著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「暗い場所だと、ほうれい線がこんなにも目立つなんて…」
電車の窓や薄暗いレストランなどでふと自分の顔を見て、ギョッとした経験はありませんか?
実は、光の加減や影の影響で、ほうれい線が通常よりも深く見えてしまうことがあるんです。
これには、頬のたるみや肌の凹凸、シミやくすみが大きく関係しています。
でも心配はご無用!
適切なケアや治療をおこなえば、この「暗い場所問題」はしっかり解決できます。
本記事では、日常のちょっとした工夫から根本的な治療法まで、ほうれい線を撃退するための最強の方法をご紹介します。
これで暗い場所ももう怖くありません。
目次
暗い場所でほうれい線が目立つ3つの理由
電車の窓や洗面所の鏡など薄暗い場所では、照明の角度や光の加減によって、ほうれい線が普段より目立ちやすくなります。
ほうれい線だけでなく、顔にできる陰影が深くなり、実際よりも老けた印象を与えることがあります。
これは環境の問題だけでなく、肌の状態も大きく関係している点を理解することが大切です。
暗い場所でほうれい線が目立ってしまう肌状態を以下に3つあげます。
1. 頬の下垂・余分なボリューム
加齢に伴う骨の萎縮や靭帯の劣化、表情筋の衰えなどによって頬が下垂することで、ほうれい線に影ができやすくなります。
また、体重増加による頬の脂肪量の増加や、一時的なむくみも頬のボリュームを増やし、ほうれい線に光が当たる妨げになります。
これらの変化が重なることで、暗い場所では影が強調され、ほうれい線がさらに暗く目立ちやすくなります。
2. 肌の凹凸・乾燥・毛穴
肌の凹凸や乾燥は、暗い場所でほうれい線を目立たせる大きな要因です。
乾燥によってキメが乱れ、小じわができていたり、毛穴が開いていたりすると、肌表面に微細な凹凸が生じます。
この凹凸によって光が反射されにくくなるため、暗い場所ではその部分が影になって浮き上がり、ほうれい線がより強調される原因となります
特に乾燥肌の方は、よく動かすほうれい線部分の乾燥が進みやすく、影が濃く見えやすい傾向があります。
3. 肌のくすみ・色むら
しみやくすみによって肌のトーンが不均一になると、ほうれい線がより目立つ原因になります。
暗い場所では光が少ないため、明るい場所よりも肌の色むらや陰影が強調されやすくなります。
特に電車の窓のような特殊な照明下では、肌全体のくすみが影を強調し、ほうれい線のコントラストが際立つため、より深く目立って見えることがあります。