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鼻横のしわの原因|ほうれい線との違い・見分け方と治療法

説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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鏡をのぞき込んだとき、「あれ、なんだか鼻の横に線が…?」と気になったことはありませんか?

ふとしたことをきっかけに気になり始める“鼻横のしわ”

「これってほうれい線?それとも別物?」と混乱しつつ、なんとなく見なかったことにしている方も多いかもしれません。

実は、鼻横に「しわ」のような線が見えていても、すべてが同じ原因でできているわけではありません。

実際に皮膚に短い線や溝ができている場合もあれば、生まれつきの骨格によるくぼみ、頬の皮膚や脂肪の厚みによる影、くすみや色素沈着によって、しわのように見えている場合もあります。

そして、鼻翼のすぐ横から始まる短い線の中には、のちに口元方向まで目立つようになる「ほうれい線のでき始め」として見えているケースもあります。

一方で、すべての鼻横のしわがそのまま深いほうれい線になるわけではありません。

東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。

実際の診療では、鼻横に見える線が「皮膚に形成された溝」なのか、「骨格や頬との高低差による影」なのか、あるいは「色調によって線が強調されているだけなのか」を分けて考えることが重要だと感じています。

この記事では、鼻横のしわの正体から、ほうれい線との違い、簡単な見分け方、原因に合った治療法まで専門的にわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること

  • 鼻横にしわや線が見える原因
  • 鼻横の「しわ」と「くぼみ」の違い
  • 鼻横のしわとほうれい線の関係
  • ほうれい線のでき始めとして見えているケース
  • 骨格・頬の厚み・くすみとの見分け方
  • 原因に合った鼻横のしわの治療法

鼻横の短い線が気になり始めた方へ

鼻横に見える線は、皮膚の溝、骨格的なくぼみによる影、頬の厚みなどによって適した治療が異なります。当院では、ほうれい線の状態を診察したうえで必要な治療をご提案しています。

