• ヒアルロン酸

ヒアルロン酸の安全性はどれぐらいなのか

美容のためにヒアルロン酸注射を考えている人の中には、その安全性が気になる人もいるでしょう。

そこで今回は、美容クリニックでも人気のヒアルロン酸注射について、その安全性に焦点をあててみていきます。

 

ヒアルロン酸とその安全性について

まずいえるのは、ヒアルロン酸は安全なものだということです。

その理由は、人間のからだにもともとある成分だからです。

見た目はゼリー状で、関節や皮膚をはじめ、からだのさまざまな箇所に存在しています。

その中でも、皮膚では中心的な役割を担っているほど、大切な成分です。

また関節では、骨と骨をつなぐクッションや潤滑油のような役割をもった、関節液の中に含まれています。

この部分のヒアルロン酸が少なくなると、変形性関節症という関節痛を引き起こします。

この場合に、ヒアルロン酸を注射してあげると、軟骨が保護され関節痛をやわらげることができるのです。

また、美容の点では輪郭を整えたり、シワを目立たなくさせたりするなど、さまざまな用途で用いられています。

さらに、化粧水や美容液、パックなど、その保湿効果の高さから、多くの化粧品にも配合されています。

このように、ヒアルロン酸は美容効果が高いため、美容業界でもあらゆる場面で活用されているのです。

安全な成分だからこそ、私たちが手軽に購入できる多くの商品にも使われています。

 

あらゆる美容クリニックでの実績が豊富

ヒアルロン酸は、涙袋や鼻、唇、顎、首、胸など、顔やからだの悩みを注射で手軽に解消できます。

このため、日々あらゆるクリニックのあらゆる症例に用いられています。

なお、豊胸をはじめとしたボリュームアップだけでなく、シワの改善やリフトアップも期待できます。

このように、ヒアルロン酸注射には多くの実績がある上、医師ももちろん安全な施術を心がけています。

また、施術後に効果をすぐ感じられることから、多くの患者様にも喜ばれている施術です。

 

デメリットも知っておく

ヒアルロン酸は、注射したあと、だんだんとからだに吸収されていくため、永遠に効果が続くわけではありません。

また、使う種類によっても効果の続く期間は異なります。

このため、効果を保つためには定期的な注射が必要となり、その度に費用がかかるというデメリットがあります。

 

副作用とリスク

医療行為には副作用とリスクがつきもので、ヒアルロン酸も例外ではありません。

比較的よく起こるものでいうと、内出血や腫れなどがあります。

これらであれば、人によって差があるにしても、時間が経てば必ず治ります。

一方で、ヒアルロン酸にはアレルギー(遅発性結節)や感染、血流症といった重大なリスクもあります。

特に血流障害では、皮膚が壊死したり失明したりする危険性もあるため、万が一これらが起こった場合には、早急に対処しなければなりません。

なお、このようなリスクは、注射する回数や量が増えるほど、確率が上がっていきます。

 

見た目の違和感や不自然さ

ヒアルロン酸をたくさん入れすぎたり、一カ所に集中して入れたりしてしまうと、しこりや凸凹、ふくらみすぎになってしまうことがあります。

見た目を美しくするために注射したのに、かえって不自然になってしまうのです。

例えばしこりは、水の中へ一気にたくさん入れた片栗粉が、ダマになって溶けきれなくなったような状態です。

また、注射した箇所としていない箇所で、明らかな段差がうまれ、見た目が不自然になることもあります。

さらに、物理学用語でいうチンダル現象という症状が起こった場合には、注射したヒアルロン酸が皮膚の表面から青く透けてしまいます。

このチンダル現象は、目の下など、皮膚の薄い箇所で起こりやすい現象です。

 

さまざまなヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸と一口にいっても、硬さや効果の続く期間など、実にさまざまな種類があります。

ものによっては、あまり質の良くないものがあるのも現実です。

当院では、厚生労働省から認められた、安全なものだけを採用しています。

安全性の高いヒアルロン酸も用法・用量には注意

ここまで、ヒアルロン酸の安全性についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

医師は、ヒアルロン酸のリスクと安全性を十分に理解した上で、患者様ができるだけ安心して受けられる治療を目指しています。

ヒアルロン酸注射に興味があり、話を聞いてみたいという場合には、ぜひお気軽にご相談ください。

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