説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
ドクター紹介はこちら

ふと鏡を見たとき、以前より深く見えるほうれい線。
「これ、治したい。でも失敗は怖い…」
そんな不安を抱えて、このページにたどり着かれたのではないでしょうか。

美容医療を調べるほど目に入る
「グロースファクターはやめたほうがいい」
という強い言葉。

しこり、凹凸、効果がないという口コミ…。
何を信じていいのか分からなくなるのも当然です。

結論から言うと、
グロースファクターは“誰にでも”“どこにでも”勧められる治療ではありません。
しかし、条件が合えばとても自然で長期的な改善が期待できる治療でもあります。

この記事では、ほうれい線治療専門クリニックとして、
「やめたほうがいいと言われる理由」と「実際の安全性」
そしてどんな人に適応があるのかを、誠実にお伝えします。

不安なまま進める必要はありません。
まずは正しい情報から、安心して読み進めてください。

目次

【結論】グロースファクターは「誰にでもおすすめ」の治療ではありません

やみくもに受けるのは“やめたほうがいい”3つの理由

グロースファクターは「自然に若返る」効果が期待できる一方で、次のような特性があります。

  1. 適応や施術を誤ると、凹凸やしこりができる可能性がある
  2. 部位によるリスクの差が極めて大きい(特に目の下は非常に難易度が高い)
  3. 医師の診断力・注入技術・製剤管理によって結果に大きな差が出る

つまり、「どこでも誰でも簡単にできる治療」ではありません。

皮膚の厚み、骨格の支え方、表情の動き――
これらの条件が揃うことで初めて安全に、自然な変化が得られます。

その中でも、「ほうれい線」は比較的リスクをコントロールしやすい適応部位です。

▶︎[グロースファクター治療のリスクについてみる>

適切に行えば、しわの改善に合理的な治療になりうる

グロースファクターは、
皮膚の線維芽細胞を活性化してハリや弾力をゆっくり底上げする再生型の治療です。

そのため、

  • 表情に馴染みやすく
  • ボリュームで不自然に盛り上がらず
  • ナチュラルに改善し
  • 数年単位で維持しやすい

というメリットがあります。

しわの原因が「皮膚の菲薄化・ハリの低下」にあるタイプの方には、
非常に合理的な選択肢となります。

▶︎[グロースファクター治療の詳細をみる>

そもそもグロースファクター治療とは?成長因子注入の基本

成長因子とコラーゲン生成の関係

グロースファクター(成長因子)は、皮膚内部の細胞(線維芽細胞)に働きかけ、
コラーゲン・エラスチンを増やし、肌の土台を強くする物質です。

加齢とともに減少する「ハリ」や「弾力」を肌自体の力で再生させていきます。

ただし、他の注入治療のように「入れた瞬間に変化する」わけではありません。
皮膚の構造そのものを整えていくため、

• 変化はゆっくり少しずつ
• しかし長期的に安定
• 表情の動きに一体化する自然な改善

が得られます。

▶︎[成長因子による注入治療の詳細をみる>

主な適応部位:ほうれい線・その他の浅いしわ

グロースファクターが特に綺麗に効きやすいのは、

• ほうれい線
• その他の浅いしわ(眉間・目尻など)
• ハリの低下による影

一方で、目の下は皮膚が非常に薄い上、構造が複雑で、わずかな誤差でも凹凸が出やすい部位です。
そのため当院では、安全性を最優先し、「ほうれい線」に適応を限定しています。

▶︎[ほうれい線に特化したグロースファクター治療の詳細をみる>

「グロースファクターはやめたほうがいい」と言われる3つの要因

① しこり・凹凸・膨らみすぎなどの副作用・リスクへの不安

ネットで見られる失敗例の多くは、

• ハイリスク部位への安易な投与
• 過剰な投与・混合投与
• 皮膚の厚み・骨格を無視したデザイン
• 製剤管理の不備

といった“設計段階のミス”が原因です。

特に目の下のような皮膚が薄く繊細な部位では、わずかな誤差が凹凸として現れやすいと言えます。

▶︎[グロースファクターのしこりや膨らみすぎを徹底回避する方法をみる>

② 効果が分かりにくい、変化が少ないという声

グロースファクターは“即効性”の治療ではありません。
また、ヒアルロン酸のように、皮膚を深部から大幅に膨らませる治療ではありません。

皮膚の構造が時間がゆっくりと時間をかけて整っていくため、

  • 1〜6ヶ月かけてじわじわと少しずつ変化
  • ボリュームアップせず自然に肌が再生ししわが浅くなる

という効果の出方をします。

そのため、即効性を求める方や、大きなボリューム変化を求める方には不向きです。

▶︎[グロースファクターとヒアルロン酸の違いをみる>

③ クリニックによって治療の内容に大きな差がある

グロースファクター治療は、“名称は同じでもクリニックによって中身が違う”治療です。

• 製剤の濃度・構成成分
• 注入層・注入量
• 打つ位置の精密さ
• 医師の経験・症例数
• 使用する針・注入法
• 施術後フォローの体制

これらがクリニック間で大きく異なるため、結果として効果やリスクにばらつきが見られ、
「危険」「やめたほうがいい」と言われることがあります。

▶︎[当院グロースファクターの症例写真をみる>

実際に起こりうる副作用・リスクと安全性の「本当のところ」

腫れ・内出血・痛みなど、注入治療全般のリスク

これはグロースファクターに限らず、
針を用いる治療すべてに共通する一般的な反応です。

いずれも経過とともに自然に落ち着きます。

▶︎[グロースファクターのダウンタイムの詳細をみる>

しこり・凹凸・膨らみが出るケースとは?

