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あなたのほうれい線が老けて見える理由|3パーツ自己診断と解決方法

説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
ドクター紹介はこちら

朝、鏡をのぞいたとき。
「あれ、なんだか昨日より老けて見える?」──そんな小さな違和感にドキッとした経験はありませんか。

写真に写った自分の顔を見て「疲れのせいかな…」と落ち込み、オンライン会議の画面に映る顔を見て「これはカメラの画質が悪いせい」と心の中で言い訳。

でも、どこかで気づいてはいるのです。口元の影──ほうれい線が主犯格だと。

ほんの数ミリの溝なのに、なぜか「10歳上」にも「一気に老け込んだ」ようにも見せてしまう不思議なライン。
それがほうれい線です。

けれど実は、「老け顔」に見えてしまう原因はそれだけではありません。
目の下のくまや輪郭のたるみも現れたとき、私たちは一気に“昨日までの私”から“急に老けた私”へと変わってしまうのです。

本記事では、

  • 老けて見えるほうれい線の特徴と原因
  • 顔の若さを左右する「3パーツ理論」 〜自分でできる老け見えチェック方法〜
  • セルフケアの限界と役割
  • 部位別に最適な治療法の比較と詳細解説
  • 当院のグロースファクター治療の特徴と強み

をわかりやすく解説し、「今の自分がどこから治療すべきか」を判断できるようにまとめました。

そして、あなたが「もう一度、自分らしい笑顔に自信を持てる」ためのヒントもお伝えしますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

老けて見える“ほうれい線”の3つの特徴

実は、「老けて見えるほうれい線」には以下の3つの共通する特徴があります。
それを知ることで自分の状態を客観的に判断しやすくなります。

1. 影が深い

頬のたるみが折り重なり、皮膚が沈み込むことで構造的な凹凸が形成されると、明るい場所でも濃い影が目立つようになります。
鼻の横や口角の横に「余分な影」があると、顔全体がくすんで見えたり、視覚的に顔の重心が下がって「老けている印象」を与えてしまいます。

2. 溝が長い

ほうれい線が鼻の横から口角の横を超えてあごの方まで伸びると、もはや「骨格上の頬と口元の境目」ではなく「頬や口元のゆたるみ・もたつき」としての印象が強調されます。
特に顔に脂肪が少ない方は、ほうれい線が口角下まで長く伸びる傾向にあり、より「やつれ感・疲労感」を強める原因になります。

3.線が刻まれている

無表情の状態で肌の表面にくっきりと線が刻まれているのは危険信号です。
表情筋の繰り返しの動作によって肌表面に折れ癖が定着してしまった状態は、皮膚のハリや弾力の低下が進んだサインでもあり、無意識のうちに周囲から「老化」として認識されやすくなります。

老けて見えるのは、ほうれい線のせいだけでははない「3パーツ理論」

多くの方が「老けて見えるのはほうれい線のせい」と思い込みがちですが、実はそれだけではありません。
顔の印象は一か所のしわやたるみだけで決まるのではなく、複数の部位が組み合わさって“全体の見た目年齢”を決定しているのです。

特に、私が長年美容医療の現場で診ていて感じるのは、老け見えを左右する大きな要素が、

  • 目の下〜ゴルゴライン
  • ほうれい線
  • 輪郭(フェイスライン)

の3つに集約されるということ。

この中でも、顔の中心に位置する「目の下〜ゴルゴライン」と「ほうれい線」こそが第一印象を決めるカギになります。
ここに影や溝があると、どれだけ肌が整っていても「疲れている」「年齢を感じる」と思われやすいのです。

そしてそれに続いて、口元のたるみや頬のこけ、こめかみのやつれなどによる「輪郭の乱れ」によって、顔全体がさらに老け込んだ印象へと傾いていきます。

つまり、老け顔を本気で改善するには、まず顔の中心部(目の下〜ゴルゴとほうれい線)を整え、その上で輪郭のバランスを調整することが重要なポイントとなります。

老け見えセルフ診断チェックシート

「自分はどこが一番“老け見え”の原因になっているのか?」──それを客観的に把握するのは意外と難しいものです。
そこで、まずは簡単なチェックシートでセルフ診断してみましょう。

