説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
ドクター紹介はこちら

「正直、普段はそこまで気にしていなかったのに、写真を見たら急にほうれい線が気になりました。」

「クリームを塗る、マッサージをする、舌回しをするなど、簡単な方法で少しでも薄くできませんか?」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本格的なケアを毎日続けたいわけではない。美容医療をすぐに受けたいわけでもない。

ただ、写真を撮る日や人に会う日などに、できるだけ簡単な方法でほうれい線を目立たなくしたいということはあると思います。

ほうれい線は、簡単なセルフケアでも目立ちにくくできることがあります。

特に、乾燥によって肌表面のツヤが低下していたり、ファンデーションがほうれい線にたまっていたり、むくみによって頬が重く見えていたりする場合には、普段使っているクリームやメイクなどでも見え方が変わることがあります。

また、マッサージやツボ押し、舌回し、ガムを噛む、表情筋トレーニングなど、「簡単にできる」といわれる方法が気になっている方も多いでしょう。

東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。

ほうれい線は一つの原因だけで目立つものではありません。そのため、セルフケアも「効く・効かない」だけで判断するのではなく、何を変えられる方法なのかを知っておくことが大切です。

この記事では、クリーム、メイク、マッサージ、ツボ押し、舌回し、ガム、表情筋トレーニングなど、簡単に試しやすい方法について、期待できることと限界をわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること

  • ほうれい線を簡単に目立たなくする方法
  • クリームやマッサージで期待できること
  • 舌回し・ガム・表情筋トレーニングの考え方
  • セルフケアで変わりやすいほうれい線・変わりにくいほうれい線

「簡単な方法を試しても、ほうれい線が気になる」という方へ

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ほうれい線は簡単な方法でも目立ちにくくできる

ほうれい線を簡単に目立たなくする方法

ほうれい線が気になったからといって、最初から難しいケアを始める必要はありません。

例えば、肌が乾燥しているなら保湿する、ファンデーションがほうれい線にたまっているなら薄く整えるなど、簡単な工夫だけでも印象が変わることがあります。

特に「昨日より急に目立つ」「今日は写真だと濃く見える」という場合には、ほうれい線そのものが急に深くなったのではなく、乾燥やむくみ、メイク、光の当たり方などによって目立って見えている可能性もあります。

そのため、まずは簡単にできる方法から試してみて構いません。

ただし、ほうれい線にはセルフケアで変えやすい部分と、変えにくい部分があります。

皮膚にすでに形成された溝や、頬・鼻横などとの高低差によって生じる構造的な影は、乾燥やメイクによる見え方とは異なります。

近年の解剖学的なレビューでも、ほうれい線にはボリューム不足、組織の弛緩、筋肉の付着など異なる要因があり、複数の要因が重なっていることもあると報告されています。

つまり、「簡単な方法が効くかどうか」は、その方法が良いか悪いかだけではなく、自分のほうれい線の何が目立っているのかによって変わります。

▶︎[自分のほうれい線がどのタイプなのか詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線の「影」が目立つ原因を見る>]

参考文献:Anatomical-Based Diagnosis and Filler Injection Techniques: Nasolabial Folds. 2025. PubMed

クリーム・保湿|乾燥によるほうれい線の目立ちを整える

クリームと保湿によるほうれい線ケア

ほうれい線を簡単に目立たなくしたいとき、最初に試しやすいのが保湿です。

新しい化粧品を買う必要はなく、普段使っている化粧水、乳液、クリームなどで構いません。

肌が乾燥すると、皮膚表面のキメやツヤが低下し、細かな凹凸や影が目立ちやすくなります。

そのため、乾燥によってほうれい線が強調されている場合には、保湿によって肌表面が整うことで目立ちにくく見えることがあります。

保湿剤には、角層の水分保持や皮膚バリア機能を支える働きがあることが知られています。

難しい塗り方を覚える必要はありません。強く擦ったり揉み込んだりせず、肌へやさしくなじませる程度で十分です。

一方で、クリームによって皮膚にすでに形成されたほうれい線の溝そのものがなくなるわけではありません。

「クリームを塗った日は少し目立たないけれど、時間が経つとまた戻る」という場合には、乾燥による見え方は整っても、その下にある溝や構造的な影が残っている可能性があります。

