

著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「笑ったときに、ほうれい線がぐっと深く食い込むのが気になる…」 「写真を見るたび、自分だけ年上に見えてショック…」
そんな風に思ったことはありませんか?
一見、表情の一部とも思える“笑ったときのほうれい線”。
でも、それがあまりに深く目立ってしまうと、「老けて見える」「実年齢より上に思われる」といった悩みにつながってしまいます。
しかも、それが20代後半〜30代のうちから気になり始めると、「このまま進行して、消えなくなったらどうしよう…」という不安も生まれてきますよね。
実は、笑ったときに出るほうれい線は、将来“本格的なしわ”に変わる前兆であることも少なくありません。
この記事では、美容皮膚科の視点から「笑ったときのほうれい線が目立つ理由」と「できるだけ自然に根本改善する方法」について、詳しく解説していきます。
目次
笑ったときのほうれい線が目立つ理由とは?
筋肉の動きによる「一時的なほうれい線」
笑顔をつくると、口角を引き上げる「大頬骨筋」「笑筋」などの表情筋が収縮し、頬の皮膚が内側に折れ曲がります。
このとき、鼻の横から口元にかけてできるのが“笑ったときのほうれい線”です。
これは誰にでも起こる自然な現象で、若いうちから存在するものです。
ただし、目立ち方には大きな個人差があり、「皮膚の厚み・ハリ」「頬の脂肪の量」「骨格」などの要因によって、笑うたびに深く食い込む人と、浅くて目立たない人とに分かれます。
実は老化のサイン?笑顔でくっきりする人の特徴
笑顔のたびに深くほうれい線が入る人は、次のような特徴を持っていることが多いです。
- 皮膚が薄くハリが低下している
- 表情筋が発達しすぎている(筋肉の動きが強い)
- 頬の脂肪が下垂し始めている(軽度のたるみ)
この段階で“たまたま深くなるだけ”と油断して放置すると、筋肉の動きがくり返されることで皮膚に「折れ癖」が付き、やがて無表情時にもしわが残る“刻まれたほうれい線”へと変化してしまうリスクがあります。
笑ったときのほうれい線、放っておくとどうなる?
表情じわが刻まれる「折れ癖」定着のリスク
「笑ったときだけだから大丈夫」と思っていても、毎日の積み重ねは確実に肌に影響を及ぼします。
同じ場所に力が加わり、皮膚が繰り返し折れ曲がることで、真皮のコラーゲン繊維がダメージを受け、やがて“常に残る線”として定着してしまうのです。
若いうちに進行予防するメリット
一度定着したほうれい線は、改善に時間がかかるだけでなく、完全に消すことは非常に難しくなります。
だからこそ、「まだ笑ったときだけ」の今こそがチャンスです。
予防的なアプローチを取ることで、“将来の深いほうれい線”を回避することができるのです。
ヒアルロン酸は適切?笑顔のほうれい線との相性を検証
即効性があるが、動きに追従できない可能性
ヒアルロン酸注入は、凹みに直接ボリュームを与えることで、即効的にほうれい線を目立たなくする治療です。
しかし「笑ったときのほうれい線」に対しては、皮膚の動きに追従しきれず、不自然な“盛り上がり”や“表情の違和感”が出ることがあります。
特に表情の変化が大きい若年層では、動的なしわにヒアルロン酸が対応しにくいというデメリットがあります。
ヒアルロン酸で不自然になる理由
笑顔を作ったときにほうれい線が浅くなるどころか、逆に“ヒアルロン酸の入っている部分”がポコっと浮いて見えてしまうケースも少なくありません。
そのため、笑顔とのなじみ具合やナチュラルさを重視する方には、ヒアルロン酸単独のアプローチは慎重に検討すべきといえるでしょう。
自然に改善したいなら、グロースファクターが最適な理由
皮膚そのものの再生で「ナチュラルに浅くする」
グロースファクターとは皮膚の線維芽細胞を活性化する成分で、真皮にはたらきかけ、コラーゲンやエラスチンの生成を高めることで、皮膚そのものの厚みと弾力を取り戻します。
この作用によって、“凹みを膨らませて埋める”のではなく、“皮膚内部からハリをアップさせて再構築する”ことができ、非常に自然な形で笑ったときのほうれい線を浅くしていくことが可能です。
しわが刻まれる前のケアに効果的
グロースファクターは「今ある溝を目立たなくする」だけでなく、「これから刻まれるしわを防ぐ」目的としても優れています。
表情じわが定着する前にアプローチすることで、肌の土台そのものを若々しく保ち、“未来の老け顔リスク”を大きく減らすことができます。
日常でできる予防・ケアも合わせて実践
表情筋トレーニング・マッサージの有効性
表情筋を適度に鍛えることで、頬のたるみを防ぎ、皮膚の支えを保つことができます。
ただし、すでに筋肉の動きが強すぎてしわを作っている場合は、“緩める”マッサージやボトックスとの併用が必要なケースもあるため、状態を見極めることが大切です。
保湿・紫外線対策で肌のハリを守る
乾燥や紫外線によって皮膚のバリア機能が低下すると、真皮のコラーゲンやエラスチンもダメージを受けやすくなり、ほうれい線が定着しやすくなります。
保湿ケアとUVケアは、毎日の基本として必ず継続しましょう。
まとめ|ナチュラルににっこり笑える自分へ
笑ったときにだけ現れるほうれい線——。 最初は些細な悩みでも、放っておくとやがて定着し、「見た目年齢」を大きく左右する要因になってしまいます。
だからこそ、今のうちから適切にケアすることが、将来の美しさを守る一歩に。
自然な笑顔を手に入れたいあなたには、グロースファクター治療という選択肢をぜひ知ってほしいと思います。
“無理に隠さず、無理に盛らず”——あなたらしい笑顔を未来に残すために、私たちと一緒に最適なケアを始めてみませんか?
当院はほうれい線治療を専門におこなっており、無料カウンセリングを通じて、患者様一人ひとりのご希望やご状態に合わせた最適な治療法をご提案しております。
この記事を執筆しております院長の私が、いつでもメールをご返信いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。