

著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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40代を迎えると、肌や顔の印象に少しずつ“変化”を感じる方が増えてきます。
「最近、鏡を見たときに、急に老けた気がする…」
「以前は気にならなかったのに、ほうれい線がどんどん深くなっている気がする…」
こんな違和感を覚えたことはありませんか?
実は、40代は“ほうれい線に悩み始める方が最も多い年代”です。
その理由は、単なる肌の衰えや乾燥だけでなく、「骨格・脂肪・皮膚」などの構造的な変化が静かに進行しているから。
そしてこのタイミングこそ、正しい知識と適切な治療を選ぶことで、
「5年後・10年後に見た目年齢で差がつく」分岐点になるのです。
この記事では、40代でほうれい線が目立つ“本当の理由”と、
1回の治療でも自然に若々しい印象を取り戻せる最新の改善法を、ほうれい線専門医の視点から詳しく解説します。
目次
40代からほうれい線が目立つようになるのはなぜ?
20代・30代では気にならなかったほうれい線が、40代に入ると急に「深く目立つしわ」へと変化する理由。
それは、皮膚の乾燥や表情の癖だけでは説明できません。
ここからは、専門的な視点でその“構造的な原因”を紐解いていきます。
①骨の萎縮(顔の土台がしぼむ)
40代を過ぎると、顔の骨格そのものに変化が現れます。
特に頬や鼻の周囲の骨が萎縮・減少し、皮膚や脂肪を支える“土台”が小さくなっていくのです。
この骨のボリュームロスが進むと、頬のたるみが生じやすくなり、ほうれい線として目に見える影がはっきりと目立っていきます。
②脂肪の下垂(支える力が弱まる)
顔の脂肪組織は、若い頃は適正な位置に保たれていますが、加齢とともに徐々に下がり始めます。
特に40代になると、「頬の脂肪が口元に押し寄せる」ような形で落ちてきて、ほうれい線に影を落とします。
これにより「急に口元が老けて見える」「疲れて見える」といった印象につながります。
③皮膚の菲薄化(薄くなり弾力が低下)
加齢や紫外線によって、真皮内のコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚そのものが薄く弱くなっていきます。
皮膚の弾力が低下すると、表情動作時のほうれい線の折れ癖がそのまま“定着”し、深いしわとして刻まれてしまいます。
このように、「骨」「脂肪」「皮膚」それぞれの老化が複合的に進行することで、40代のほうれい線は“急に目立つ”ようになるのです。
自分だけじゃない?ほうれい線に悩む女性が急増する年代
「こんなに老けたの、私だけ…?」
そう思って不安になる方も多いのですが、実際には40代の女性の多くが同じ悩みを抱えています。
当院にも、40代前半〜後半にかけて「ほうれい線が急に気になるようになった」という理由でご相談に来られる方が非常に多く、皆さん同じような不安や疑問を持たれています。
・いつからこんなに老けて見えるようになったの?
・自分に合った対策って何?
・ヒアルロン酸やハイフは効くの?
40代は、見た目年齢に関わる“顔の構造変化”が一気に進行する時期でもあります。
だからこそ、「自分の悩みは特別なことではない」と知るだけでも少し心が軽くなり、「だったら今のうちに対処しよう」という前向きな一歩を踏み出せるようになります。
間違いだらけのセルフケア|本当に効果があるの?
