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自分のほうれい線が周りより老けて見える原因|若く見せる方法は?

説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「ほうれい線は少しくらいあるのが当然だと思っていたのに、写真を撮るとやけに老けて見える」

「著名人のあの人は、ほうれい線があってもあまり老けて見えないのはどうして?」

ほうれい線は、年齢とともに誰にでも現れる自然なラインです。

ですが、不思議なことに、同じようなほうれい線でも「老けて見える人」「それほど気にならない人」に分かれます。

この記事では、

  • どのようなほうれい線が老けて見えるのか
  • その違いを生む原因
  • 深く刻まれる前にできる対策
  • 印象を変えるセルフケアと美容医療

を整理して、未来の自分のために一緒に考えていきます。

「いつから始めても遅くない」

まずは一歩、知ることから始めましょう。

【1 】ほうれい線は誰にでもある「頬と口元を分ける境界線」

まず、ほうれい線は年齢に関係なく誰にでも存在するものです。

医学用語では「鼻唇溝(びしんこう)」といい、頬と口元を隔てる構造上の境目を指します。

特に、骨格的に頬と口元の高低差がはっきりしている人ほど、若くてもこの境目が目立つ傾向にあります。

つまり「ほうれい線がある=老けた証拠」とは断定できません。

老けて見えない自然なほうれい線の特徴

  • 笑ったときにだけ深くなる
  • 浅くて影が薄い
  • 口角付近で終わる

こうした線は「生き生きした表情の一部」として捉えられ、老け見えの原因には繋がりにくいと言えます。

【2】老けて見えるほうれい線の3つの特徴

しかし、ほうれい線があるだけで老けて見える場合には、共通した特徴があります。

特に以下の3つが揃うと、実年齢以上に老けた印象を与えます。

1. 溝が深い

皮膚の構造上の溝がしっかりと形成されており、明るい場所でも暗い影が目立つ。

口元に「余分な影」があると、顔全体がくすんで見えたり、視覚上顔の重心が下がり「たるんで下に落ちているような印象」を与えます。

2. 溝が長い

ほうれい線が鼻の横から口角を超えてあごの方まで続くと、もはや「骨格上の頬と口元の境目」ではなく「頬や口元のゆるみ・もたつき」としての印象が強調されます。

特に顔に脂肪が少ない方は、ほうれい線が口角下まで長く伸びる傾向にあり、より「やつれ感・疲労感」を強める原因になります。

3. 無表情でも常に目立つ

笑ったときだけでなく、真顔の状態でも溝がくっきり存在する。

「表情の動と関係なく固定化された溝」は、ハリや弾力の低下が進んだサインである「老化」として無意識的に認識されるようになります。

<自分でできる簡単チェック>

鏡を見て、以下の3つに当てはまるか確認してみてください。

  • 明るい場所でもほうれい線の影が見える
  • 口角より下まで線が続いている
  •  笑ったときよりも真顔の写真の方が気になる

2つ以上当てはまるなら、早めに対策を検討すると安心です。

【3】なぜ「老け見えほうれい線」ができるのか?原因を知る

「こんなに深くになったのは何が原因?」
「まだ年齢的には早いはずなのに…」

多くの方が疑問に思うところです。

実は1つの理由だけでなく、いくつもの要因が積み重なって進行します。

(1)骨と脂肪の変化

加齢で顔全体の骨が少しずつ萎縮し、皮膚を支える土台が失われます。

さらに、頬の脂肪はボリュームを失つつ支持組織が弱まることで下に移動していきます。

結果として、ほうれい線のラインに余分なたるみがのしかかり、深い影を作るのです。

(2)皮膚のコラーゲン減少

加齢や紫外線で真皮のコラーゲンが減ると、ハリがなくなり折れた溝が元に戻らなくなります。

深いほうれい線は「皮膚が薄くなり、弾力が低下したサイン」です。

(3)表情筋の折れ癖

同じ表情のくり返しが続くと、笑ったときのほうれい線の「折れ癖」が徐々に定着し深くなっていきます。

これが「無表情でも残る線」の原因です。

(4)生活習慣(紫外線・乾燥・喫煙など)

  • 紫外線 → コラーゲン分解を加速
  • 睡眠不足 → ターンオーバーの乱れ
  • 喫煙 → 血流悪化で修復力低下

同年代でも老け見えが進むのは、生活習慣が大きく影響しています。

【4】老け見えほうれい線の「進行を予防する」アプローチ

ここからは、どうすれば印象を変えられるかを具体的に解説します。

セルフケアは最低限必要

セルフケアは「進行を遅らせる・浅く保つ」ための土台です。

■保湿

  • セラミド・ヒアルロン酸を重ね塗り
  • 乾燥しやすい口元は就寝前に保湿を強化

基本的な保湿を徹底するだけでも「折れ癖の定着を予防できる」ことが多いです。

■紫外線対策

紫外線は真皮のコラーゲンを壊すため、毎日の対策が重要。

  • 日焼け止めを季節を問わず毎日使用
  • 窓際・曇りの日も油断せず徹底

■表情筋トレーニング

表情筋や口輪筋の筋力を維持することで、頬や口元のたるみの予防につながります。

ただし、間違ったやり方や過剰なトレーニングは折れ癖の悪化につながるため注意が必要です。

【5】老けて見えないほうれい線に近づけるための治療法

ほうれい線がすでに「深い・長い・無表情でも目立つ」状態になると、セルフケアだけで改善するのは難しくなります。

そこで選択肢になるのが美容医療です。

ですが、一言で治療といっても

  • 溝を埋める
  • 肌そのものを再生する
  • たるみ全体を引き上げる
  • 軽度のたるみを予防する

など、アプローチの種類はさまざまです。

ここではそれぞれの治療がどんな特徴を持ち、どんなタイプのほうれい線に向いているのかを整理しながら解説します。

【治療法比較表】(老け見え印象・予防・持続性・自然さ)

