
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「最近、フェイスラインがぼんやりしてきた気がする。」
「ほうれい線も目立ってきたし、そろそろ何か美容医療を始めた方がいいのだろうか。」
「調べてみるとハイフが人気らしい。でも、本当に自分にも効果があるの?」
年齢を重ねると、このような悩みをきっかけに美容医療を調べ始める方が増えてきます。
その中でもハイフは、切らずにたるみへアプローチできる治療として広く知られており、ダウンタイムもほとんどないことから、美容医療が初めての方でも挑戦しやすい治療として人気があります。
一方で、診療をしていると、
「ハイフを何回も受けたのに思ったほど変わりませんでした。」
「ほうれい線を改善したくて始めたのに、結局意味がなかった気がします。」
というご相談も数多くいただきます。
同じハイフを受けているにもかかわらず、「効果を実感できた」という方と、「期待外れだった」という方がいるのはなぜでしょうか。
その理由の多くは、ハイフという治療自体ではなく、「改善したい悩み」と「ハイフで改善できる悩み」が一致していないことにあります。
そもそもハイフとは、高密度の超音波を皮膚の深い層へ照射し、熱刺激によってコラーゲンの生成を促す治療です。
メスを使わずにたるみにアプローチできることから、「切らないリフトアップ治療」として広く行われています。
私は美容皮膚科医として日々診療する中で、ハイフはとても優れた治療だと感じています。
実際に自分自身でも定期的に受けていますし、患者さんへおすすめすることも少なくありません。
ただ、それは「ハイフならどんなたるみも改善できる」と考えているからではありません。
むしろ私は、美容医療の中でもハイフほど誤解されている治療は少ないのではないかと思っています。
この記事では、ハイフを受けようか迷っている方へ向けて、診療で患者さんへ実際にお話ししている内容や、私自身が治療を受けて感じたことも交えながら、ハイフの本当の価値についてできるだけ率直にお伝えしたいと思います。
良いことだけではなく、効果の限界やデメリットについても包み隠さずお話しします。
その上で、ご自身に本当にハイフが向いているのかを判断する材料にしていただければ幸いです。
目次
- まず結論|ハイフは「若返る治療」ではなく「若さを維持する治療」
- ハイフの本当の価値は、「今日の変化」ではなく「5年後の変化」にある
- 「ハイフはおすすめですか?」の質問に対する私の答え
- 「たるみなら、まずハイフ」という考え方は正しくない
- ハイフが最も力を発揮するのは、実はフェイスライン
- 一方で、ほうれい線は変化が出にくい
- たるみを「引き上げれば改善する」とは限らない理由
- ハイフを続けていた、忘れられない患者さんの話
- 私自身の、ハイフに対する考え方が変わった経験
- ハイフは「強いほど良い」「回数をかけるほど良い」という治療ではない
- ハイフだけにこだわらないことが大事
- 年代によって変わる、ハイフとの付き合い方
- ハイフについてよくある質問
- まとめ|ハイフを受ける患者さんに、私が伝えたいこと
まず結論|ハイフは「若返る治療」ではなく「若さを維持する治療」

最初に、私の考えをはっきりお伝えします。
私はハイフという治療を高く評価しています。
ただ、それは「一回で劇的に若返る治療だから」ではありません。
将来のたるみを少しでも穏やかにし、今の状態を長く維持するという点で、とても価値のある治療だと考えているからです。
この考え方は、診療を始めた頃から持っていたわけではありません。
美容医療に携わり、多くの患者さんを診察し、自分自身でも治療を受ける中で少しずつ変わってきた考え方です。
診察では、「先生はハイフをおすすめしますか」と聞かれることがあります。
私の答えは、いつも同じです。
「おすすめします。ただし、目的によります。」
例えば、フェイスラインが少しぼやけてきた方や、顎下のもたつきが気になり始めた方、あるいは今以上にたるみを進行させたくないという方には、ハイフは非常に良い選択肢になります。
一方で、「深いほうれい線をなくしたい」「ゴルゴラインを改善したい」「10年前の顔に戻りたい」という目的であれば、私は最初から別の治療を検討します。
この違いを知らずに治療を受けると、「ハイフは意味がなかった」という感想に陥りやすくなります。
逆に、ハイフが得意なことと苦手なことを理解したうえで受けると、満足度は大きく変わります。
私は、その期待値を正しく持つことが、美容医療で後悔しないための第一歩だと考えています。
ハイフの本当の価値は、「今日の変化」ではなく「5年後の変化」にある