▶︎[ほうれい線クリームで期待できる効果と限界を見る>]
▶︎[乾燥するとほうれい線が目立つ理由を見る>]

参考文献:The Skin Barrier and Moisturization: Function, Disruption, and Mechanisms of Repair. 2023. PubMed

メイク|今日すぐ目立たなくしたいときに試しやすい方法

写真を撮る日や人に会う日など、「今日だけでも目立たなくしたい」という場合には、メイクも取り入れやすい方法です。

ほうれい線が気になると、ファンデーションやコンシーラーを重ねて隠したくなるかもしれません。

しかし、厚く塗るとベースメイクが溝にたまり、表情を動かしたときにヨレたり割れたりして、かえって線が強調されることがあります。

簡単なのは、ほうれい線の上へさらに重ねるのではなく、余分なファンデーションをスポンジなどで軽く整えることです。

ほうれい線そのものをメイクで治すことはできませんが、「今日の見え方」を変えるという目的なら役立つ方法です。

また、ほうれい線だけを隠そうとするのではなく、頬などに自然なツヤを残すことで、光の当たり方によって影の印象が弱くなることもあります。

▶︎[ほうれい線を目立たなくするメイク方法を見る>]
▶︎[ファンデーションがほうれい線にたまる原因と対策を見る>]

マッサージ・ツボ押し|むくみが気になるときに試しやすい方法

ほうれい線のマッサージ

「簡単な方法」として、マッサージやツボ押しを思い浮かべる方も多いと思います。

特に、朝起きたときや寝不足の日などに頬がむくんで重く見える場合には、むくみが落ち着くことでほうれい線周囲の見え方も変化することがあります。

ただし、ここで大切なのは、ほうれい線を強く押して伸ばそうとしないことです。

強く揉む、何度も擦る、皮膚を強く引っ張るといったケアをする必要はありません。

マッサージを取り入れる場合も、目的は皮膚に形成された溝を力で消すことではなく、むくみなど一時的に見え方を強調している要因を整える程度に考えておくとよいでしょう。

「マッサージを毎日続けているのに線が残る」という場合でも、マッサージが足りないとは限りません。もともと溝や構造的な影が主体であれば、マッサージだけでは変化しにくいからです。

▶︎[ほうれい線マッサージで期待できることを詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線のツボ押しについて詳しく見る>]

舌回し・ガムなど簡単といわれる方法は?

ほうれい線のセルフケアを調べると、クリームやマッサージ以外にも、「舌回しをする」「ガムを噛む」「表情筋を鍛える」といった方法が紹介されています。

どれも特別な道具をほとんど必要とせず、自宅で試しやすい方法です。

ただ、それぞれがほうれい線の何に作用する方法なのかを分けて考えることが大切です。

舌回し・ベロ回し

舌回しは、舌を歯列に沿って動かすことで、舌や口周りを動かす運動です。

道具を使わず簡単にできるため、顔のトレーニングとして取り入れやすい方法ではあります。

一方、ほうれい線は口周りの筋肉の衰えだけでできるものではありません。

皮膚に形成された溝や頬との高低差、骨格など複数の要因が関係するため、舌回しだけで、すでに形成されたほうれい線の溝が消えるとまではいえません。

▶︎[ベロ回しでほうれい線は変わるのか詳しく見る>]

