
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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鏡を見るたびに、ほうれい線が気になり始めた…。そんなお悩みを抱えていませんか。
ファンデーションが線にたまったり、写真を撮ったときに老けて見えたりすると、「注射でほうれい線が改善できるなら、一度試してみたい」と思う方も多いと思います。
しかし実は、ほうれい線に使われる「注射・注入治療」にはいくつか種類があり、それぞれ改善できるものが違います。
すぐにくぼみを持ち上げるヒアルロン酸、皮膚に形成された溝を改善するグロースファクター、筋肉の動きを弱めるボトックス、肌質や小じわを整える肌質改善注射など、同じ「注射」でも役割は同じではありません。
誤った治療法を選ぶと、思ったほど効果が感じられなかったり、場合によっては不自然な仕上がりにつながったりすることもあります。
だからこそ大切なのは、「どの注射が一番人気か」ではなく、「自分のほうれい線の何を改善したいのか」から治療を選ぶことです。
東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。
実際の診療では、ほうれい線を一本の線として見るのではなく、皮膚が折れ曲がることで形成された「溝」、鼻横の骨格的なくぼみや頬との高低差によって生じる「影」、表情筋の動きなどを確認しながら治療を選びます。
この記事では、ほうれい線に使われる代表的な5つの注射・注入治療を比較し、それぞれの効果・リスク・持続期間と、自分に合った治療を選ぶための考え方を解説します。
この記事を読んでわかること
- ほうれい線に使われる注射・注入治療の種類
- 5つの治療の効果・持続・リスクの違い
- 自分のほうれい線にはどの注射が向いているのか
- ヒアルロン酸・GF・ボトックスなどの適応の違い
- 注射治療で改善できること・できないこと
自分にはどの注射治療が合うのか分からない方へ
ほうれい線は、同じように見えても原因や目立っている部分が異なります。当院では、ほうれい線の状態を確認したうえで、一人ひとりに合った治療をご提案しています。
ほうれい線の注射治療は主に5種類ある

ほうれい線に対して行われる代表的な注射・注入治療には、主に以下の5つがあります。
- ヒアルロン酸:骨格的なくぼみや影をすぐに改善したい場合
- グロースファクター:皮膚に形成されたほうれい線の溝を自然に改善したい場合
- ボトックス:表情筋の動きが強く関係している一部のケース
- 肌質改善注射:小じわや乾燥、肌質を改善したい場合
- 脂肪注入:顔全体の大きなボリューム不足がある場合
なお、脂肪注入は太ももや腹部などから脂肪を採取する工程があるため、厳密には一般的な「注射治療」というより外科的な注入治療に分類されます。ただし、ほうれい線に対する注入治療を比較するため、この記事ではあわせて紹介します。
重要なのは、この5つは同じ目的で使う治療ではないということです。
「一番効果が高い注射」を探すよりも、まず自分のほうれい線で何が目立っているのかを見極めることが、治療選びの第一歩になります。
【比較表】ほうれい線の注射5種類を比較
5つの治療を、「主に何を改善する治療なのか」という視点から比較すると、次のようになります。
| 治療 | 主に向くもの | 即効性 | 持続 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ヒアルロン酸 | 骨格的なくぼみ・影、深い溝 | ◎ | 製剤による | 血管閉塞、不自然な膨らみなど |
| グロースファクター | 皮膚に形成された溝 | △ 徐々に | 数年〜長期 | 過剰反応、しこり・膨らみすぎなど |
| ボトックス | 表情筋の動きが強い一部のケース | ○ | 一時的 | 笑いにくさ、表情の違和感など |
| 肌質改善注射 | 小じわ・乾燥・肌質 | △ | 製剤・回数による | 深い溝には改善の限界 |
| 脂肪注入 | 大きなボリューム不足 | ○ | 定着すれば長期 | 定着差、しこり、左右差など |
このように比較すると、ほうれい線の注射は「どれが一番優れているか」ではなく、「何を改善したいか」によって選ぶべき治療が変わることが分かります。
自分にはどの注射が向いている?ほうれい線の状態から選ぶ