「保湿を頑張れば、ほうれい線は良くなるかも」
「表情筋トレーニングを毎日すれば、リフトアップできるはず」
多くの方がこうしたセルフケアを試みています。
もちろん、肌にとってマイナスではありませんし、予防的には意味があります。
しかし、すでに一度目立ってしまったほうれい線には、セルフケアだけで根本的な改善は難しいというのが現実です。
とくに構造的な老化が原因である40代のほうれい線では、「骨の萎縮」「脂肪の下垂」「皮膚の菲薄化」といった複合的な変化が起きているため、表面的なケアだけでは変化が起きません。
「いくらやっても効かない」と感じてしまうのは、その努力が足りないのではなく、“アプローチが根本的に異なる”からです。
ほうれい線の治療法は大きく3つに分けられる
ほうれい線治療には、以下の3つの治療ジャンルがあります。
① 注入治療
ヒアルロン酸や自己脂肪、グロースファクターなどを注入し、皮膚の下から溝を埋めたり、組織の再生を促す治療です。
40代のほうれい線には最も改善に直結しやすい治療法です。詳細は以下で説明します。
② リフトアップ治療(糸リフト・切開リフトなど)
物理的に皮膚や筋膜のたるみを引き上げる治療です。
輪郭を整えたりチークトップの位置改善には一定の効果がありますが、ほうれい線の溝を直接的に浅くするような効果は乏しいのが現状です。
▶︎[リフトアップ治療だけでほうれい線は改善しない理由をみる>]
③ 機械治療(ハイフ、高周波など)
筋膜や真皮に熱エネルギーを与えることで、即時的なリフトアップ効果やコラーゲン生成の促進効果があります。
軽度のたるみの改善や予防目的としては有効ですが、すでに形成されたほうれい線の溝を浅く目立たなくする効果は見込めません。
40代には注入治療が最も効果的
注入治療は、「構造的に刻まれ始めたほうれい線」に対して、的確にアプローチできる数少ない方法です。
機械治療や糸リフトでは、すでにできてしまった溝を根本的に改善することは難しく、特に40代の「深くなり始めのほうれい線」には効果が限定的なことが多いです。
その点、注入治療は必要な部位に直接アプローチでき、溝そのものを改善することが可能です。
注入治療3つを徹底比較【表あり】
項目 | ヒアルロン酸注入 | 脂肪注入 | グロースファクター治療 |
---|---|---|---|
効果の持続期間 | 約6ヶ月〜2年 | 10年以上(定着次第) | 数年〜10年以上(10年保証あり) |
即効性 | ◎(その場で実感) | ◯(腫れや定着後に完成) | △(1〜6ヶ月で自然に変化) |
自然さ | △(くり返し投与で不自然さ) | ◯(ボリュームが気になることも) | ◎(再生によるナチュラルな改善) |
リスク・ダウンタイム | 中(腫れほぼなし・血管塞栓) | 中(腫れ・しこり・血管塞栓) | 少(腫れほぼなし) |
1回あたりの費用感 | 6〜10万円前後 | 20〜40万円前後 | 18万円(当院) |
【1】ヒアルロン酸注入|即効性はあるが一時的
ほうれい線の溝に直接フィラー(充填剤)を入れ、凹みを物理的に“埋める”方法です。
一時的な即効性はありますが、皮膚の構造が変わるわけではなく、あくまでも対症的な処置となります。
また、くり返し打つことで不自然な膨らみや違和感が出やすいというデメリットも避けて通れません。
【2】脂肪注入|定着の個人差とリスク
自分の脂肪を採取し、ほうれい線の溝に注入する治療法です。
脂肪がうまく定着すれば長期間の効果が期待できますが、実際には定着率に大きな個人差があり、特にほうれい線は表情の動きが多い部位のため定着しにくい傾向があります。
そのため、2~3回以上の追加注入が必要になることも少なくありません。
【3】グロースファクター注入|自然で長持ち、構造的に改善
成長因子が真皮層の線維芽細胞に働きかけてコラーゲンを生成させ、皮膚のハリと弾力を取り戻す治療法です。
そのため、笑ったときや表情を動かした際も不自然にならず、“自分自身の皮膚が若返ったような自然な変化”が生まれます。
注入後は1〜6ヶ月かけて徐々に効果が現れ、1回の施術で長期的な改善が見込める点も大きな魅力です。
40代の注入治療で最も適しているのはグロースファクター
40代は「老化が加速する前の分岐点」です。この時期に“対症療法”ではなく“根本治療”を行っておくことが、10年後の見た目に大きな差を生みます。
グロースファクターは以下の点で、40代にとって理想的な治療法といえます。
- 皮膚の構造そのものを再生し、ナチュラルな若返りができる
- 表情の変化に合わせて自然に馴染むため、違和感が出にくい
- 基本的に1回の治療で終了し、メンテナンスが不要
- 当院では「10年間効果保証」制度を設けており、持続性も安心
一時的な改善ではなく、「10年後も若々しい自分」でいたい方にこそ、選んでいただきたい治療です。
まとめ|「このまま老ける」は、今すぐ止められます
40代で目立ってくるほうれい線は、肌表面だけでなく、顔の構造的な変化が原因です。
- 骨の萎縮
- 脂肪の下垂
- 皮膚の菲薄化
この3つが複雑に重なり合って、ほうれい線は深く・老けた印象になってしまいます。
しかし、適切なアプローチを選べば、1回の治療で自然に、根本から改善することも可能です。
当院は【ほうれい線治療に特化した専門クリニック】として、これまで40代の方を中心に、数多くのグロースファクター治療を行ってきました。
- 医師による丁寧な診察とカスタム設計
- 左右差や表情の癖まで見極めた微調整技術
- 長期的な見た目を想定した自然な改善設計
「将来に向けた自己投資」として、今の一歩がきっと10年後の自信につながります。
ぜひ一度、当院の無料カウンセリングをご利用ください。
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