美容医療というと、多くの方は「施術を受けたらすぐに変わるもの」というイメージを持たれています。
確かに、ヒアルロン酸は注入した直後から変化が分かりますし、ボトックスも数日から1週間ほどで効果を実感できます。
そのため、効果がすぐに分かる治療ほど優れているように感じるかもしれません。
しかし、ハイフは少し性質の違う治療です。
施術直後にフェイスラインが少し引き締まったように感じる方もいますが、それは熱によって組織が一時的に収縮することで得られる変化です。
一方、私がハイフで本当に重要だと考えているのは、その後の変化です。
ハイフでは、照射した熱をきっかけに皮膚の修復反応が始まり、その過程で新しいコラーゲンが作られます。
効果は数か月かけてゆっくり現れ、肌のハリを保つことで、結果として将来のたるみ予防につながります。
つまり、ハイフは「今日若返るため」の治療ではなく、「数年後も今の状態をできるだけ維持するため」の治療だと私は考えています。
診察では、患者さんにこんな例え話をすることがあります。
「ハイフは歯のクリーニングに少し似ています。」
一度クリーニングを受けたからといって、その日に歯が劇的に変わるわけではありません。
しかし、何年も定期的にケアを続けた人とそうでない人では、将来的に大きな差が生まれます。
ハイフも、それに近い治療だと私は考えています。
だから私は、「今日鏡を見て感動するための治療」ではなく、「5年後、10年後もできるだけ自然に年齢を重ねるための治療」として患者さんにご説明しています。
この話をすると、多くの方が少し驚かれます。
ハイフを「切らないフェイスリフト」のようにイメージされている方が多いからです。
しかし、この考え方に変わると、「思ったほど変わらなかった」という評価だったハイフが、「長く付き合う価値のある治療」へと変わる方を、私はこれまで何人も見てきました。
「ハイフはおすすめですか?」の質問に対する私の答え

以前、患者さんからこんな質問を受けたことがあります。
「先生はハイフって好きですか。」
少し考えてから、私はこう答えました。
「好きですよ。でも、美容医療の中で一番誤解されている治療の一つだとも思っています。」
患者さんは少し意外そうな表情をされました。
おそらく、「好きなのか、否定しているのか、どちらなんだろう」と感じられたのでしょう。
でも、それが今でも変わらない私の本音です。
ハイフは適応が合えば、とても良い治療です。
一方で、適応を間違えると、満足度が大きく下がってしまう治療でもあります。
私は、このギャップこそが、ハイフという治療が誤解され続けている一番の理由ではないかと思っています。
だからこそ、診察では機械の説明をする前に、「何が一番気になっていますか」と必ずお聞きします。
同じ年代の方でも、お悩みは一人ひとり違います。
フェイスラインを気にされる方もいれば、ほうれい線を改善したい方もいます。
まずはその違いを知ること。
そこから、本当の意味での治療選びが始まると私は考えています。
「たるみなら、まずハイフ」という考え方は正しくない

ここ数年で、ハイフは美容医療を代表する治療の一つになりました。
美容医療に興味がない方でも、「ハイフ」という名前だけは聞いたことがあるという時代です。
それだけ認知され、多くの方に受け入れられていること自体は、とても良いことだと思います。
ただ、その一方で、診療をしていて以前より強く感じるようになったことがあります。
それは、「たるみが気になるなら、とりあえずハイフ」という考え方が広まり過ぎていることです。
患者さんからも、
「たるみにはハイフですよね。」
「先生もまずハイフを勧めますよね。」
と聞かれることがあります。
そのたびに私は、「まず、お顔を診せてください」とお答えします。
なぜなら、私にとって一番大切なのは、どの機械を使うかではなく、「なぜその方が老けて見えるのか」を診断することだからです。
美容医療では、どうしても機械に注目が集まりがちです。
新しい機械が登場すると、「今度はこれが一番効くらしい」と話題になります。
しかし、本来の順番は逆です。
機械を選ぶ前に、原因を見極めなければなりません。
これは、美容医療に限った話ではありません。
例えば、風邪を引いた患者さんが10人いたとしても、全員に同じ薬を処方する医師はいません。
熱が高い方もいれば、咳が強い方もいます。細菌感染なのか、ウイルスなのかによっても治療は変わります。
美容医療もまったく同じです。
「たるみ」という一つの言葉の中にも、皮膚のハリの低下、脂肪の下垂、ボリュームの減少、骨格の影響など、様々な原因があります。
原因が違えば、当然、選ぶべき治療も変わります。
私はこれまで、「ハイフを受けたい」と来院された患者さんへ、「今回はハイフはやめましょう」とお伝えしたことが何度もあります。
もちろん、驚かれることもあります。
せっかくハイフを受けるつもりで来院されたのですから、当然です。
それでも私は、「今のあなたに必要なのはハイフではありません」と率直にお伝えします。
患者さんが希望された治療をそのまま行うことよりも、本当に合った治療をご提案することの方が、医師として大切だと考えているからです。
ハイフが最も力を発揮するのは、実はフェイスライン