ここからが、この記事で最も大切な部分です。
治療名から選ぶのではなく、まず「自分のほうれい線で何が目立っているのか」を考えてみましょう。
鼻横のくぼみや影をすぐ改善したい|ヒアルロン酸

鼻横の骨格的なくぼみが強く、そこからほうれい線の影が目立っている場合には、ヒアルロン酸が選択肢になります。
注入直後からボリュームを補えるため、即効性を重視する方にも向いています。
また、深い溝ではヒアルロン酸を注入することで、ある程度浅くすることもできます。
一方で、浅い溝には改善の限界があり、その表面に長年の表情筋の動きによって刻まれた「折れ癖」には基本的に効果を期待しにくい治療です。
皮膚に形成された溝を自然に改善したい|グロースファクター
真顔でも皮膚にほうれい線の溝が残っている場合には、当院ではグロースファクターを中心に検討しています。
ヒアルロン酸のように大きなボリュームを加えて形を変えるのではなく、皮膚側から徐々に溝を改善していくため、時間がかかっても自然に改善したい、何度も治療を繰り返したくないという方にも向いています。
▶︎[ほうれい線の溝を改善するグロースファクターを詳しく見る>]
表情筋の動きが強く関係している|ボトックス

ボトックスは、ほうれい線の溝そのものを埋める治療ではありません。
笑ったときに上唇が強く引き上げられるなど、表情筋の動きがほうれい線の見え方に大きく関係している一部のケースでは選択肢になります。
ただし、口元の筋肉は笑顔にも関係するため、適応や注入部位を慎重に判断する必要があります。
▶︎[ほうれい線のボトックスはどこに打つ?効果と適応を見る>]
小じわや肌質を整えたい|肌質改善注射

リジュランやジュベルックなどの肌質改善注射は、肌のハリや弾力、乾燥、小じわなどを改善したい場合に選択肢になります。
ただし、皮膚に形成された深いほうれい線の溝を直接浅くすることを目的とした治療ではありません。
「ほうれい線そのものを治したい」のか、「ほうれい線周囲の肌質や細かな小じわを整えたい」のかを分けて考えることが大切です。
▶︎[リジュランでほうれい線はどこまで改善できる?詳しく見る>]
顔全体のボリューム不足が大きい|脂肪注入

頬を含めて顔全体のボリュームが大きく減少している場合には、脂肪注入が選択肢になることがあります。
自分の脂肪を採取して注入し、定着した脂肪は長期的に残る可能性があります。
ただし、脂肪採取を伴うため一般的な注射治療より身体的な負担が大きく、定着率の個人差、しこり、左右差などにも注意が必要です。
5つの注射治療のメリット・注意点を詳しく解説
①ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は、注入したその場でボリュームを補える即効性が大きなメリットです。
特に鼻横などの骨格的なくぼみが強い場合には、くぼみを持ち上げることでほうれい線の影を目立ちにくくできます。
また、深い溝に対して注入することで、ある程度浅くすることも可能です。
一方、浅い溝や折れ癖には限界があります。また、入れる位置や量が適切でなければ、笑ったときに凹凸が目立ったり、口元が膨らんで不自然に見えたりすることがあります。
さらに、ほうれい線や鼻翼基部周囲へのヒアルロン酸注入では、血管閉塞による皮膚壊死や視覚障害など、頻度は低いものの重大な合併症にも注意が必要です。
▶︎[ヒアルロン酸で失明することも|安全性とリスクを詳しく見る>]
②グロースファクター治療
グロースファクターは、皮膚のコラーゲン生成などを促し、ほうれい線の溝を皮膚側から徐々に改善していく治療です。
ヒアルロン酸のように注入した製剤そのもののボリュームで形を作る治療ではないため、効果が完成するまでには時間がかかります。
当院では、治療後1〜6か月ほどかけて徐々に変化していくと説明しています。
一方で、自然な仕上がりと長期的な改善を期待できることが大きな特徴です。
ただし、グロースファクターは投与量や注入方法が重要で、過剰な組織反応が起これば、しこりや凹凸、膨らみすぎにつながる可能性があります。
そのため当院では、必要以上に投与せず、PRPなど他の注入製剤と混ぜず、グロースファクター単剤で治療しています。
▶︎[グロースファクターの効果・持続期間・リスクを詳しく見る>]
③ボトックス注射