治療法

老け見え印象改善度

即効性

持続性

自然さ

予防効果

費用目安(1回)

ダウンタイム

適しているほうれい線

ヒアルロン酸注入

◎(溝を物理的に埋める)

⚪︎(6ヶ月〜2年)

⚪︎(膨らみすぎ注意)

×(予防効果なし)

610万円

ほぼなし(軽い内出血・むくみ)

中程度の深さ、今すぐ効果がほしい人

グロースファクター治療

◎(深さ・長さを根本改善)

1~6か月で徐々に変化)

◎(数年〜10年以上)

◎(肌になじむ)

◎(将来の進行予防)

18万円(当院)

ほぼなし(軽い内出血・むくみ)

浅い〜深い溝、じっくり根本改善したい人

ハイフ(HIFU

(軽度の引き締め)

⚪︎

△(数ヶ月〜半年)

◎(マイルドな改善)

⚪︎(軽度のたるみ予防)

5~10万円

ほぼなし

軽度のたるみ、予防目的

糸リフト

⚪︎(たるみの影を薄くする)

⚪︎

△(数ヶ月〜1年)

⚪︎(多少の違和感)

(軽度のたるみ予防)

15~30万円

数日~1週間(軽度の腫れ・痛み)

中等度以上のたるみ、輪郭も改善したい人

この表を読むだけでも「何を優先するか」で選ぶべき治療が変わることがわかります。

次から、それぞれの治療を詳しく見ていきましょう。

①ヒアルロン酸注入

特徴

ヒアルロン酸は透明のジェル状の製剤からなり、もともと皮膚や関節に存在する成分を合成したものです。

これをほうれい線の溝の下に注入して物理的に膨らませて影を埋めるため、即効性が高いのが最大のメリットです。

こんな方におすすめ

  • とにかくすぐに効果を感じたい
  • イベントや撮影までに日数がない
  • 中程度の深さのほうれい線

注意点

  • 動きの多い口元は吸収が早く、効果が減弱するのも早い
  • 数か月〜2年で再注入が必要

老け見え印象

影がすぐに浅くなるので、「深さによる老け見え」には特に有効です。

②グロースファクター治療

特徴

成長因子を注入し、真皮のコラーゲン・エラスチンを増やす治療です。

他の治療と決定的に違うのは、「老けて見えない状態を育てていく治療」であるということ。

・深さを浅くする
・肌の弾力を回復させる
・将来の進行を予防する

この3つを同時に叶えられるのがグロースファクター最大の特長です。

こんな方におすすめ

  • 自然な仕上がりを重視したい
  • 無表情で目立つ溝をなくしたい
  • メンテナンス回数を減らしたい

注意点

  • 効果が出るまで時間がかかる(1〜6か月)
  • しわが深い場合には稀に2回目投与が必要なことも

老け見え印象

深さ・長さ・柔軟性を少しずつ「若い頃の状態に近づける」ため、即効性より長期的な印象改善に向いています。

③ハイフ(HIFU)

特徴

高密度の超音波を皮膚の深い層に照射し、熱エネルギーでたるみを引き締めます。

こんな方におすすめ

  • ごく軽度のほうれい線やフェイスラインのもたつき
  • 将来の予防目的

注意点

  • 深くなった溝そのものを浅くする効果は乏しい
  • 数ヶ月〜半年に1度の定期的なメンテナンスが必要

老け見え印象

「下がって見える印象」を軽くするのに有効。

ただし、溝そのものの改善にはヒアルロン酸やグロースファクターの併用が必要です。

④糸リフト

特徴

溶ける特殊な糸を皮下に挿入し、頬全体のたるみを引き上げる施術です。

こんな方におすすめ

  • 頬の下垂が強く、輪郭のもたつきや歪みが気になる
  • 即効的な引き上げを求める

注意点

  • 数日〜1週間は腫れや痛みが出やすい
  • つっぱりや違和感を感じる方もいる

老け見え印象

深くなったほうれい線の影を「薄く見せる」ことが可能で、顔全体の若返り感にフォーカスした治療です。

治療法の選び方|何を一番重要視する?

優先すること

最適な治療

即効性が欲しい

ヒアルロン酸

自然に根本改善したい

グロースファクター

軽度のたるみを予防

ハイフ

輪郭ごと引き上げたい

糸リフト

以上のポイント踏まえて、自分に合った治療法を検討しましょう。

【6】 まとめ|線を「消す」だけでなく「印象を変える」

深く長く無表情で残るほうれい線は、「老けた印象」を強めます。

でも、必ずしも「ゼロにする」ことだけが正解ではありません。

✅ 深さを浅くする
✅ 線の長さを短くする
✅ 表情と一緒に動く自然な状態に戻す

この3つを目指すことで、若々しい印象に近づきます。

当院では、診察で皮膚・骨格・筋肉の状態を総合的に評価し、
「いちばん自然で、無理のない改善方法」を一緒に考えています。

「一度相談してみたい」と思われた方は、ぜひお気軽にご予約ください。

この記事を執筆している院長の私が、直接メールでお返事させていただきます。

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