
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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朝は丁寧にメイクしたのに、午後にはほうれい線にファンデがヨレて溜まり、鏡を見てギョッとした経験はありませんか。
「どうしてここだけファンデが溜まるのだろう」「メイク直しをしても、またすぐにヨレてしまう」と、気になっている方も多いと思います。
ほうれい線にファンデーションを溜まりにくくするには、メイク前の保湿を肌になじませ、ほうれい線部分のファンデーションをできるだけ薄く仕上げることが基本です。すでに溜まってしまった場合も、上からファンデーションを重ねるのではなく、一度余分なファンデーションを取り除いてから薄く整える方がきれいに仕上がります。
一方、こうした工夫をしても毎回同じ場所にファンデーションが溜まる場合は、単なる化粧崩れではなく、ほうれい線の溝や皮膚表面の折れ癖が関係していることもあります。
実際に当院でも、「素肌ではそれほど気にならないのに、ファンデーションを塗るとほうれい線がかえって目立つ」というご相談は少なくありません。
この記事では、ほうれい線治療を専門に行う美容皮膚科医の立場から、なぜほうれい線にファンデーションが溜まるのか、溜まりにくい塗り方、ヨレてしまったときの直し方まで詳しく解説します。さらに、メイクを工夫しても改善しない場合に考えたい、ほうれい線そのものへの対策についてもご紹介します。
この記事を読んでわかること
- ほうれい線にファンデーションが溜まる原因
- ファンデーションを溜まりにくくする塗り方
- ヨレたり割れたりしたときのメイク直し
- ほうれい線部分に使うファンデーションやパウダーのポイント
- メイクを工夫しても繰り返し溜まる理由
- 溝や折れ癖そのものを改善する美容医療
「メイクを工夫しても、ほうれい線の同じ場所にファンデーションが溜まる」という場合は、皮膚にできた溝や折れ癖が関係していることがあります。
ご自身のほうれい線がグロースファクターで改善できるか知りたい方は、無料メール相談をご利用ください。院長が一通ずつご返信しています。
ほうれい線にファンデが溜まらないようにする4つのポイント

ほうれい線にファンデーションが溜まるのを防ぐために、まず意識したいのは「隠そうとして厚く塗りすぎないこと」です。
ほうれい線は口元の動きに合わせて皮膚が繰り返し折れ曲がる場所です。そのため、ほかの部分と同じようにファンデーションを重ねると、時間が経ったときにヨレやすくなります。
1.メイク前にしっかり保湿する

肌が乾燥しているとファンデーションが均一に密着しにくくなり、ほうれい線周囲でもヨレやひび割れが起こりやすくなります。
洗顔後は化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームなども使用し、肌の状態に合わせて水分と油分を補いましょう。
ただし、保湿剤を大量につければヨレにくくなるわけではありません。油分が肌表面に多く残っていると、反対にベースメイクが動きやすくなることがあります。
大切なのは、乾燥させないことと、余分な油分を残しすぎないことです。
2.スキンケアを肌になじませてからメイクする

乳液やクリームを塗った直後にファンデーションを重ねると、スキンケアの油分とベースメイクが混ざり、ファンデーションが密着しにくくなることがあります。
メイク前のスキンケアは肌になじませ、表面に余分な油分が残っている場合はティッシュなどで軽く押さえてからベースメイクを始めるとよいでしょう。
特に「朝はきれいなのに数時間後にはほうれい線だけヨレる」という方は、ファンデーションだけでなく、その前のスキンケアから見直してみてください。
3.ほうれい線部分のファンデーションは薄くする

ほうれい線を隠そうとして、線の上にファンデーションを重ねるのは逆効果になることがあります。
ファンデーションの量が多いほど、表情を動かしたときに余ったファンデーションが溝へ集まりやすくなるためです。
頬など広い部分にファンデーションをのせた後、スポンジに残った少量をほうれい線周囲へなじませる程度でも十分です。
「ほうれい線を隠すために塗る」のではなく、「ほうれい線部分ほど薄く仕上げる」と考えてみてください。
なお、ほうれい線そのものをメイクで目立ちにくく見せる方法については、別の記事でコンシーラーやハイライトなども含めて詳しく解説しています。
4.仕上げのパウダーも少量にする