ボトックスは、筋肉の働きを一時的に弱める治療です。
ほうれい線では、表情筋の動きが強く関係している一部の方や、ガミースマイルを伴うケースなどで選択肢になることがあります。
ただし、すでに皮膚に形成された溝や、骨格的なくぼみによる影を直接改善する治療ではありません。
また、注入する位置や量によっては笑いにくさや表情の左右差などにつながる可能性があるため、適応の見極めが重要です。
▶︎[ボトックスが向くほうれい線・向かないほうれい線を詳しく見る>]
④肌質改善注射(リジュラン・ジュベルックなど)

肌質改善注射は、肌のハリや弾力、保湿、小じわなどを改善することを目的とした注入治療です。
リジュランやジュベルックなどはそれぞれ成分や作用が異なりますが、ほうれい線治療という視点では、主に肌表面の細かな小じわや肌質の改善が役割になります。
深いほうれい線の溝や骨格的なくぼみを直接改善する治療ではないため、「ほうれい線を消したい」という目的だけで選ぶと、期待した変化とのズレが生じることがあります。
⑤脂肪注入
脂肪注入は、ご自身の脂肪を太ももや腹部などから採取し、必要な部位へ注入する治療です。
脂肪が定着すれば長期的なボリューム補充が期待でき、頬などを含めて広い範囲のボリューム不足を改善したい場合には選択肢になります。
一方で、脂肪の定着には個人差があり、しこり、左右差、凹凸などが生じる可能性があります。また、脂肪採取を伴うため、ほかの4治療と比べると身体的負担やダウンタイムも大きくなります。
当院がほうれい線の「溝」にグロースファクターを重視する理由
ここまで説明してきたように、ほうれい線の注射は原因によって使い分ける必要があります。
鼻横の骨格的なくぼみが強ければヒアルロン酸が適していることがありますし、表情筋の動きが主体ならボトックスが選択肢になる場合もあります。
そのうえで、当院がほうれい線治療でグロースファクターを重視しているのは、皮膚そのものに形成された「溝」を改善したい方が非常に多いからです。
「時間がかかってもいいから、じっくり改善したい」
「何度も治療を繰り返したくない」
「何かを入れた感じではなく、できるだけナチュラルに仕上げたい」
このような方にとって、グロースファクターは有力な選択肢になります。
表情筋そのものの動きを止めないため、治療後も普段どおりに笑うことができ、笑っても触っても、どこを治療したのか分かりにくい自然な仕上がりを目指せることも、当院がこの治療を重視している理由の一つです。
また、当院では過量投与を避け、必要な範囲へ必要な量だけを手打ちで注入しています。
▶︎[当院がほうれい線治療にGFを重視する理由を詳しく見る>]
ヒアルロン酸で不自然さを感じた方がGFを検討することもある
過去にヒアルロン酸を受けて、
- 笑ったときに注入部分が膨らんで見えた
- 口元のボリューム感が気になった
- 何度も注入を繰り返すことに抵抗を感じた
という方が、グロースファクターを検討されることもあります。
ただし、ヒアルロン酸が残っている状態へそのままグロースファクターを追加するわけではありません。
当院ではヒアルロン酸の注入歴や残存状態を確認し、必要な場合はヒアルロン酸を溶解してからグロースファクター治療を検討します。
▶︎[ヒアルロン酸とグロースファクターの違いを詳しく見る>]
東京リンクルクリニックのグロースファクター治療
東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。
院長は美容医療に13年以上携わり、これまで2万件を超えるほうれい線症例を診療してきました。