では、私はどのような方へハイフをおすすめしているのでしょうか。
答えはとてもシンプルです。
フェイスラインの軽いたるみが気になり始めた方です。
例えば、
「昔より輪郭が少しぼやけてきた。」
「横顔を見たときに、フェイスラインが丸くなった気がする。」
「顎下が少しもたついてきた。」
こうした変化は、皮膚や脂肪が少しずつ下がることで起こります。
このようなケースでは、ハイフは比較的効果を実感しやすい治療です。
実際に施術後、「フェイスラインがすっきりしました」と喜ばれる患者さんも少なくありません。
だから私は、フェイスラインの予防や軽いたるみには、ハイフを積極的におすすめしています。
ここで誤解していただきたくないのは、私はハイフを否定したいわけではないということです。
むしろ、得意な場面では非常に優れた治療だと思っています。
問題は、その役割を超えた期待をされてしまうことなのです。
一方で、ほうれい線は変化が出にくい

私はほうれい線専門クリニックで診療しています。
そのため、毎日のように、
「ハイフを受けたけれど、ほうれい線は何も変わりませんでした。」
という患者さんを診察します。
そのたびに私は、「実は、それは珍しいことではありません」とお話ししています。
もちろん、ハイフが失敗だったわけではありません。
ただ、ほうれい線という悩みに対しては、最初から役割が違うのです。
診察では、患者さんにこんなお話をすることがあります。
「ほうれい線は一本の線に見えますが、実際にはいくつもの原因が重なってできています。」
患者さんからすると、鏡に映るのは一本の線です。
でも、医師から見ると、その一本の線の中にいくつもの要素が隠れています。
鼻の横の骨格が少しへこんでいる方もいます。
頬の脂肪が前へ張り出し、その影でほうれい線が深く見えている方もいます。
皮膚のハリが低下している方もいれば、何年も笑うことで皮膚に折れ癖が刻まれている方もいます。
そして、多くの場合、それらの要因は一つではなく、いくつも重なっています。
ここが、ほうれい線治療の難しいところです。
たるみを「引き上げれば改善する」とは限らない理由

私は診察で、よくこんな例え話をします。
庭に穴が開いているとします。
その穴を埋めたいのに、庭全体を後ろへ引っ張ったらどうなるでしょうか。
庭全体は少し動くかもしれません。
でも、穴そのものはなくなりません。
ほうれい線も、それに少し似ています。
ハイフによって頬全体がわずかに引き締まることで、見え方が少し変わることはあります。
しかし、骨格によるくぼみは埋まりません。
皮膚に刻まれた折れ癖も消えません。
頬の厚みによってできる影も、そのまま残ります。
つまり、「引き上げる」というアプローチだけでは改善できない原因がたくさんあるのです。
私はこれまで一万人以上ものほうれい線を診察してきました。
その経験から言えるのは、ハイフだけでほうれい線が大きく改善するケースはほとんど存在しないということです。
ただし私は、「ハイフでは改善しません」と言いたいのではありません。
「ハイフだけでは改善できない原因が多い」とお伝えしたいのです。
この違いは、とても大切だと思っています。
治療を否定するのではなく、役割を正しく理解すること。
それが、美容医療で遠回りしないための第一歩だと考えています。
ハイフを続けていた、忘れられない患者さんの話