ガムを噛む

ガムを噛む方法も、「噛むことで顔の筋肉を鍛えれば、ほうれい線が薄くなるのでは」と考えて試す方がいます。

ガムを噛むと咀嚼に関係する筋肉は使われますが、咀嚼筋を動かすことと、ほうれい線を作っている溝や構造的な影を改善することは同じではありません。

そのため、「たくさん噛めば噛むほどほうれい線が消える」と考える必要はありません。

普段ガムを噛む習慣がある方が無理にやめる必要はありませんが、ほうれい線を消すことだけを目的に長時間噛み続ける必要もないでしょう。

表情筋トレーニング

表情筋を動かすことは、顔の筋肉を使うという意味では身近なセルフケアです。

ただし、「ほうれい線=表情筋が衰えたからできる」と単純に考えることはできません。

ほうれい線には皮膚の溝や構造的な影などが関係しており、筋肉を鍛えればすべてが引き上がって消えるという構造ではないためです。

また、皮膚に形成された溝の表面には、長年の表情筋の動きによって細かな折れ癖が刻まれていることがあります。

折れ癖は溝とは別の第三の原因ではなく、溝の表面に生じた表層の変化です。そのため、強い表情を繰り返せば繰り返すほどほうれい線に良い、とも限りません。

▶︎[ほうれい線の「折れ癖」とは何か詳しく見る>]

簡単なセルフケアで変わりやすいほうれい線・変わりにくいほうれい線

ほうれい線の溝と影

ここまで紹介した方法は、どれか一つが「正解」というわけではありません。

簡単なセルフケアで変化を感じやすいかどうかは、今目立っているほうれい線の状態によって異なります。

乾燥やメイクなど「見え方」が強調されている場合

乾燥によって肌のツヤが低下している、ファンデーションが溝にたまっている、むくみによって頬が重く見えているなどの場合には、簡単な方法でも印象が変わることがあります。

当院では、このような肌表面や光の条件などによって強調される見え方を、構造的な影と区別して「光学的な影」として考えています。

このタイプでは、保湿やメイクなどで「今日は少し目立たない」と感じられることがあります。

皮膚に「溝」が形成されている場合

真顔でも線が残り、指で頬を軽く動かしても皮膚に線が確認できる場合には、皮膚が繰り返し折れ曲がることで溝が形成されている可能性があります。

この場合でも、保湿やメイクによって見え方を整えることには意味があります。

ただ、セルフケアだけで形成された溝そのものを大きく変えることは難しくなります。

頬や骨格との高低差による「構造的な影」が強い場合

ほうれい線は、皮膚の線だけで目立っているとは限りません。

鼻横の骨格的なくぼみや頬との高低差、頬の下垂などによって、ほうれい線部分に構造的な影ができていることがあります。

このような影は、クリームや舌回しなどで直接なくすことは難しいものの、メイクや光の当たり方によって一時的に目立ちにくく見せることはできます。

つまり、セルフケアを試してもあまり変わらないからといって、「もっと頑張ってマッサージしなければ」と考える必要はありません。

簡単な方法で変わる部分を整え、それでも残るものが溝なのか影なのかを考えることが大切です。

▶︎[ほうれい線ができる原因を詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線のセルフケアをまとめて見る>]

セルフケアで変わりにくい場合は美容医療も選択肢

ほうれい線の美容医療

まず簡単な方法を試してみて、それで満足できるのであれば、無理に美容医療を受ける必要はありません。

一方、「保湿してもメイクを工夫しても、真顔でほうれい線がはっきり残る」「毎回セルフケアするより、もう少ししっかり改善したい」と感じるようになったときには、美容医療も選択肢になります。

大切なのは、ほうれい線だから同じ治療をするのではなく、溝と影のどちらが目立っているのかを見分けることです。

溝が主体の場合

皮膚に形成された溝が主体の場合には、皮膚そのものへアプローチする治療が選択肢になります。

当院で行っているグロースファクター治療もその一つで、真皮のコラーゲンなどの産生を促し、皮膚のハリや厚みを改善することで、ほうれい線の溝を目立ちにくくすることを目指します。

▶︎[ほうれい線のグロースファクター治療を詳しく見る>]

構造的な影が主体の場合

鼻横の骨格的なくぼみが強い場合には、ヒアルロン酸などでボリュームを補う方法が選択肢になることがあります。

グロースファクターでも皮膚のハリや厚み、併存する溝が改善することで影が多少目立ちにくくなることはありますが、骨格的なくぼみそのものをボリュームで補う治療ではありません。

