
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「スマホを使っているせいか、なんだか顔が老けてきた気がする…」
「もしかして、ほうれい線を悪化させてる?」
ふとそんな疑問を感じたことはありませんか?
実際に「スマホの見過ぎで顔が老化する」といった情報も目にしますが、
結論から言うと、スマホの使用そのものが、
直接ほうれい線の原因となるわけではありません。
しかし──
スマホの使い方によっては、ほうれい線を目立たせ、
しわを定着させる習慣を日常的に作ってしまう場合があります。
俯いた姿勢、無表情、そして同じ状態が長時間続くこと。
これらの条件が重なることで、本来は一時的なものだった影や癖が、
徐々に「戻らない線」へと定着していきます。
本記事では、ほうれい線治療専門クリニックの院長である私が、
スマホがほうれい線を悪化させる本当の原因と、
今日からできる対策法、そして根本的な改善方法まで、詳しく解説します。
目次
スマホでほうれい線が悪化する3つの原因

①俯き姿勢|重力で頬が下がり「たるみによる影」が強くなる
スマホを見るとき、多くの人は無意識に顔を下に傾けています。
この“俯き姿勢”が、ほうれい線を目立たせる大きな原因になります。
顔の中でも頬(中顔面)は、脂肪と皮膚で構成された“重さのある組織”です。
これが下方向に引っ張られると、
鼻の横から口元にかけて段差が生まれ、影として現れます。
本来であれば、正面を向いた状態ではそこまで強く出ない影でも、
俯くことで重力の影響が強調され、
実際以上にほうれい線が深く見える状態になります。
さらに、この姿勢が長時間続くと、
皮膚が折れ曲がる状態が継続し、徐々に“折れ癖”として残りやすくなります。
▶︎[ほうれい線の折れ癖とは?原因と対策法をみる>]
②無表情|筋肉が動かないことで口元の支えが衰える
スマホを見ているとき、人は驚くほど表情が動いていません。
会話をしているときや笑っているときは、
頬や口元の筋肉(表情筋)が自然に動き、皮膚や脂肪を支えています。
しかし、スマホに集中している時間は
・口角が下がる
・頬が動かない
・同じ表情が続く
といった状態になりやすく、筋肉の動きが極端に減少します。
その結果、血流の低下や筋肉の機能低下が起こり、
口元の支えが弱くなっていきます。
③長時間の使用|“一時的な線”が元に戻らず固定化していく
スマホによる影響で最も見逃されがちなのが、
「同じ状態が長時間続くこと」そのものです。
ほうれい線は、最初から深く刻まれているわけではありません。
多くの場合は、
・姿勢による影
・表情による一時的なしわ
・乾燥による小じわ
といった“元に戻りやすい状態”から始まります。
しかし、スマホの長時間使用によって
・同じ姿勢が続く
・同じ表情が続く
・同じ部位に圧がかかる
といった状態が習慣的に持続すると、
皮膚はその形を“クセ”として記憶していきます。
これがいわゆる折れ癖の定着であり、
最初は一時的だったラインが、
やがて常に残るほうれい線へと変化していきます。
▶︎[ほうれい線が元に“戻らなくなる”原因と対策法をみる>]
ブルーライトや電磁波の影響は限定的

スマホによる影響として、ブルーライトや電磁波を心配する方もいます。
しかし結論から言うと、
これらがほうれい線の主な原因になる可能性は高くありません。
ブルーライトは酸化ストレスや色素沈着との関連が指摘されることはあるものの、
皮膚の深い層(真皮)に大きなダメージを与え、
ほうれい線のような構造的なしわを直接悪化させる根拠は現時点では不十分です。
また、スマートフォンから発せられる電磁波についても、
皮膚の老化やたるみに明確に関与するという明確なエビデンスはありません。
スマホ習慣を変えてほうれい線の悪化を防ぐ対策

①姿勢を変える|画面の位置を上げるだけで影は変わる
最も効果が大きいのは、スマホを見る角度を変えることです。
顔を下げるのではなく、
スマホを目の高さに上げるだけでも、頬の下垂は大きく軽減されます。
また、肘を支えることで腕の負担を減らし、
無理なく姿勢を維持しやすくなります。
②無表情をリセットする|小さな動きで筋力を維持する
長時間スマホを見る場合でも、
意識的に口元や頬を動かすことで、筋肉の機能低下を防ぐことができます。
例えば、
・軽く口角を上げる
・たまに口を動かす
といった簡単な動きでも十分です。
重要なのは、トレーニングではなく
“動かさない時間を減らすこと”です。
③長時間のスマホ使用を避ける|「ダラダラ続けない」ことが最大の予防
ほうれい線にとって問題なのは「使うこと」ではなく、
同じ状態が長時間続くことです。
そのため、
・一定時間ごとに顔を上げる
・姿勢をリセットする
といった習慣を取り入れるだけでも、悪化を防ぐことができます。
▶︎[ほうれい線の正しいセルフケア方法をみる>]
▶︎[ほうれい線の予防に有効なケア&治療法をみる>]
それでもほうれい線が気になる場合は美容医療の検討を
セルフケアでできるのは、あくまで「悪化を防ぐ」ことが中心です。
すでに
・線がくっきり刻まれている
・明るい場所でも影が目立つ
・笑った後に折れ癖が戻らない
といった状態であれば、
皮膚や脂肪の構造的な変化が関与している可能性が高く、
セルフケアだけでの改善は難しくなります。
このような場合は、原因に応じて
などを適切に選択することが重要です。
まとめ|スマホはほうれい線の「直接的な原因」ではないが「悪化させる習慣」

スマホは、それ自体がほうれい線を作るわけではありません。
しかし、
・俯き姿勢
・無表情
・長時間の持続
といった状態を日常的に作ることで、
ほうれい線を目立たせ、折れ癖を定着させてしまう要因になります。
まずはスマホの使い方を見直すこと。
それでも気になるほうれい線は、原因を正しく評価し、適切な治療を選ぶこと。
この2つを組み合わせることが、
最も効率よく若々しい印象を取り戻す方法です。
当院はほうれい線治療を専門に行っており、
メールでの無料カウンセリングも実施しております。
お寄せいただいたご相談メールには、
本記事を執筆している院長の私がすべて丁寧にご返信いたします。
ほうれい線でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