<診断方法>
各項目について「当てはまると思ったら 2点」、「少し気になる程度なら1点」、「全く当てはまらないなら0点」として合計してください。
最後にスコアを合計すると、あなたがどの程度“老け見えゾーン”に入りかけているかの目安が分かります。

【1】目の下〜ゴルゴライン

  • 目の下にクマやたるみが常にある
  • 写真や電車の窓に映ったときにゴルゴラインが目立つ
  • コンシーラーで隠しきれない
  • 笑ってなくても細かいしわが何本もある

【2】ほうれい線

  • 明るい場所でも影が目立つ
  • 口角の横まで伸びている
  • ファンデーションがよれて溜まる
  • 笑うと目立つので写真では真顔で撮ることが多い

【3】輪郭(フェイスライン)

  • 口の横のポニョが気になる
  • 頬こけが目立つ
  • こめかみがくぼんでゴツゴツしている
  • 二重あご・マリオネットラインがある

合計スコアでわかる「あなたの老け見えレベル」

  • 0〜5点:まだセーフゾーン
     健康診断で「特に異常なし」と言われるレベル。自分でも老け見えはほぼ自覚なし。とはいえ、油断すると風邪の芽のようにじわじわ進行していきます。今のうちから予防ケアを始めるのが吉。

  • 6〜10点:老け見え予備軍!要注意ゾーン
     ちょっとした寝不足や疲れで、顔色が冴えない状態に近いもの。本人は「大丈夫」と思っていても、周囲には「疲れてる?」と見られ始めています。この段階で放置すると本格的な不調へ。軽いうちに美容医療のサポートを取り入れるのがベスト。

  • 11〜15点:老け見えが現実化しているゾーン
     いわば“風邪をこじらせた”状態。セルフケアではもはや回復が難しく、専門医の診察が必要な段階です。写真に写る自分が「疲れ顔」では済まなくなり、はっきりと老け印象が出てしまいます。

  • 16点以上:赤信号!複合治療が必要ゾーン
     体調でいえば“入院レベル”。目の下・ほうれい線・輪郭と複数の部位に症状が広がり、単独の治療ではカバーしきれません。ただし正しい治療を組み合わせれば、“集中的な治療で一気に回復”するように、若々しい印象を取り戻すチャンスでもあります。

セルフケアは「予防」には有効だが、改善はできない

セルフケアの目的はあくまでも「進行や悪化を防ぐ」「一時的に目立ちにくくする」ことです。
しっかりとした改善はできませんが、毎日の積み重ねが老け見えの進行を遅らせる助けになります。

1. 保湿とUV対策で“しわの固定化”を防ぐ

  • 洗顔後はセラミド・ヒアルロン酸配合の基礎化粧品を重ね塗り
  • 乾燥しやすい口元は、就寝前に特に保湿を強化
  • 季節を問わず毎日、日焼け止めを使用
  • 曇りの日や窓際でも油断せず、UV対策を徹底

2. メイクで影を“錯覚的にぼかす”

  • ツヤ感のあるファンデーションを薄く均一に広げる
  • 1トーン明るめのコンシーラーを影の部分に交差させるようにのせ、円を描くようにぼかす
  • ほうれい線からチークトップへ向けてハイライトをのせ、影を飛ばす

3. 生活習慣改善で肌コンディションを底上げ

  • 睡眠不足:肌の再生力が落ち、しわの固定化が進
  • 喫煙:血流を悪化させ、コラーゲンやエラスチンの劣化を促進
  • 姿勢:うつ伏せ寝や猫背は口元に負担がかかり、線が深くなる原因に

ただし、このようなセルフケアはいくら頑張っても「予防止まり」。
一度深く刻まれたほうれい線や目の下のたるみを少しでも改善したい場合は、セルフケアに固執し続けるのではなく、美容医療の力を借りるのが有効な手段です。

老け見えポイント別・最適な治療一覧

老けて見える原因は人によって異なるため、正しい治療を選ぶには「どの部位が主因なのか」を整理することが大切です。
以下の表では、代表的な3つのパーツごとに主な原因と適した治療法をまとめました

