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若いのにほうれい線が目立つ特有の原因|骨格を補う有効な対策法

説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
ドクター紹介はこちら

「まだ20代なのに、なんだか顔が疲れて見える…」
「30代前半なのに、写真を撮ったらほうれい線がくっきり…」

そんなふうに、自分だけが早く老け始めてしまったような不安を抱えていませんか?

実は、ほうれい線は「年齢=深さ」という単純なものではありません。
遺伝的な骨格、表情の癖、そして頬の脂肪のつき方など、さまざまな要因が重なり、若くても目立つ人が一定数いらっしゃいます。

けれど、ここで大事なのは「まだ浅い今だからこそ、正しいケアと治療を始められる」ということ。
放置してしまうと、将来的に平均よりも深く、長いほうれい線へと進行してしまうリスクが高いのです。

この記事では、ほうれい線専門医の視点から、

  • なぜ若いうちからほうれい線が目立つのか
  • 放置するとどのように進行するのか
  • 将来を見据えた最適な治療とセルフケアの選択肢

をわかりやすく解説します。

今だからこそするべき正しい対策法を知り、未来の自己投資に役立てましょう。

若いのにほうれい線が目立つのはなぜ?年齢に関係ない5つの原因

若い方でほうれい線が目立つ場合、それはしわというよりも「影」である場合がほとんどです。

よく見られる特徴は、小鼻の横がくぼみ、ほうれい線が短く、口の横までは伸びていないパターンです。

このタイプのほうれい線は、皮膚の老化やたるみの問題ではなく、生まれつきの骨格や頬の脂肪量が原因となります。

①骨格の影響で小鼻の横に影ができるタイプ

顔の骨格的に鼻の横の骨の位置が低いと、小鼻の付け根がくぼみ、ほうれい線の上半分が深くなります。

また、頬骨の位置が高い場合や口元が前に出ている場合、ほうれい線を境に頬と口元の高低差が明瞭になることで、ほうれい線が目立つ傾向にあります。

▶︎[鼻の横のくぼみの原因と治療法をみる>]

②頬の脂肪が多くて影になるタイプ

頬の脂肪量が多いと、そのボリュームによって影ができたり、頬と口元の高低差が強調されることで、ほうれい線が目立つようになります。

生まれつき頬に脂肪が付きやすい場合や、体重が増加したり一時的に顔がむくんだときに目立ちやすくなります。

▶︎[頬の脂肪とほうれい線の関係性をみる>]

③笑い癖が強く表情じわが目立つタイプ

こちらも若い方に多いお悩みですが、笑ったときにほうれい線が深く目立つパターンです。

誰しも笑ったときにはほうれい線が現れますが、口角や上唇を引き上げる動作が強い場合、ほうれい線の食い込みが特に目立つ場合があります。

このケースは、若いうちはあまり問題にはなりませんが、加齢とともに皮膚の弾力が低下すると表情筋の折れ癖が元に戻りにくくなり、将来的に皮膚に刻まれてしまう可能性が高いため、早いうちからの予防が重要です。

▶︎[笑ったときのほうれい線の対策法をみる>]

④乾燥肌や皮膚が薄くしわになりやすいタイプ

生まれつきアトピーや乾燥肌、皮膚が薄い方は、ほうれい線の溝の表面に折れ癖が付きやすく、若くてもしわが目立つことがあります。

このような皮膚の状態に加え、表情筋の動作が強いケースでは、将来的に笑いじわがくっきりと刻まれる可能性が高く、特に注意が必要です。

▶︎[浅いしわや刻まれじわの治療法をみる>]

⑤歯科矯正後にほうれい線が目立つことも

歯科矯正により噛む筋肉が痩せ衰えると、若くてもほうれい線が目立つことがあります。

これは噛み合わせの変化により、それまでよく使っていた筋肉(咬筋)の使用頻度が減り、筋肉が萎縮することで、それまで支えられていた皮膚がたるむことによって生じます。

また、今まで突出していた前歯を歯科矯正で直した場合、それまで歯によって支えられていた口元の皮膚がたるみ、ほうれい線が目立つこともあります。

若くして目立つほうれい線は、進行が加速しやすい

若い頃からほうれい線がすでに目立っている場合、そのまま放置すると年齢を重ねるほど深刻化していきます。

特に、20代後半や30代前半からほうれい線の表面に折れ癖が付き始めている方は、老化が進むと一気に深い刻まれじわになるケースが少なくありません。

これは決して恐怖を煽るためではなく、早期予防の大切さを知っていただきたいからです。

進行を食い止めるなら「まだ浅い今こそが最も適したタイミング」です。

ほうれい線治療の3つの選択肢

「治療なんてまだ早いのでは…?」と感じるかもしれません。

ですが、近年は美容医療の進化により「無理なく自然に、将来の進行も抑える治療」が選べるようになっています。

治療法は大きく分けて3種類。それぞれの特徴と若い方への適性を整理しました。

【1】注入治療

ヒアルロン酸やグロースファクターなど、溝やくぼみに注射で直接アプローチする治療です。

  • ヒアルロン酸
    即効性があり、製剤のボリュームで溝を埋める
  • グロースファクター
    自己再生力を活かして、肌そのものを若返らせる

特に若い方は骨の萎縮や頬のたるみが進行しておらず、溝やくぼみが軽度のため、「不自然に膨らますことなくナチュラルに影を和らげ、予防的に皮膚を強化する」という使い方が適しています。

