなくても残存している可能性があり、そのままグロースファクターを注入した場合、しこりや膨らみすぎのリスクにつながるため、事前の溶解を推奨します。
溶解後、問題がなければ1週間程度でグロースファクターの施術が可能です。
ほうれい線に以前FGFやPRPなどの再生治療を受けましたが、施術は可能ですか?
FGFやPRPの施術後、半年以上経過していれば、当院でのグロースファクターの施術は可能です。
ただし、前回の施術から時間が経過していても、完全に影響がなくなったわけではなく、以前に増生したコラーゲンが多少残っている可能性があります。
そのため、グロースファクターを追加することにより、コラーゲンの過剰な生成が起こり、凹凸が生じるリスクがわずかにあります。
したがって、当院では安全性を優先し控えめに投与をおこなうため、効果が不十分な場合は追加施術が必要になる可能性があります。
ほうれい線にボトックスを打ちましたが、期間を空ける必要はありますか?
ボトックス後は、内出血などのダウンタイムが落ち着いていれば、特に期間を空ける必要はなく、いつでも施術が可能です。
グロースファクター治療後、時間が経つと劣化することはありますか?
施術後数年間は効果が維持されますが、10年単位では紫外線や自然老化の影響により、多少の変化が生じる可能性があります。
ただし、ヒアルロン酸のように吸収されて効果がなくなるものではなく、生成された自身のコラーゲン組織は長期にわたり残存し、たるみの予防的効果を発揮し続けます。
そのため時間が経過しても、施術しなかった場合と同程度の状態に戻ることや、むしろ施術しなかった場合と比べて劣化するといった現象は起こりえません。
グロースファクターによるほうれい線治療は何歳で受けるのがベストですか? 高齢でも効果はありますか?
ほうれい線の進行には個人差があるため、「気になったら受ける」のが最適です。
特に40代頃からコラーゲンの減少が顕著になるため、しわが深く刻まれる前に早めの施術が効果的です。
また、70代以上の高齢でも改善は期待でき、実際に多くの方が受けられています。
ただし、ほうれい線が深い場合は追加治療が必要になることもあり、皮膚の表面に刻まれてしまったしわに関しては完全には消えない可能性がある点はご理解ください。