数年前、私がまだ大手の美容クリニックに勤務していた際、40代の女性が来院されました。
診察室に入るなり、その方は少し申し訳なさそうにこうおっしゃいました。
「先生、実はもうハイフは卒業しようと思っています。」
理由を伺うと、約4年間、半年ごとにハイフを受け続けてきたそうです。
「フェイスラインは少し維持できている気はします。でも、本当に治したかったほうれい線は何も変わりませんでした。」
その言葉を聞いて、私は「ハイフが無駄だったわけではないと思います」とお伝えしました。
実際に診察すると、フェイスラインはとても綺麗に保たれていました。
もし何も治療をしていなければ、今よりたるみが進んでいた可能性もあります。
つまり、ハイフはきちんと役割を果たしていたのです。
ただ、その方が最も改善したかったほうれい線には、別の原因が大きく関わっていました。
その後、原因をご説明し、適した注入治療をご提案したところ、数か月後に「もっと早く相談すれば良かったです」と笑顔で話してくださいました。
私は、このような患者さんをこれまで何人も診てきました。
だからこそ、「ハイフは意味がない」とも、「たるみなら何でもハイフ」とも言えません。
美容医療で本当に大切なのは、治療を選ぶことではなく、原因を見極めることなのです。
私自身の、ハイフに対する考え方が変わった経験

ここまで読むと、「先生は最初からハイフに慎重だったのですか」と思われるかもしれません。
実はそうではありません。
私自身も、美容医療に携わり始めた頃は、「ハイフは照射のパワーが強いほど、効果も高いのではないか」と考えていました。
せっかく治療を受けるのであれば、できるだけ効果を実感したい。その気持ちは患者さんと同じです。
そこで一度、かなり高い出力でハイフを自分に当ててみたことがあります。
結果は、私が想像していたものとは違いました。
施術後は顔全体が思った以上にむくみ、その状態が落ち着くまで約1か月かかりました。
さらに、むくみが引いたあとも、「以前より顔が老けたような気がする」と感じたことを今でも覚えています。
もちろん、これは私一人の経験です。
すべての方に同じことが起こるわけではありませんし、高出力の照射が必ず悪い結果につながると言いたいわけでもありません。
それでも、この経験は私にとって大きな転機になりました。
美容医療は、「効かせること」を競うものではありません。
本当に目指すべきなのは、「自然に若々しく保つこと」です。
そのためには、必要以上に強い刺激を与えるよりも、その方にとって適切な刺激を選ぶ方がはるかに重要です。
今では患者さんから、「一番強い出力でお願いします」と言われても、私はお断りすることがあります。
なぜなら、強い刺激が必ずしも良い結果につながるとは限らないことを、自分自身でも経験したからです。
ハイフは「強いほど良い」「回数をかけるほど良い」という治療ではない

患者さんからよく受ける質問があります。
「どれくらいの頻度で受ければいいですか。」
「半年に一回くらい受けた方がいいですか。」
あるいは、
「先生ならどれくらいの間隔で受けますか。」
という質問です。
私なら、40代以降であれば1年に1回程度を目安に考えます。
もちろん、お顔の状態や年齢によって考え方は変わりますし、絶対的な正解ではありません。
それでも私が頻繁な照射を勧めないのは、ハイフの目的が「今日の劇的変化」ではなく、「将来の変化を穏やかにすること」だからです。
皮膚は照射を受けたあと、数か月かけてゆっくり反応します。
その途中で何度も刺激を加えるよりも、十分な時間をかけて反応を待つ方が理にかなっていると私は考えています。
もう一つ、私が大切だと思っていることがあります。
それは、40代以降の若返りでは、「引き締めること」と同じくらい「ボリュームを維持すること」が重要になるという点です。
20代や30代前半では、脂肪量が多く、フェイスラインを引き締めることでよりシャープな印象になる方も少なくありません。
しかし40代を過ぎると、加齢によって頬やこめかみの脂肪は少しずつ減少していきます。
その状態で「もっと引き締めたい」という考えだけで治療を繰り返すと、場合によってはやつれた印象や疲れた印象につながることがあります。
だから私は、「もっと強く」「もっと頻繁に」という考え方には慎重です。
美容医療は足し算だけではありません。
時には、「やり過ぎないこと」が最も良い結果につながることもあるのです。
ハイフだけにこだわらないことが大事

最近は、たるみ治療の機械が次々と登場しています。
ボルニューマ、デンシティ、オリジオ、他の高周波治療など、患者さんからメールでご相談を受ける機会も増えました。
そのたびに、
「先生、一番おすすめなのはどれですか。」
と聞かれます。
私は、その質問に対して機械の名前を答えることはありません。
代わりに、
「まず、お顔を診せてください。」
とお伝えします。
なぜなら、同じたるみでも原因が違えば、最適な治療も変わるからです。
肌全体のハリを改善したい方であれば、ハイフより高周波の方が満足度が高いこともあります。
ボリューム不足が主な原因であれば、注入治療を組み合わせた方が自然な仕上がりになることもあります。
もちろん、フェイスラインの軽いたるみであれば、ハイフが第一選択になることもあります。
つまり、「どの機械が一番良いか」という問いに答えはありません。
あるのは、「今のあなたには何が一番合っているか」という答えだけです。
私は、その答えを見つけることが医師の役割だと思っています。
年代によって変わる、ハイフとの付き合い方

