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ほうれい線に効く3つのツボと医師が勧める正しいセルフケア&治療法

説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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鏡を覗いたとき、「あれ、こんなにほうれい線目立ってたっけ?」と驚いたことはありませんか?

年齢とともに深くなるほうれい線。でも、まだ美容医療には踏み切れない…

まずは、自宅で簡単にできる「ツボ押し」あたりから始めてみようかな…

なんて思っていませんでしたか?

もちろん、ツボ押しも間違いではありません。

ほうれい線の一時的な見た目の改善や、進行を防ぐ予防策としては有効だと思います。

ただし、ほうれい線を根本的に解決する場合は美容医療の力が必要です。

この記事では、ほうれい線に効果的なツボやその押し方、併せて行いたいセルフケア方法、さらにはほうれい線を根本的に改善するための治療法まで、簡単にわかりやすくご紹介します。

ちょっとした日常の工夫で、若々しい笑顔をキープしましょう。

ほうれい線に効果的な3つのツボと正しい押し方

顔の特定のポイント(ツボ)を押すことで、血流やリンパの流れが促進され、表情筋の過度な緊張が和ぐことにより、ほうれい線の進行予防や一時的な改善につながる可能性があります。

特に次の3つのツボは、顔の中心〜中顔面に位置し、ほうれい線周囲のバランスを整える上で非常に重要です。

① 迎香(げいこう)

小鼻の両脇、鼻の付け根のくぼみに位置するツボです。

  • 人差し指の腹で、左右同時にゆっくり3秒押して、3秒離す。これを5回ほど繰り返します。
  • 深呼吸しながら行うと、副交感神経が優位になり血流改善効果が高まります。
  • 鼻周りやほうれい線周辺のむくみを解消し、肌の血色が明るくなります。

② 巨髎(こりょう)

瞳孔(黒目)の真下から垂直に下ろした線と、小鼻の下端を結んだラインが交わるあたりに位置するツボです。

  • 中指の腹で軽く3秒押し、ゆっくり離す。これを5セット行う。
  • 「少し気持ちいい」と感じる程度で十分。痛みを感じるほど強く押すのはNGです。
  • 頬全体のむくみを取りフェイスラインをすっきり見せる。軽いリフトアップ効果も期待できます。

③ 四白(しはく)

瞳孔(黒目)の真下、頬骨の下のくぼみ部分に位置するツボです。

  • 中指を使って下から上に軽く押し上げるように3秒キープし離す。これを5セット行う。
  • 摩擦を防ぐためにクリームやオイルを少量つけて行うと良い。
  • 目元〜頬の血行を促進し、顔全体のむくみ・くすみ改善に有効です。

ツボを押すタイミング・頻度の目安

  • 朝:むくみが気になるときに1〜2分。メイク前のスキンケア後に行うと血色が良くなり化粧ノリがアップします。
  • 夜:入浴後のリラックスタイムに行うのがおすすめです。筋肉が緩んで効果が高まります。
  • 1日1〜2回でOK。毎日続けることが大切です。

注意:爪を立てたり強くこすったりするのは厳禁。皮膚の薄い頬周りでは、優しく押すだけで十分です。

このように、正しいツボ押しを継続することで、顔全体の血行が改善され、ほうれい線の“影”を薄く見せるサポートになります。

ただし、ツボ押しだけではほうれい線の主な原因となる皮膚そのものの構造変化(真皮のコラーゲン減少など)は改善できない点は注意しましょう。

ツボ押しのほうれい線に対する効果のメカニズム

ツボ押しそのものには、根本的にほうれい線を改善する力はありませんが、ツボを押すことによってほうれい線の進行予防や一時的な見た目の向上につながる可能性は大いにあります。

そのメカニズムは主に以下の3つです。

1. 血流の改善

ツボを押すことで顔の血流が改善し、酸素や栄養素が皮膚の細胞に効率よく行き渡るようになります。

これにより皮膚の代謝が向上し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、肌のハリや弾力が改善することで、結果としてほうれい線の予防につながります。