仕上げにフェイスパウダーを軽く使用すると余分な油分を抑え、ファンデーションが動きにくくなります。
ただし、ほうれい線部分にパウダーを重ねすぎると、乾燥によって線がかえって目立つことがあります。
パフやブラシに取った後、一度余分な粉を落としてから薄くのせる程度で十分です。
ほうれい線にファンデーションがヨレて溜まる原因3つ

丁寧にメイクをしても、いつの間にかほうれい線にファンデーションが溜まる場合、大きく3つの原因が考えられます。
①厚塗りによるヨレ
ファンデーションを厚塗りすると、表面にムラが生じやすくなります。
ムラができることで表情の動きや摩擦、汗や皮脂の影響を受けやすくなり、ベースメイクが崩れやすくなります。
特にほうれい線は、笑ったり話したりするたびに皮膚が動く場所です。そこに多量のファンデーションがのっていると、動くたびにファンデーションが押し寄せ、溝へ溜まりやすくなります。
そのため、ほうれい線部分は薄く均一に仕上げることが基本です。
②肌の乾燥や皮脂による密着不足

肌が乾燥していたり、スキンケアで水分と油分のバランスが整っていなかったりすると、ファンデーションが肌に均一に密着しにくくなります。
反対に、皮脂やスキンケアの油分が多すぎる場合もファンデーションが動きやすくなり、ヨレにつながります。
「乾燥するから」とクリームを厚く塗った直後にメイクをするのではなく、自分の肌状態に合った保湿を行い、十分になじませてからファンデーションを塗ることが大切です。
③ほうれい線の溝や折れ癖
メイク方法を工夫しても毎回同じ場所にファンデーションが溜まる場合は、皮膚にできた溝や折れ癖が関係していることがあります。
ほうれい線の「溝」は、皮膚が繰り返し折れ曲がることなどによって生じる構造的な変化です。一方、長年の表情の動きによって、その溝の表面に細かな線として刻まれてくる変化を、当院では「折れ癖」と呼んでいます。
素肌の状態でも線が見えるようになると、その部分へファンデーションが入り込み、かえってほうれい線が強調されることがあります。
まだ表面の折れ癖が目立たない段階でも、同じ場所が繰り返し折れ曲がっていると、年齢とともに線が残りやすくなります。
▶︎[ほうれい線の折れ癖について詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線ができる原因を詳しく見る>]
ほうれい線にファンデが溜まったときの直し方

朝どれだけ丁寧にメイクをしても、時間が経てば汗や皮脂、表情の動きによって多少の化粧崩れは起こります。
大切なのは、溜まったファンデーションの上からさらに塗り重ねないことです。
1.溝に溜まったファンデーションを一度取り除く
まず、清潔なスポンジやティッシュなどで、ほうれい線に溜まった余分なファンデーションをやさしく取り除きます。
このとき強くこすると、ベースメイクが広範囲に崩れたり、摩擦によって肌への負担になったりするため、軽く押さえる程度にしましょう。
2.乾燥している場合は少量だけ保湿する

乾燥によってファンデーションが割れている場合は、必要に応じて少量の乳液などをなじませます。
ただし、油分を多く加えると、その後に重ねるファンデーションが再びヨレやすくなります。あくまで乾燥している部分だけに少量使用するのがポイントです。
3.ファンデーションを薄くなじませる

崩れた部分を整えたら、ファンデーションを少量だけスポンジになじませ、周囲との境目をぼかすように仕上げます。
線を消そうとしてファンデーションを何度も重ねると、時間が経ったときに再び溜まりやすくなります。
ほうれい線部分は「足す」よりも「余分なものを取り除いて薄く整える」という感覚で直した方が自然です。
▶︎[ほうれい線そのものを目立たなくするメイク方法を見る>]
4.必要なら最後にパウダーを少量だけ重ねる

皮脂による崩れが気になる場合は、最後に少量のフェイスパウダーを使用します。
一方、乾燥によってファンデーションが割れている方では、パウダーを重ねすぎるとかえって線が目立つことがあります。
「ヨレたらとりあえずパウダーを重ねる」のではなく、皮脂による崩れなのか、乾燥によるひび割れなのかを見ながら調整しましょう。
ほうれい線に溜まりにくいファンデーションの選び方