パーツ

主な原因

第一選択

補助

注意点

目の下~ゴルゴ

眼窩脂肪の突出

外科治療(ハムラ・裏ハムラ・脱脂・脂肪注入など)

軽度のたるみは機械や注入治療も可

注入に頼りすぎると不自然

ほうれい線

頬の脂肪の下垂・皮膚のハリ低下

注入治療(ヒアルロン酸 ・グロースファクター)

リフト治療で補助

注入が第一選択

輪郭

頬の脂肪の減少や下垂

外科フェイスリフト・糸リフト

注入でボリューム補正

優先順位は次点

各治療法をさらに詳しく解説

ここからは、各パーツごとの代表的な治療法をさらに詳しく掘り下げていきましょう。

①目の下〜ゴルゴライン

目の下のクマやたるみ・ゴルゴラインは、多くの方が「疲れて見える」と言われる原因の一つです。

外科手術(ハムラ法・裏ハムラ法)

眼窩脂肪の突出や陥凹、皮膚のたるみが強い場合は、やはり外科治療が第一選択です。
 ・ハムラ法:皮膚を切開して脂肪を再配置し、段差と影を根本改善。
 ・裏ハムラ法:下まぶたの裏からアプローチするため、傷跡が表に出にくい。

脱脂術

眼窩脂肪が過剰な場合には単純な脱脂術で改善できます。ただし皮膚のたるみや凹みを伴う症例では、改善が不十分になることもあります。

脂肪注入

逆に目の下やゴルゴラインの凹みが強い場合には脂肪注入が有効です。小じわや色調の改善にもつながり、外科手術に併用することも多いです。

軽度例(外科以外の治療)

ごく軽度の皮膚のたるみの場合は、ハイフ(HIFU)や高周波(RF)などの機械治療、または少量のヒアルロン酸注入で改善できることも。ただし注入は適応を誤ったり過剰に入れると不自然な仕上がりになりやすく、慎重な判断や技術を要します。

👉 目の下は構造が複雑で、注入だけで根本改善しようとすると失敗リスクが高い。外科か外科以外かの見極めが重要です。

②ほうれい線

ほうれい線の治療は「まずは注入から」が基本方針です。

ヒアルロン酸注入

最も広く行われている方法で、即効性が最大の魅力です。
 ・溝や凹みを直接埋められる
 ・短時間で終わり、ダウンタイムがほとんどない
 ・一回あたりの施術が比較的低価格(数万〜10万円)
 ・ただし吸収されるため定期的な追加が必要
 ・血流障害(失明や皮膚壊死)のリスクを軽視してはならない

▶︎【ほうれい線のヒアルロン酸注入の詳細をみる>】

グロースファクター治療

当院が推奨するほうれい線の唯一の根本治療です。
 ・皮膚の真皮層に働きかけ、コラーゲンやエラスチンを再生
 ・ハリや弾力を回復し、将来的にも折れ癖の付きにくい肌に
 ・表情の動きになじむため自然な仕上がり
 ・一回の施術で完了し、数年〜10年以上の持続効果
 ・血流障害のリスクがなく安全性が非常に高い

▶︎【ほうれい線に特化したグロースファクターの詳細をみる>】

👉ヒアルロン酸は「ボリュームを補う治療」で、グロースファクターは「皮膚を若返らせる治療」です。
当院では「まず注入」という方針の上で、より長期的かつ自然な改善を求める方にはグロースファクターを第一におすすめしています。

③輪郭(フェイスライン)

輪郭の乱れは「老け見え」を決定づける大きな要因です。特に口元のたるみ・頬こけ・こめかみのやつれが組み合わさると、一気に年齢感が増します。

外科的フェイスリフト

皮膚だけでなくSMAS(表在性筋膜)まで引き上げることで、輪郭のもたつきを根本的に改善できます。
効果が大きい反面、ダウンタイムが長く外科的侵襲(傷跡・拘縮など)を伴います。