ハイフは、すべての年代で同じように考える治療ではありません。
20代では、まだ大きなたるみがない方がほとんどです。
フェイスラインを整えたいという目的であれば選択肢になりますが、「予防だから絶対に受けた方がいい」とまでは考えていません。
30代になると、少しずつ輪郭の変化を感じ始める方が増えてきます。
この頃から、「今の状態を維持したい」という目的で取り入れるのは、一つの良いタイミングだと思います。
そして40代は、私が最もハイフの価値を感じやすい年代です。
ただし、その目的は「若返ること」ではなく、「今以上にたるませないこと」です。
この期待値で治療を受ける方は、満足度も高い傾向があります。
一方で50代以降になると、皮膚だけではなく脂肪や骨格の変化も加わります。
この年代では、ハイフだけで若返りを目指すよりも、注入治療や糸リフト、場合によってはフェイスリフトなど、それぞれの役割を組み合わせた方が自然な結果につながることが多いでしょう。
ハイフについてよくある質問
ハイフは痛いですか?
痛みには個人差がありますが、骨に近いフェイスラインや顎先ではピリピリとした刺激を感じることがあります。
一方、頬など脂肪の多い部位では比較的痛みは少ない傾向があります。
なお、痛みが強いほど効果が高いわけではありません。
必要以上に強い出力で照射すると、腫れや火傷などのリスクが高まることもあるため、適切な出力で施術を行うことが大切です。
ハイフだけでほうれい線は改善しますか?
軽いたるみが原因であれば、頬が引き締まることで見え方が改善することがあります。
しかし、多くのほうれい線はたるみ以外にも、骨格や脂肪、皮膚の折れ癖など複数の原因が関係しています。
そのため、ハイフだけで十分な改善が得られるケースは多くなく、原因に応じて注入治療などを組み合わせることも重要です。
ハイフと高周波治療はどちらがおすすめですか?
どちらが優れているというより、それぞれ得意なことが異なります。
ハイフはより深部に効き、フェイスラインや顎下など輪郭の引き締め、高周波治療はより表層に効き、肌のハリや小じわの改善が得意です。
どちらが適しているかは、機械の種類ではなく、お顔の状態やたるみの原因によって判断することが大切です。
ハイフは頬がこけることがありますか?
照射部位や頻度、出力によっては脂肪が減り、頬こけや老けた印象につながる可能性があります。
特に顔の脂肪が少ない方や40代以降の方では、むやみに強くしたり頻繁に受けすぎないことが大切です。
ハイフは何歳くらいから受けるべきですか?
20代でたるみがほとんどない方が無理に受ける必要はありません。
一方で、軽いたるみが気になり始めた30〜40代では、将来のたるみ予防として選択肢になります。
年齢よりも、お顔の状態に合っているかが大切です。
まとめ|ハイフを受ける患者さんに、私が伝えたいこと

この記事では、ハイフについて少し厳しいことも書きました。
それは、ハイフを否定したいからではありません。
むしろ、その逆です。
私はハイフがとても良い治療だと思っています。
だからこそ、「一回で劇的に若返る治療」と誤解されたまま受けてほしくないのです。
美容医療は、流行している機械を選べば成功するものではありません。
同じ年代でも、お顔の状態は一人ひとり違います。
皮膚の状態も、脂肪のつき方も、骨格も、これまで笑ってきた時間も違います。
だから、本当に必要な治療も一人ひとり違って当然です。
私はこれからも、流行している機械ではなく、目の前の患者さんのお顔を診て治療をご提案したいと思っています。
ハイフをおすすめする日もあれば、「今日はハイフではありません」とお伝えする日もあります。
遠回りに思えるかもしれませんが、その積み重ねが、5年後、10年後に「あの時きちんと診断を受けて良かった」と思っていただける結果につながると信じています。
もしこの記事を読んで、「自分にはハイフが合っているのだろうか」と迷われた方は、治療法から選ぶのではなく、まず原因を診断してもらうことをおすすめします。
その一歩が、美容医療で後悔しないための何より大切なスタートになります。
当院はほうれい線治療を専門に行っており、メールでの無料カウンセリングも実施しております。
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