「ほうれい線にはリキッド、クッション、パウダーのどれがいいですか」と聞かれることがあります。
ただし、ほうれい線への溜まりやすさはファンデーションの種類だけで決まるものではありません。肌質や保湿状態、使用量、塗り方との相性も重要です。
リキッド・クッションファンデーション
リキッドやクッションファンデーションは薄くのばしやすく、ツヤのある仕上がりにしやすいのが特徴です。
一方で、量を多くのせると表情の動きによってほうれい線へ集まることがあります。
クッションファンデーションも「ヨレにくい種類」と一概に決まっているわけではありません。パフに大量につけず、ほうれい線周囲には薄くなじませることが大切です。
パウダーファンデーション
パウダーファンデーションは皮脂が気になる方には使いやすい一方、乾燥している肌では粉っぽくなり、ほうれい線が強調されることがあります。
乾燥しやすい方は、ファンデーションの種類だけを変えるのではなく、メイク前の保湿も一緒に見直してみてください。
ファンデが「割れる」場合は乾燥にも注意
ほうれい線部分のファンデーションが単にヨレるのではなく、細かく割れるように見える場合は、乾燥が関係していることがあります。
ただし、皮膚そのものに細かな折れ癖があると、その線に沿ってファンデーションが割れて見えることもあります。
そのため、ファンデーションを変えても同じ場所だけ繰り返し割れる場合は、一度素肌の状態でも細かな線が残っていないか確認してみるとよいでしょう。
日々のスキンケアでファンデがヨレにくい肌をつくる

ほうれい線を含めた肌全体の化粧ノリをよくするには、日々のスキンケアによる肌の土台づくりも大切です。
1.まずは保湿を基本にする
肌が乾燥するとキメが乱れ、ファンデーションが均一に密着しにくくなります。
化粧水だけでなく、乳液やクリームなどを肌質に合わせて使用し、水分が逃げにくい状態を保ちましょう。
ただし、メイク直前に油分の多いクリームを厚く塗るとファンデーションが動きやすくなるため、スキンケアは十分になじませてからベースメイクを始めます。
2.ハリを保つための成分を取り入れる

日々のスキンケアでは、保湿に加えてレチノール、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなどを肌状態に合わせて取り入れる方法もあります。
これらは肌のハリやキメを整える上で役立つ成分ですが、化粧品だけで深く形成されたほうれい線の溝をなくすことは困難です。
スキンケアには「ほうれい線を消す治療」としてではなく、肌状態を整え、今後の肌老化をできるだけ抑えるためのケアという役割があります。
3.紫外線対策を続ける

紫外線、とくにUVAは真皮まで到達し、長期的にはコラーゲンやエラスチンの変性などを通じて肌のハリ低下に関係します。
そのため、ほうれい線を予防する上でも日常的な紫外線対策は重要です。
ファンデーションのUVカット機能だけに頼るのではなく、日焼け止めも適切に使用しましょう。
▶︎[日焼け止めの選び方を詳しく見る>]
メイクを工夫しても毎回同じ場所にファンデが溜まる場合

ここまでご紹介した方法で改善するのであれば、無理に美容医療を受ける必要はありません。
一方で、ファンデーションの量を減らしても、保湿を見直しても、毎回同じ場所にファンデーションが入り込んでしまう方もいます。
そのような場合は、「ファンデーションが悪い」のではなく、ファンデーションが入り込む溝や折れ癖がすでに皮膚にできている可能性があります。
一度メイクを落とし、真顔の状態でほうれい線を確認してみてください。
素肌でも線やくぼみが残っている場合は、メイクだけで完全に目立たなくするには限界があります。
▶︎[ほうれい線を消す方法を詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線の折れ癖について詳しく見る>]
グロースファクター|溝や折れ癖を自然に改善する
当院では、ほうれい線の溝や折れ癖に対して、主にグロースファクター治療を行っています。
グロースファクターをほうれい線に注入し、皮膚のコラーゲンなどの生成を促すことで、肌のハリや厚みを高めながら、ほうれい線を自然に改善していく治療です。
ヒアルロン酸のように注入直後から大きくボリュームを出す治療ではなく、通常は治療後1〜6か月程度かけて徐々に変化していきます。
特に、ファンデーションが入り込む原因となっている溝や、その表面に刻まれた折れ癖がある場合は、メイクで隠し続けるのではなく、その部分自体を改善するという考え方ができます。
また、すでに深くなったほうれい線を改善するだけでなく、皮膚のハリや厚みが増すことで、今後さらに折れ癖が深くなるのを予防する効果も期待できます。
当院では過剰に膨らませることを目的とせず、その方のほうれい線の状態を見ながら必要な量を注入しています。
グロースファクター治療でメイクのヨレが気にならなくなった症例
実際に当院には、「ファンデーションを塗ると、ほうれい線が余計に目立つ」というお悩みで来院される方がいらっしゃいます。
東京都・30代後半女性
真顔の状態でもほうれい線のしわが目立ってきたことや、ファンデーションを塗った際に成分がしわに入り込んで悪目立ちしてしまうことに悩んでいらした方です。
グロースファクター治療後はほうれい線の溝が浅くなり、肌のハリも改善しています。
ファンデーションが入り込む「受け皿」となっていた溝そのものが浅くなることで、メイクをしたときにもほうれい線が目立ちにくくなりました。
▶︎[この方の症例を詳しく見る>]
東京都・40代前半女性
オンライン画面に映ったときにほうれい線が目立つことや、夕方になるとメイクがヨレてしまい、毎回直すことにストレスを感じていた方です。
グロースファクター治療後はほうれい線が自然に浅くなり、以前ほどほうれい線を気にかけることなくメイクを楽しめるようになったそうです。
▶︎[この方の症例を詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線の症例をもっと見る>]
ほうれい線とファンデーションについてよくある質問

