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ほうれい線にファンデーションがたまる原因と今すぐ解決する方法

説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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朝は丁寧にメイクしたのに、午後にはほうれい線にファンデがヨレて溜まり、鏡を見てギョッとした経験はありませんか?

「どうしてこうなるの?もうどうしようもないのかな…」と、メイク直しのたびにため息をついていませんか?

実はその “ファンデの溜まり”、単なる化粧崩れではなく、しわが刻まれ始めているサインかもしれません。

しわが深くなる前に気づけたあなたは、まだ間に合います。

この記事では、なぜほうれい線にファンデーションがたまるのか?という原から、今すぐできるメイク&スキンケアの対策法、さらに本格的な美容医療による根本ケアまで、わかりやすく解説します。

あなたの肌を “ファンデが映える肌へと導くヒントがきっと見つかりますよ。

ほうれい線にファンデーションがヨレてたまる原因

丁寧にメイクをしても、いつの間にかほうれい線にファンデーションが溜まる原因は以下の3つです。

厚塗りしすぎによるムラ

ファンデーションを厚塗りすると、表面にムラが生じやすくなります。

ムラができることで動きや摩擦、汗や皮脂に弱くなり、ファンデーションやベースメイクが崩れやすくなります。

特にほうれい線など口元のよく動く部分はヨレやすいため、ファンデーションは薄く均一に塗り広げることが基本です。

肌の乾燥による密着不足

肌が乾燥していたり、スキンケアで十分に水分と油分のバランスが整っていない状態では、ファンデーションが肌に密着せず時間とともにヨレやすくなります。

また、肌の内部から乾燥しているインナードライ肌は、肌表面の乾燥を補おうと皮脂分泌が亢進することで、油分が過剰になります。

この油分が肌とファンデーションの密着を妨げ、ヨレや崩れの原因になります。

しわが定着する危険サイン

ファンデーションがヨレてほうれい線にたまるのは、皮膚に溝や折れ癖があるサインです。

素肌の状態で皮膚の表面に細かいしわが見える場合は、すでに「刻まれじわ」が定着している可能性が高く、早急な対策が必要です。

放置するとさらに深くなり、ファンデーションのたまりも悪化します。

まだしわ定着していない場合でも、ファンデーションがたまる部分は将来的にしわが刻まれる可能性が高いため、早めのケアが重要です。

ファンデーションがほうれい線にたまるのを解決する方法

ファンデーションがヨレてほうれい線にたまらないようメイクを仕上げるには、以下の3つがポイントです。

スキンケアや下地で肌の土台を整える

ファンデーションのノリを良くするためには、メイク前のスキンケアでしっかりと土台を準備することが重要です。

洗顔後すぐにヒアルロン酸やセラミド配合の化粧水や乳液で保湿し、肌表面を柔らかく整えましょう。

下地はシリコン入りのプライマーで凹凸をなめらかにし、肌の質感を均一に整えることで、ファンデーションがヨレたりしわに入り込むのを防止できます。

ファンデーションは薄づき&密着重視

ほうれい線部分には、油分が多すぎるファンデーションは使用せず、薄く均一に塗り広げることが大切です。

リキッドやクッションファンデーションの場合、エマルジョンタイプ(水と油を均一に混ぜ合わせた乳化状態)を選ぶことで密着感が高まりヨレにくくなります。

スポンジでポンポンと軽く叩き込むように仕上げることで、ほうれい線の溝へのたまりも防ぎやすくなります。

仕上げはパウダーでヨレ防止

最後に微粒子タイプのフェイスパウダーで軽く押さえると、余分な油分が吸収され、メイクの崩れを防止できます。

特に、皮脂吸着成分(シリカやマイカなど)を含むものは時間が経ってもテカリやすい部分をマットに保ち、ファンデーションが浮きにくくなります。

ほうれい線対策はメイクだけでなく日々のスキンケアが重要

ほうれい線を含めた肌全体の化粧ノリをよくするには、日々のスキンケアによる肌の土台づくりがカギとなります。

肌のハリアップに有効な成分

ほうれい線対策には、保湿はもちろんのこと真皮層に働きかけるエイジングケア成分の補給も有効です。

コラーゲンやエラスチンの生成を促すレチノール、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなどは、ハリや弾力をサポートする代表的な成分です。

毎日のスキンケアに取り入れることで、内側から肌を強く保つことができます。

ファンデーション前の美容液や乳液の活用法

メイク前には、油分と水分のバランスを整える乳液や導入美容液(ブースター)を活用することで、肌が柔らかくなりファンデーションのなじみも向上します。

乾燥肌や混合肌の方はさらに保湿クリームを上から被せ、しっかりと水分を閉じ込めた状態をつくることが大事です。

また、乳液やクリームを塗った直後にベースメイクをのせてしまうと、基礎化粧品の中の油分がベースメイクと混ざって肌に密着しにくくなるため、スキンケアのあとはある程度時間をおき肌になじませてからベースメイクをのせるようにしましょう。

紫外線対策の徹底

紫外線とくにUVAは真皮層にまで到達し、コラーゲンやエラスチンを分解を促進させることで肌のハリを低下させ、化粧ノリが悪くなる要因となります。

ファンデーションのUVカット効果だけでは不十分なため、広範囲の波長をカバーする日焼け止めの重ね使いが重要です。

スプレーやパウダータイプ、飲むタイプの日焼け止めなどを併用し、摩擦や汗で落ちた分もこまめに塗り直しましょう。

メイクやスキンケアでも追いつかない場合は美容医療

すでにほうれい線の表面にしわが刻まれてしまっている場合や、将来的な「刻まれじわ」を予防したい場合には、美容医療の中でもグロースファクター治療が唯一の対策法となります。

グロースファクター治療

グロースファクターは、ほうれい線に注入することでコラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌のハリや弾力を高めてしわを改善する治療法です。

特に、ファンデーションがヨレて溜まる原因となる皮膚表面のしわを、1回の注射で根本から改善できる唯一の方法です。

また、まだしわが皮膚の表面に刻まれていない段階でも、肌にハリが生まれることで皮膚に折れ癖がつきにくくなり、メイク崩れの予防はもちろん、将来的な「刻まれじわ」を防ぐ効果が期待できます。

まとめ

ほうれい線にファンデーションがたまるのは、メイクのテクニックや肌状態だけでなく、しわの定着サインの可能性があります。

スキンケアやベース作りで肌の土台を整え、薄づきで密着感のあるファンデーションを選ぶことがヨレ防止のポイントです。

それでも改善が難しい場合は、美容医療による根本治療も選択肢にあがります。

グロースファクターなどの注入治療でハリを取り戻し、しわそのものの予防や改善を目指しましょう。

当院はほうれい線治療を専門におこなっており、丁寧にカウンセリングした上で、ご状態やご要望に合わせた治療法をご提案しております。

メールでの無料カウンセリングもおこなっておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。