2. リンパの流れの改善

ツボ押しによってリンパの流れが促進することで、顔のむくみが解消され、頬の余分なボリュームが減少します。

これにより、ほうれい線周りがすっきりとし影が薄く見えるようになります。

3. 表情筋の緊張緩和

表情筋の過剰な緊張は血行不良をもたらし、皮膚の老化の要因となります。

ツボ押しによって筋肉の緊張がほぐれることで、自然なリフトアップ効果が得られます。

特に、ツボの周辺に位置する頬骨筋群や口輪筋が適度に刺激されることで、筋繊維が強化され、頬全体のたるみの予防につながります。

ツボ押し以外に自宅でできるケア

ここではツボ押しと一緒に行うことで、ほうれい線の予防的効果を高めるセルフケアの方法を3つ紹介します。

1. スキンケア

肌の乾燥はほうれい線を深くする要因になります。

洗顔後は、化粧水で水分を補給し、乳液で油分のバランスを整え、最後にクリームで潤いを閉じ込める、この基本的な保湿ケアを続けることが重要です。

また、紫外線はコラーゲンを破壊し、しわやたるみの直接的な原因となります。

日焼け止めをこまめに使用し、遮光グッズや飲む日焼け止めを併用し、日常的な紫外線対策を心がけましょう。

▶︎[肌タイプ別のスキンケア方法をみる>

▶︎[日焼け止めの賢い選び方をみる>

2. 表情筋トレーニング

表情筋を鍛えることで、筋肉の衰えによる皮膚のたるみを予防するだけでなく、血流の改善によりコラーゲンの生成が促されます。

大きく口を動かして「あいうえお」を発声し、意識的に口角を引き上げることで、口輪筋や頬の筋肉が鍛えられ、ほうれい線の予防につながります。

ただし、過度なトレーニングはしわが皮膚に刻まれるリスクにつながるため適度に行いましょう。

▶︎[表情筋トレーニングの注意点をみる>

3. 顔のマッサージ

顔のマッサージを適度に行うことで、血流やリンパの流れが改善し、むくみが解消されることで、ほうれい線が一時的に目立たなくなる効果があります。

さらに、皮膚の代謝が向上し、表情筋が刺激され、老化の予防につながります。

ただし、過度な摩擦や圧力により皮膚への負担がかかり、ほうれい線にとって逆効果になるため注意が必要です。

▶︎[ほうれいに効く正しいマッサージ方法をみる>

ツボ押しは一時的な効果があっても根本的な解決にはならない

ツボ押しはリンパの流れや血流の改善、表情筋の緊張緩和によってほうれい線の一時的な改善や予防につながる可能性はありますが、根本的な解決にはならないのが現状です。

この理由として、ほうれい線のできる主な原因の一つに、真皮層のコラーゲンやエラスチンの減少があり、これはツボ押しだけでは十分には改善できないためです。

根本的な改善をはかる場合、美容医療での治療が必要になります。

たとえば、グロースファクター治療は皮膚の線維芽細胞を活性化することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、ほうれい線を根本から修復する最適な治療法です。

1回の治療で数年〜10年以上の長期的な改善効果が得られ、ほうれい線の進行を予防する効果も期待できます。

まとめ|ツボ押しでほうれい線をケアしつつ、根本改善は医療の力を

ほうれい線を目立たなくするためのセルフケアとして、ツボ押しによる血流やリンパの流れの促進と表情筋の緊張緩和は有効な方法の一つです。

迎香、巨髎、四白といったツボを適度に刺激することで、むくみの解消やリフトアップ効果が期待できます。

さらに、スキンケア、表情筋トレーニング、マッサージなどを併用することで、総合的なほうれい線へのアプローチが可能です。

ただし、これらの方法はあくまで予防や一時的な改善に留まるため、ほうれい線の根本的な改善を目指す場合は、グロースファクター治療など美容医療での治療を検討するとと良いでしょう。

当院は無料カウンセリングも実施しており、お寄せいただいたご相談メールには本記事を執筆している院長の私がすべて丁寧にご返信いたします。

ほうれい線でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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