ほうれい線にはファンデーションを塗らない方がいいですか
まったく塗ってはいけないわけではありません。
ただし、ほうれい線は表情によってよく動く場所なので、ほかの部分よりも薄く仕上げることをおすすめします。
隠そうとして何度も重ねるほど、時間が経ったときに溝へファンデーションが溜まりやすくなります。
ほうれい線にファンデが溜まったらどう直せばいいですか
まずは溝に溜まった余分なファンデーションを、スポンジやティッシュなどでやさしく取り除きます。
その上で必要な部分だけ少量のファンデーションをなじませてください。
上から何度も塗り重ねると、さらにヨレやすくなるため注意しましょう。
クッションファンデはほうれい線に溜まりやすいですか
クッションファンデだから必ず溜まりやすいというわけではありません。
ただし、一度に多くの量をのせると、表情を動かしたときにほうれい線へ集まりやすくなります。
パフに取る量を調整し、ほうれい線部分には薄くなじませることが大切です。
パウダーを使うとほうれい線が余計に目立ちますか
皮脂が多い場合は、少量のパウダーが化粧崩れの予防に役立つことがあります。
一方、乾燥している肌に大量のパウダーを重ねると、細かな線やほうれい線が目立つことがあります。
肌状態を見ながら、ほうれい線周囲には必要最小限に使用するのがおすすめです。
メイクを工夫してもファンデが同じ場所に溜まるのはしわが原因ですか
必ずしもそうとは限りません。乾燥、皮脂、ファンデーションの量などが原因になっていることもあります。
ただし、素肌の状態でもほうれい線に溝や細かな線が残っていて、その部分に毎回ファンデーションが入り込む場合は、溝や折れ癖そのものが影響している可能性があります。
その場合、メイクだけで完全に解決するのは難しいことがあります。
▶︎[ほうれい線の折れ癖について詳しく見る>]
▶︎[溝や折れ癖を改善するグロースファクター治療を見る>]
まとめ|ほうれい線にファンデが溜まるときは塗り方と肌状態の両方を見直す

ほうれい線にファンデーションが溜まる場合、まず見直したいのはメイク前の保湿とファンデーションの量です。
ほうれい線は表情によって繰り返し動く場所なので、厚く塗って隠そうとするほどヨレやすくなります。スキンケアを十分になじませた上で、ほうれい線部分はできるだけ薄く仕上げましょう。
すでにファンデーションが溜まってしまった場合も、上から重ねるのではなく、一度余分なファンデーションを取り除いてから薄く整えるのがポイントです。
一方で、こうした方法を試しても毎回同じ場所にファンデーションが溜まり、素肌でもほうれい線の溝や細かな線が見える場合は、メイクだけの問題ではないかもしれません。
その場合は、皮膚にできた溝や折れ癖そのものを改善するという選択肢もあります。
当院では、ほうれい線の状態を診察した上で、グロースファクターによる改善が適しているかを判断しています。
「メイクを工夫しても、ほうれい線だけファンデーションが溜まってしまう」「素肌でも線が残るようになってきた」という方は、お気軽にご相談ください。
ご自身のほうれい線がグロースファクターでどの程度改善できそうか知りたい方は、無料メール相談もご利用いただけます。院長が一通ずつご返信しています。










