

著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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美容医療の花形とも言えるヒアルロン酸注入。
しわを目立たなくし、肌にハリを与える魔法のような施術ですが、安全性に対する疑問や不安を感じる方も多いはず。
「内出血や腫れって大丈夫なの?」「失明のリスクって本当にあるの?」そんな声が後を絶ちません。
実は、ヒアルロン酸注入は正しい技術と知識のもとでおこなえば、比較的安全性の高い施術ですが、油断は禁物。
稀に発生する重大なリスクも存在します。
本記事では、ヒアルロン酸注入の仕組みや安全性を確保するためのポイント、リスク回避の方法についてわかりやすく解説します。
安心して施術を受けるために、ぜひ最後までご覧ください。
ヒアルロン酸注入の安全性について
ヒアルロン酸注入は、体内に自然に存在する成分を用いるため、比較的安全性が高い美容施術とされています。
施術後にヒアルロン酸は体内で自然に分解・吸収されるため、効果が持続期間を過ぎると自然に消える特性があります。
これにより、異物反応を起こしにくい点が特長です。
安全性を確保するためには、厚生労働省やFDAなどの認可を受けた製剤を使用することが重要です。
また、解剖学的知識を持つ医師が施術をおこなうことで、血管や神経へのリスクを最小限に抑えられます。
さらに、注入時には少量ずつ慎重に行い、鈍針カニューレを活用することで誤注入のリスクを軽減できます。
施術前のカウンセリングでリスクや施術内容を十分に理解することも、安心して施術を受けるためのポイントです。
ヒアルロン酸注入によるリスクと副作用
ヒアルロン酸注入に伴う副作用には、軽度なものから重篤なものまでさまざまな種類があります。
一般的な副作用
施術後に起こりうる副作用としては、腫れや内出血、違和感などがあげられます。
これらは施術後数日から数週間程度で自然に消退することがほとんどです。
ただし、注入量や施術部位、個人差によって症状の強さや持続期間は異なります。
重篤なリスク
一方、稀に重大なリスクが発生することがあります。その一例が血流障害です。
ヒアルロン酸が誤って血管内に注入されると、血流が遮断され、注入部位によっては周囲の組織が壊死したり、最悪の場合では失明に至ることもあります。
特に眉間や目の周り、小鼻の脇など重要な血管が走行する部位では、これらのリスクが高まります。
また、アレルギー反応やしこりの発生を訴えるケースもあり、これらは製剤の種類や体質による影響が大きいです。
これらのリスクを最小限に抑えるためには、信頼できるクリニックで、経験豊富な医師に施術を依頼することが不可欠です。
また、異常が見られた場合はすぐに医師に相談し、ヒアルロン酸溶解剤を使用するなど早期対応をおこなうことが重要です。
適切なリスク管理と事前準備が、施術を安全に受けるためのカギとなります。
まとめ
ヒアルロン酸注入は、しわやたるみを改善し、肌にハリを与える効果的な美容施術ですが、安全性には注意が必要です。
施術に伴う内出血や腫れは一般的ですが、稀に血管閉塞や失明といった重大なリスクも報告されています。
これらを回避するためには、信頼できるクリニックと経験豊富な医師を選ぶことが不可欠です。
当院では、安全性を最優先に考え、認可製剤を使用し、徹底したリスク管理をおこなっています。
無料カウンセリングも実施しておりますので、ヒアルロン酸治療をご検討中の方はお気軽にご相談ください。