著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「ほうれい線がまだそんなに深くないはずなのに、なんだか濃く目立って見える…」
「影だと思ってよく伸ばして見てみたら、何となく黒ずんでいる気がする…」
ほうれい線を鏡でじっくり観察している方、よく気が付きましたね。
そうなんです。実は、ほうれい線が目立つ原因の一つに「くすみ」があります。
ほうれい線は皮膚のターンオーバーが滞りやすく、溝には知らぬ間にくすみが溜まり、このくすみによってトーンが暗くなることで、ほうれい線が強調されて見えることがあります。
この記事では、ほうれい線がくすみによって目立ちやすい理由と、くすみによるほうれい線の目立ちを効率的に治す治療法をご紹介します。
老け顔の原因から決別して、より綺麗な明るい美肌を手に入れましょう！
目次
ほうれい線がくすみで目立ちやすい理由
ほうれい線が目立つ原因は、単なる皮膚のたるみやしわだけではなく、「くすみ」が関係していることがあります。
その理由は以下のとおりです。
ほうれい線の溝にはくすみが溜まりやすい
ほうれい線は頬と口元の境界に位置し、頻繁に動く部位であるため、皮膚が折れ曲がり負担がかかりやすい部分です。
その影響で、血流不足やターンオーバーの停滞が起こりやすく、メラニン色素や老廃物が蓄積し、局所的なくすみが発生しやすい傾向にあります。
さらに、加齢により皮膚の代謝が低下すると、ほうれい線部分に生じたくすみが排出されにくくなり、色素沈着のように定着してしまうこともあります。
くすみによってほうれい線が暗く濃く見える
くすみが蓄積すると、皮膚が暗く見え、ほうれい線の影がより深く見えたり凹んだように見える原因となります。
特に、暗い場所では光のコントラストが強調されるため、ほうれい線がより濃く目立って見える傾向があります。
くすみで目立つほうれい線の治療
くすみによるほうれい線の強調を軽減するためには、溜まったくすみにアプローチする治療法と、ほうれい線そのものを改善する治療法の両方を組み合わせることが重要です。
ほうれい線に溜まったくすみの治療
ほうれい線の溝に溜まったくすみを改善するためには、ターンオーバーを促進し、メラニンや老廃物の排出を促す治療が効果的です。
ケミカルピーリング
酸性の薬剤（グリコール酸、乳酸、サリチル酸など）を用いて古い角質を除去し、ターンオーバーを促進する治療です。
くすみの原因となるメラニンや老廃物の排出を助け、肌のトーンを均一に整えます。
レーザートーニング
低出力のレーザーを肌全体に均一に照射し、メラニンを減らして色むらを改善する治療です。
ほうれい線部分のくすみを明るくし、コラーゲン生成も促されることで肌のハリも向上します。
ハイドロキノンやレチノール外用
ハイドロキノンはメラニン生成を抑制し、色素沈着を改善する美白成分です。
また、レチノールはターンオーバーを促すことで溜まった色素を排出し、肌のハリも向上させます。
どちらも外用として継続使用することで、ほうれい線を美白化できます。
ほうれい線そのものの根本的な治療
ほうれい線そのものを改善することで、くすみが溜まりにくい環境を作ることも重要です。
グロースファクター治療
1回の注射の施術によって、皮膚のコラーゲンを増生し、ハリや弾力を向上させることで、ほうれい線の折れ曲がりを軽減させます。
これにより、ほうれい線の溝や凹みや改善するだけでなく、治療後のくすみの蓄積を防ぐ効果があります。
ただし、治療前からすでに蓄積しているくすみはグロースファクター後もそのまま残るため、さらなる改善を目指す場合は、くすみ解消のための治療を追加する必要があります。
特に、暗い場所ではコントラストが強調され、くすみが原因でほうれい線が目立って見える傾向は治療後も変わらず残ります。
まとめ
ほうれい線の目立ちには、「くすみ」の影響が大きく関わっていることがあります。
くすみが溜まると、ほうれい線の影が濃く見え、実際よりも深く見えてしまうため、これを改善することで印象が大きく変わります。
そのため、ピーリングやレーザーでくすみを改善しながら、グロースファクター治療でほうれい線自体を根本的に治療することが理想的です。
どちらか一方だけでなく、くすみとほうれい線の両方にアプローチすることで、より若々しく明るい肌を目指すことができます。
当院はほうれい線治療を専門におこなっており、お客様一人ひとりのご状態やご希望に合わせた治療計画のご提案が可能です。
メールでの無料カウンセリングもおこなっていますので、当院のメールアドレス宛に「メールカウンセリング希望」と記入し、お気軽にご相談ください。
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