また、頬の下垂によって構造的な影が強くなっている場合には、ハイフ、糸リフト、フェイスリフトなど、原因となっている組織へアプローチする治療を検討することがあります。

ヒアルロン酸はほうれい線改善に用いられる治療ですが、顔面へのフィラー注入では、まれながら血管閉塞や視力障害などの重篤な合併症が報告されています。そのため、「簡単に受けられる治療」という理由だけで選ぶのではなく、適応とリスクを理解した上で検討することが重要です。

▶︎[ほうれい線のヒアルロン酸注入について詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線の治療方法を原因別に見る>]

参考文献:Vision-Threatening Complications of Soft Tissue Fillers: A Report by the American Academy of Ophthalmology. 2025. PubMed

セルフケアを試しても残るほうれい線が気になる方へ

溝が主体なのか、影が主体なのかによって考え方は異なります。メールでの無料相談には、院長が一通ずつご返信しています。

無料カウンセリングを受ける>

ほうれい線を簡単に消す方法についてよくある質問

クリームだけでほうれい線を消せる?

乾燥によってほうれい線が強調されている場合には、クリームなどで保湿することで目立ちにくく見えることがあります。

一方、皮膚にすでに形成された溝そのものをクリームだけで消すことは難しいため、「乾燥による見え方を整える方法」と考えるとよいでしょう。

マッサージは毎日した方がいい?

毎日強くマッサージすればするほど、ほうれい線が薄くなるわけではありません。

むくみなどが重なっている場合には見え方が変化することがありますが、強く揉む、擦る、引っ張るといったケアは避け、肌へ負担をかけない範囲で行うことが大切です。

舌回しをするとほうれい線は薄くなる?

舌回しは舌や口周りを動かす運動ですが、ほうれい線は筋肉の衰えだけでできるものではありません。

そのため、舌回しだけで形成された溝が消えるとはいえません。簡単にできる運動として取り入れる場合も、ほうれい線を消すために無理に回数を増やす必要はありません。

ガムを噛むとほうれい線に効果がある?

ガムを噛むことで咀嚼に関係する筋肉は使われますが、それだけでほうれい線の溝や構造的な影が改善するわけではありません。

「たくさん噛めばほうれい線が消える」と考えて、長時間噛み続ける必要はないでしょう。

ほうれい線を一日だけ目立たなくする方法は?

乾燥している場合は保湿する、ベースメイクが溝にたまっている場合は薄く整えるなど、まずはその日の見え方を強調している要因を整える方法が取り入れやすいでしょう。

写真を撮る日などは、ほうれい線を厚く隠すより、ベースメイクを薄く整え、頬の自然なツヤを残す方が目立ちにくく見えることもあります。

まとめ|まずは簡単な方法から試してみる

ほうれい線を簡単に目立たなくする方法のまとめ

ほうれい線は、簡単な方法でも目立ちにくくできることがあります。

乾燥しているなら、普段使っているクリームなどで保湿する。ファンデーションが溝にたまっているなら、厚く重ねず薄く整える。むくみが気になる場合には、肌を強く擦らない範囲でケアする。

まずは、このような簡単なことからで構いません。

マッサージ、ツボ押し、舌回し、ガム、表情筋トレーニングなども、自宅で取り入れやすい方法です。ただし、それぞれで変えられるものは異なり、皮膚に形成された溝や構造的な影まで簡単に消せるわけではありません。

簡単な方法を試してみて、それでも真顔でほうれい線が残る場合には、「もっとセルフケアを頑張らなければ」と考えるのではなく、溝や影など別の要因が関係していないかを考えてみるとよいでしょう。

簡単な方法で変えられるところから整え、それでも気になるときに次の方法を考える。そのくらいの気持ちから始めてよいと思います。

東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。

「自分のほうれい線はセルフケアで変わるのか」「治療するなら何が合っているのか」など、ほうれい線でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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