▶︎【フィスリフトに併用すべき治療法をみる>】

糸リフト(スレッドリフト)

軽度〜中等度のたるみなら糸リフト選択肢の一つです。
 ・メスを使わずリフトアップできる
 ・ダウンタイムが比較的軽い
 ・ただし効果は数ヶ月〜1年程度で、繰り返し施術が必要

▶︎【糸リフトの意外な落とし穴についてみる>】

脂肪吸引

脂肪の重みによるたるみが強い場合は、脂肪吸引も適応になることがあります。
 ・ショールファット・バッカルファットを除去することで口元のもたつきやマリオネットラインを解消
 ・メーラーファット・ナゾラビアルファットの除去でほうれい線の影が軽減されるケースも
 ・ただし適応を誤ったり過剰な除去により、頬こけや皮膚のたるみの悪化リスク

▶︎【ほうれい線の脂肪吸引の詳細をみる>】

注入治療(ヒアルロン酸など)

輪郭の「凹み」に対しては注入も有効です。
 ・頬こけにヒアルロン酸を補うとふっくらと若返る
 ・こめかみのやつれや凹みを補正することで、顔全体のバランスが整う
 ・マリオネットラインや顎に少量打つことで口元の若返りにも

▶︎【頬こけの治療法についてみる>】

👉 輪郭周りの脂肪を取りすぎたり、注入を過剰に行ったりすると、かえって老け見え悪化につながる可能性もあります。適量・適所のデザインが重要です。

当院がほうれい線のグロースファクターを推奨する理由

老け見えをつくる3つのパーツの中でも、ほうれい線は外科手術に頼らず、注入治療で改善ができる数少ない部位です。
特に当院が推奨しているのが、皮膚そのものを若返らせる「グロースファクター治療」です。

一般的なヒアルロン酸注入は溝や凹みを直接膨らませるため即効性があり、短期的な改善には優れています。
一方でグロースファクターは、皮膚の真皮層に作用してコラーゲンやエラスチンの再生を促し、肌のハリや弾力を取り戻すことで折れ曲がった皮膚を立ち上がらせ、自然に溝を浅く・短く・目立たなくしていく点が大きな特長です。

つまり、ヒアルロン酸が「足りない部分を埋める補充治療」だとすれば、グロースファクターは「皮膚そのものを再生させる根本治療」。
一度の施術でも数年〜10年以上持続する長期的な改善が期待でき、笑ったときや話したときにも表情の動きや肌質に違和感がでないたため、“治療を受けた感”を与えないナチュラルな若返りを実現できます。

当院では「注入が第一選択」の方針のもと、特に自然さ・安全性・長期持続性を兼ね備えたグロースファクター治療を推奨しています。

まとめ|老け見えの意外な正体と、最適なアプローチ方法

「老けて見える」印象の正体は、ほうれい線だけに限りません。
目の下〜ゴルゴライン・ほうれい線・輪郭(フェイスライン) の3パーツが重なり合い、全体の見た目年齢を決定しているのです。

セルフケアは毎日の予防には欠かせませんが、一度深く刻まれた溝や影を改善するには限界があることも事実です。
特に、ほうれい線は「まず注入治療が第一選択」であり、その中でもグロースファクターは皮膚そのものを再生し、長期的かつ自然に改善できる唯一の根本治療と言えます。

  • 目の下〜ゴルゴライン → 外科治療が有効、必要に応じた注入・機械治療
  • ほうれい線 → 注入治療が第一選択(ヒアルロン酸 ・グロースファクター)
  • 輪郭 → フェイスリフトや糸リフト、必要に応じた注入治療

このように 部位ごとに最適な治療を見極め、組み合わせること が、老け見えの本質的な改善につながります。

当院では、なかでもほうれい線のグロースファクター治療を専門的に行っており、自然さ・安全性・長期持続性の三拍子がそろった方法として多くの方に選ばれています。
「自分がどこから治療すべきか」を正しく知ることが、若々しさを取り戻す第一歩です。

当院では無料カウンセリングを実施しており、いただいたご相談メールには、この記事を執筆している院長である私が一通一通丁寧にご返信しています。
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