▶︎[ほうれい線のヒアルロン酸注入の詳細をみる>]

▶︎[グロースファクター治療の詳細をみる>]

【2】リフトアップ治療

糸リフトや切開リフトなど、皮膚のたるみを物理的に引き上げる治療です。

  • 中顔面のたるみが強い方に適応
  • 20〜30代の軽度のほうれい線には通常不要

無理にリフト治療をおこなうと、不自然な変化や後戻りが起きやすいため、若い方にはおすすめしない場合が多いです。

▶︎[リフトアップ治療だけではほうれい線は改善しない理由をみる>]

【3】機械治療

ハイフ(HIFU)や高周波(RF)などの医療機器で、コラーゲンを増やし引き締めを促す方法です。

  • 軽度のたるみの予防
  • 頬の余分な脂肪を引き締める
  • 肌のハリを維持

「頬をスッキリ見せたい」「将来のたるみを先回りして予防したい」方には、定期的なメンテナンスとして有効です。

▶︎[ほうれい線に有効な機械治療の詳細をみる>]

若い方に適した治療の考え方|自然さと確実な予防効果

結論から言うと、20代〜30代で目立つほうれい線には、無理にリフトアップをせず「自然に影を和らげる+進行を予防する」治療が最適です。

具体的には以下のような組み合わせが有効です。

  • 鼻翼基部のくぼみを中心にグロースファクターを注入し、土台を補強
  • 頬の脂肪やたるみが目立つ場合は機械治療で引き締め、たるみを予防
  • 紫外線ケアや保湿を徹底し、日常の老化要因を減らす

「若い今だからこそ、少ない施術回数で将来の変化を抑えられる」というメリットがあります。

グロースファクターの特長とヒアルロン酸との違い

多くの方が最初に検討するのはヒアルロン酸注入です。

即効性があり、ほうれい線の影や鼻の横の凹みを一時的に目立たなくできます。

しかし、ヒアルロン酸の場合、「表情を動かしたときに追従しきれず、不自然に膨らんで見えることがある」デメリットがあります。

一方、グロースファクターは皮膚そのものの自己再生を促すため、自然に影や凹みが目立たなくなり、表情変化にも違和感なくなじむといった特徴があります。

下記の比較表をご覧ください。

特徴

ヒアルロン酸

グロースファクター

効果の持続

半年~2

数年〜10年以上

見た目の自然さ

表情によって不自然に膨らむことも

表情になじむ

適応

凹みを埋める対症療法

凹みの根本改善・予防

回数

定期的にくり返す

1回で完了がほとんど

若い肌には「肌を強化する」「自然にハリを出す」アプローチが将来的にも最適です。

機械治療を併用し予防効果を高める

ハイフや高周波は「まだ大きな変化はないけれど、今後のたるみが心配」という方にとても適しています。

  • 肌内部を引き締めてたるみを遅らせる
  • コラーゲン産生を促し、ハリを維持
  • 頬の余分な脂肪を減らし、影を薄くする

グロースファクター注入後、機械治療を併用することで頬のたるみを予防することも有効な方法です。

組み合わせにより「将来的に老化を大幅に遅らせる」効果が期待できます。

セルフケアは大切、でも限界がある

若い方だからこそ、日常のスキンケアも重要です。

【推奨セルフケア】

  • 紫外線対策(年間を通じて日焼け止め)
  • 丁寧な保湿(ヒアルロン酸やセラミド入りの基礎化粧品)
  • 表情筋の緊張を和らげる適度なトレーニング(やりすぎは悪化の原因)
  • 睡眠・栄養の見直し

ただし、セルフケアは「進行を遅らせるサポート」であり、すでに目立ち始めたほうれい線を元に戻すことはできません

「治療+セルフケア」を併用することで、もっとも効率的に若さを保ちやすくなります。

実際に治療を受けるタイミングはいつ?

「もう治療を考えるべき?まだ早い?」多くの方がこのタイミングで迷います。

私の答えはシンプルです。「気になっている時が、一番効果的に治療できるタイミング」です。

浅いほうれい線ほど、軽い治療で自然に改善できます。

「今はまだいいかな…」と数年放置すると、治療内容が増え、回数も費用も大きくなることが多いです。

当院のグロースファクター治療の特長

  • 1回の治療で長期的な定着が期待できる
  • 自然な仕上がりで、表情の動きに馴染む
  • 将来的な老化のスピードを抑えられる
  • 純粋なグロースファクターの単剤投与でリスクを徹底回避

当院では、診察から施術、アフターフォローまで院長の私が一貫して担当しています。

「まずは診察だけ」「将来的な選択肢を知りたい」という方も、お気軽にご相談ください。

まとめ|対策法を迷っている方へ

ほうれい線が若くして気になり始めたとき、「私だけ老けているのでは」と不安になるかもしれません。
でも、それは決して特別なことではなく、多くの方が同じ悩みを抱えています。

大切なのは、未来の自分を守るために、正しい知識を持つことです。
もし一歩を踏み出す勇気が出たときは、当院がお手伝いします。

当院は、ほうれい線や鼻の横のくぼみ治療を専門とするクリニックです。
メールでの無料カウンセリングも受け付けており、この記事を執筆している私自身がすべてのご相談にお返事しております。
どうぞお気軽にご相談ください。

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