以下の状況でリスクが高まります。

• 他薬剤(PRP・ヒアルロン酸など)との混合投与を行った場合
• 投与量・濃度が過剰な場合
• 目の下など高度な判断が必要な部位へ安易に注入した場合

当院では製剤の管理を徹底した上で、施術部位をほうれい線に限定し、安全性を確保しています。

▶︎[しこりや膨らみすぎのリスクを限りなくゼロにする方法をみる>

他の注入治療とのリスク比較

注入治療の“本質的なリスク”を整理すると、
実は以下の2つに集約されます。

血流障害(血管閉塞)が起こり得るかどうか
② 肌表面のトラブル(凹凸・硬さ・しこり)が起こり得るかどうか

この2軸で見ると、各治療の性質が一気に理解できます。

注入治療のリスク比較表

治療法

血流障害

凹凸・しこり

特徴

ヒアルロン酸注入

あり

あり

最も塞栓リスクが高く、壊死・失明の危険性

脂肪注入

あり

あり

血流障害のリスク、表面トラブルの頻度も高い

グロースファクター

なし

あり

部位・投与量・注入技術が仕上がりを左右

PRP

なし

あり

反応の個人差が大きく、効果に限界あり


1. ヒアルロン酸注入

〈最も懸念される“血流障害リスク”を持つ〉

  • 血流障害 → 皮膚壊死や失明の可能性
  • 特にほうれい線基部は血管が密集
  • 部位によっては扱いが非常にシビアな治療

→血流障害は最も重篤なリスクとして警戒される。

▶︎[ヒアルロン酸注入のリスクについてみる>

2. 脂肪注入

〈脂肪塞栓のリスクあり。表面トラブルは全注入治療で最多〉

  •  脂肪による血管塞栓は起こると重篤
  • 脂肪の定着のムラ → 凹凸・硬さ・しこり
  • 修正も困難

→血流障害+表面不整の両リスクを持つ治療。

▶︎[ほうれい線の脂肪注入の詳細をみる>

3. グロースファクター

〈血流障害の心配はゼロ。ただし“施術ミス”で凹凸やしこりのリスク〉

  • 液体製剤であるため血流障害のリスクなし
  • 投与量・注入層・適応部位を誤ると表面不整
  • 技術差が出やすいが、正しく行えば最も自然で長期的

→ 最大リスクは“誤った施術による凹凸”。

▶︎[グロースファクターのリスクについてみる>

3. PRP

〈個人差が強く、均一な仕上がりになりにくい〉

  •  線状の硬さや効果のムラがでる可能性
  • ハリ改善効果が期待できるが、確実性に乏しい

▶︎[PRPとグロースファクターの違いをみる>

以上の結論としては、

  •  血流障害はヒアルロン酸と脂肪注入に存在
  • 表面の凹凸・硬さ・しこりのリスクはすべての注入治療に共通
  • “安全性”は治療そのものより、適応判断と医師の技術が左右する

当院のグロースファクターが“安全第一、かつ効果的”な理由

当院は “ほうれい線治療に特化したクリニック” として、
グロースファクターもほうれい線に限定して提供しています。

さらに、治療の質と安全性を担保するために、
以下の3つを徹底しています。

① ほうれい線に特化しているから、適応外には投与しない

グロースファクターは「どこにでも打てる治療」ではありません。

特に目の下は、

• 皮膚が極薄
• 構造が複雑
• 凹凸リスクが極めて高い

そのため、当院では一切行っていません。

→均一に効果が出やすい “ほうれい線に限定”することで安全性を最大化しています。

▶︎[ほうれい線に特化したグロースファクターの詳細をみる>

② リスクの高い混合投与を一切行わない

ヒアルロン酸やPRPなどの別成分を成長因子に混ぜて行う“混合投与”は、
成分同士の相互作用により、
グロースファクターの持つ“自然な再生”が乱れる原因になります。

そのため当院では、

• 混合投与を一切行わない
• 同一部位に異なる治療を併用する場合は十分な期間を空ける、または
• 既往の製剤の効果を一度リセット(ヒアルロン酸を溶解するなど)してから施術を行う

という原則を徹底しています。

→これが“やりすぎないのに、綺麗に仕上がる”理由の一つです。

▶︎[当院グロースファクター治療の詳細をみる>

③ 投与量・深さ・濃度・注入デザインを症例ごとに厳密管理

グロースファクターで最も重要なのは、
「どれだけの量を」「どの層に」「どんな濃度で」入れるかです。

当院では、

• 骨格・皮膚の厚み・脂肪量の判断
• 写真による詳細分析
• 表情の癖の同定
• 光の当たり方による影の出方
• 加齢進行の方向性

まで確認し、症例ごとに完全にカスタムした注入設計を行っています。

→他院が真似できない、専門特化クリニックならではの精密さです。

▶︎[当院グロースファクターの症例写真をみる>

まとめ|グロースファクターは「やみくもに勧めない」からこそ、安全で自然な治療になる

グロースファクターには“不安な情報”が多い治療ですが、
それは治療そのものより製剤の質・施術部位・医師の技術差に起因します。

正しく行えば、

• 自然な仕上がり
• 長期持続性
• 表情に馴染む
• やりすぎ感がない

という、非常に魅力的な治療です。

特に皮膚のハリが低下することで現れる“ほうれい線”のお悩みには、理にかなった選択肢です。

当院はほうれい線治療を専門に行っており、患者様のご状態やご希望に応じて、最適な治療法をご提案いたします。

無料カウンセリングも実施しており、お寄せいただいたご相談メールには、本記事を執筆している院長の私がすべて丁寧にご返信いたします。
ほうれい線でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。