グロースファクター治療では、ほうれい線の深さだけではなく、左右差、皮膚の厚み、頬のボリューム、表情の動きなどを確認しながら、投与する位置・深さ・量を調整しています。
また、当院ではPRPなど他の注入製剤と混ぜず、グロースファクター単剤で投与しています。
ほうれい線へのグロースファクター治療は、両側18万円(税込・麻酔代込み)です。
▶︎[グロースファクター治療の効果・料金・施術の流れを見る>]
よくある質問
ほうれい線の注射はどれが一番効果的ですか?
すべてのほうれい線に対して、一つの注射が最も効果的というわけではありません。
骨格的なくぼみや影が主体ならヒアルロン酸、皮膚に形成された溝ならグロースファクター、表情筋の動きが強く関係している一部のケースならボトックスなど、何が目立っているのかによって適した治療が変わります。
ほうれい線の注射は1回で効果がありますか?
治療によって異なります。
ヒアルロン酸は注入直後から変化が分かります。グロースファクターは1〜6か月ほどかけて徐々に変化し、当院では基本的に1回の治療で仕上げることを目指しています。
一方、リジュランなどの肌質改善注射は、目的や製剤によって複数回の治療が前提になることがあります。
ヒアルロン酸以外の注射もありますか?
あります。グロースファクター、ボトックス、リジュランやジュベルックなどの肌質改善注射などが選択肢になります。
ただし、それぞれ改善できるものが異なるため、「ヒアルロン酸を使いたくない」という理由だけで選ぶのではなく、自分のほうれい線の状態に合っているかを確認することが大切です。
▶︎[ヒアルロン酸以外でほうれい線を治療する方法を詳しく見る>]
ほうれい線の注射にダウンタイムはありますか?
注射治療では、一時的な腫れ、赤み、内出血などが起こることがあります。
ダウンタイムの程度や期間は治療によって異なり、脂肪注入は脂肪採取も伴うため、一般的な注射治療より長くなる傾向があります。
注射でほうれい線を完全に消すことはできますか?
ほうれい線は、皮膚の溝、骨格や頬との高低差による影、脂肪、表情筋の動きなど複数の要因が重なって見えるため、「一本の注射ですべて完全に消す」と考えるのは現実的ではありません。
一方で、何が目立っているのかを見極め、それに合った治療を選ぶことで、自然に目立ちにくくすることは可能です。
まとめ|ほうれい線の注射は「何を改善したいか」で選ぶ

ほうれい線の注射・注入治療には、ヒアルロン酸、グロースファクター、ボトックス、肌質改善注射、脂肪注入などがあります。
しかし、それぞれは同じほうれい線を同じ方法で治療するものではありません。
鼻横などの骨格的なくぼみや影にはヒアルロン酸、皮膚に形成された溝にはグロースファクター、表情筋の動きが強く関係する一部のケースにはボトックス、小じわや肌質には肌質改善注射、大きなボリューム不足には脂肪注入というように、役割が異なります。
大切なのは、「一番有名な注射」や「一番人気の注射」から選ぶのではなく、自分のほうれい線の何を改善したいのかを見極めて治療を選ぶことです。
東京リンクルクリニックでは、ほうれい線の溝・影・骨格・頬の状態・表情の動きなどを確認したうえで、一人ひとりに適した治療をご提案しています。
自分にはどの注射治療が合うのか知りたい方へ
「ヒアルロン酸がいいのか、グロースファクターがいいのか分からない」「自分のほうれい線には何が合うのか知りたい」という方は、無料メール相談もご利用いただけます。院長が一通ずつご返信しています。















