

著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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今回は、当院でほうれい線のグロースファクター治療を行った60代前半女性の症例をご紹介します。
施術前
他の部位では美容施術のご経験がありますが、ほうれい線治療は今回が初めての方です。
以前からほうれい線が気になっていたものの、最近になって特に目立つようになってきたと感じられたそうです。
他院でカウンセリングを受けた際には、「たるみが強いためフェイスリフトをしないと改善しない」と提案されたものの、侵襲性の高さやダウンタイムの長さに不安を感じ、治療を見送られたとのことでした。
その後、より自然で長期的な改善が期待できる方法を探す中でグロースファクター治療を知り、当院にご来院くださいました。
診察上、頬の厚みとたるみが目立つタイプです。
確かに、たるみを根本的に引き上げるという目的ではフェイスリフトが最も効果的ですが、注意すべきなのはフェイスリフトを単独で行っても「ほうれい線の構造的な溝」そのものは残るため、ほうれい線に関しては十分な改善に至らないケースが多いという点です。
▶︎[リフトアップ手術だけではほうれい線は改善しない理由をみる>]
そのため、ほうれい線の改善を目的とする場合は、
① フェイスリフトに注入治療を組み合わせる、もしくは
② まずは注入治療を単独で試してみる
という順序をおすすめします。
実際には、注入治療のみでも高い満足度を得られるケースが多く、まずはそれでどの程度改善するかを確認されるのが良いでしょう。
その際、注入後も頬のたるみが強い場合には、たるみによる影が残ることによってほうれい線がわずかに残ったように見えることがあります。それが気になる場合は、後からフェイスリフトを追加して組み合わせる流れが最も自然で効率的です。
▶︎[たるみを伴うほうれい線の治療法をみる>]
なお、ほうれい線の皮膚の表面には全体的に“折れ癖”が刻まれており、この折れ癖とはすでに皮膚の表層が壊れてしまっている状態であるため、グロースファクターで一定の効果は期待できるものの完全に消すことは難しく、施術後も残る可能性が高いです。
さらに、ほうれい線の両側(外側・内側)には、皮膚のたるみが原因でみられる「膨らみ」が元より存在しています。
この膨らみはグロースファクター施術後も変化せずそのまま残るものであり、改善を希望する場合にはそれこそフェイスリフトなどのたるみの根本的治療が必要となります。
施術直後
注射による点状の内出血がみられますが、腫れはほとんど目立ちません。
▶︎[グロースファクターのダウンタイムの詳細をみる>]
グロースファクターの効果は施術後1〜6ヶ月かけてじわじわと現れます。
また半年後の仕上がりのお写真を掲載させていただきますので、しばらくお待ちください。
施術名
施術内容
注射により皮膚のコラーゲンの生成を促進し、ハリや弾力を向上させることで、ほうれい線を改善します。
料金
両側のほうれい線 180,000円(税込・麻酔代込)
リスク・副作用
腫れ・内出血・左右差・違和感・凹凸など(リスクの詳細をみる>)
当院は、ほうれい線治療専門のクリニックとして、患者さま一人ひとりに最適なご提案をおこなっております。
ご来院が難しい場合でも、メールでの無料カウンセリングを受け付けております。
お顔のお写真をお送りいただければ、より具体的なアドバイスや治療のご提案が可能です。
ほうれい線にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。