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鼻横のしわは「ほうれい線のでき始め」の場合がある

鼻の横に短い線が見えるようになると、「もうほうれい線ができてしまったのかな」と心配になる方もいると思います。

鼻横のしわとほうれい線は、完全に別のものとして分けられるわけではありません。

ほうれい線は一般的に、鼻翼の横から口元方向へ伸びて見えるラインです。

そのため、まだ口元まで線が伸びておらず、鼻翼のすぐ横だけに短い線が見えている段階では、「ほうれい線のでき始め」として捉えられるケースがあります。

ただし、鼻横に見える線のすべてが、そのまま下へ伸びて深いほうれい線になるわけではありません。

骨格によるくぼみや頬の厚みによる影が、最初から「線」のように見えている方もいます。

だからこそ、鼻横に線を見つけたときには、まず「本当に皮膚にしわができているのか」を考えることが大切です。

▶︎[でき始めのほうれい線に今できることを見る>

鼻横にしわや線が見える4つの原因

鼻横にできるしわの原因は、いわゆる「ほうれい線」が生じる原因と重なるものが多くあります。

しかし、見た目は同じような一本の線でも、その正体は異なります。

大きく分けると、実際に皮膚に形成された線・溝、骨格的なくぼみによる影、頬の厚みによる影、くすみや色素沈着による錯覚を考えます。

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実際に皮膚に短い線・溝ができている

笑ったときなどに鼻横の皮膚は繰り返し折れ曲がります。

最初は表情を動かしたときだけ見えていた線でも、繰り返し同じ場所が折れ曲がることで、次第に真顔でも同じ場所に短い線が残るようになることがあります。

当院では、皮膚が折れ曲がることで形成された構造的な変化を「溝」、その溝の表面に長年の表情筋の動きによって刻まれた表層の変化を「折れ癖」と分けて考えています。

鼻横だけに短く見えていても、すでに真顔で皮膚に線が残っているのであれば、単なる影ではなく「溝」が形成され始めている可能性があります。

▶︎[ほうれい線の溝と折れ癖の違いを見る>

骨格によるくぼみ・影

鼻の横にある上顎骨周辺が低い、あるいは後退している場合、鼻の横にくぼみが生じ、その上に頬の一部分が被さることで影ができやすくなります。

この場合、皮膚そのものに深いしわがなくても、骨格による高低差が鼻横に黒い線のような影を作ることがあります。

ここは、今回の記事と「鼻横のくぼみ」の記事を分けて考えるうえで重要なポイントです。

鼻横を触ったときに骨格的なくぼみがあり、その高低差による影が主体であれば、「鼻横のしわ」というより「鼻横のくぼみ」の問題として考えた方が分かりやすくなります。

▶︎[鼻横の骨格的なくぼみが老けて見える理由と治療法を見る>

頬の厚みによる影

鼻の横の頬の部分に皮膚や脂肪の厚みがある場合、それが鼻の横に被さることで影を作ります。

特に中顔面にボリュームがある人ほどこの現象が起きやすく、実際にはしわがほとんどなくても、頬の厚みによる影が原因で深いしわのように見えることがあります。

このタイプでは、影の境界線だけを見て「深いしわができている」と判断しないことが大切です。

また、頬の厚みそのものと、鼻横の皮膚に形成された溝が同時に存在しているケースもあります。

その場合は、溝を改善しても頬との高低差による影が完全にはなくならないことがあります。

▶︎[頬の脂肪とほうれい線の関係を見る>

くすみ・色素沈着による錯覚

鼻横に黒っぽい線が見えるからといって、必ずしもそこに深いしわがあるとは限りません。

実際には構造的なくぼみや溝がそれほど目立たなくても、皮膚の一部のくすみや色素沈着によって鼻横のトーンが暗くなり、影やしわのように見えることがあります。

一つの目安になるのが、皮膚の凹凸と色を分けて見ることです。

皮膚を軽く伸ばしたときに凹凸はほとんど目立たないのに、黒っぽい色だけが残って見える場合には、しわの深さだけではなく、くすみや色素沈着が線を強調している可能性があります。

また、暗い場所や横から光が当たる場所では色調や凹凸のコントラストが強く見えるため、鼻横の線が普段より濃く見えることもあります。

そのため、「黒く見える=深いしわ」とは限りません。

▶︎[くすみによってほうれい線が濃く見える原因と対策を見る>
▶︎[暗い場所でほうれい線が濃く見える理由を見る>

鼻横の「しわ」と「くぼみ」は同じではない

「鼻横のしわ」と「鼻横のくぼみ」は、検索すると似た写真が出てくるため混同されやすいのですが、治療を考えるうえでは分けた方がよいものです。

鼻横のしわは皮膚に見える短い線、鼻横のくぼみは骨格などによって生じる立体的な高低差として考えると分かりやすいでしょう。

見え方 考えやすい原因 特徴
皮膚に短い線が残る 皮膚の溝・折れ癖 真顔でも同じ位置に線が見えることがある
鼻翼の横がへこんで見える 骨格的なくぼみ 立体的な高低差による影が強い
頬との境界が濃く見える 頬の厚み 実際の線以上に影が強調される
黒っぽい線に見える くすみ・色素沈着 凹凸より色調差が目立つ

もちろん実際には、これらが一つだけ存在するとは限りません。

「溝+骨格的なくぼみ」「溝+頬の厚みによる影」「溝+くすみ」のように複数が重なっていることもあります。

だからこそ、鼻横に一本の線が見えるからといって、すべてを同じ方法で治療することはできません。

▶︎[鼻横そのものがへこんでいる方はこちらを見る>

鼻横のしわとほうれい線の違い

鼻横のしわはほうれい線と似ていますが、見えている範囲や原因の比重が少し異なります。

鼻横だけに短く見えるか、口元方向まで続いているか

一般的なほうれい線は、鼻の横から口元方向へ長く伸びて見えるラインです。

一方、この記事でいう鼻横のしわは、鼻翼のすぐ横に限定して見える比較的短い線を指しています。

まだ口元方向まで明確につながっていなくても、鼻横の皮膚に溝が形成され始めているのであれば、ほうれい線のでき始めとして見えている場合があります。

鼻横のしわが口元方向まで目立つようになることもある

若い頃は鼻横だけに短く見えていた線が、年齢とともに口元方向まで目立つようになる方もいます。

加齢に伴って中顔面では、皮膚だけでなく、脂肪などの軟部組織や骨格にも変化が生じます。

そのような変化が重なることで、もともと鼻横だけに見えていた線や影が、より長いほうれい線として目立つようになることがあります。

ただし、すべての鼻横のしわが必ず深いほうれい線へ進行するという意味ではありません。

鼻横のしわを「ほうれい線のでき始め」として捉えられるケースがある、ということです。

▶︎[ほうれい線のでき始めに早めにできる対策を見る>

参考文献:Ugradar S, Kim JS, Massry G. A Review of Midface Aging. Ophthalmic Plast Reconstr Surg. 2023;39(2):123-131. PubMed

鼻横のしわを目立たなくする治療法

鼻横のしわを治療するときに重要なのは、最初から治療法を決めることではありません。

皮膚の溝を治したいのか、骨格的なくぼみによる影を変えたいのか、くすみを改善したいのかによって治療は変わります。

グロースファクター|皮膚に形成された「溝」を治療

鼻横の皮膚にすでに短い「溝」が形成されている場合、当院ではグロースファクター治療を行っています。

グロースファクターは、ヒアルロン酸のように大きなボリュームを加えて骨格的なくぼみを埋める治療ではなく、当院では皮膚側からほうれい線の溝を徐々に改善していく目的で使用しています。

変化は徐々に現れるため即効性を求める治療ではありませんが、自然な変化を希望する方には適した選択肢です。

一方、グロースファクターで頬の脂肪の厚みそのものを減らしたり、鼻横の骨格的なくぼみそのものを持ち上げたりすることはできません。

そのため、溝が改善しても、頬との高低差による影や骨格的なくぼみによる影が残ることがあります。

鼻横の線が「溝」なのか「影」なのかを分けて考えることが重要です。

▶︎[ほうれい線の溝を自然に改善するグロースファクター治療を見る>

ヒアルロン酸|骨格的なくぼみ・影には適応になることがある

鼻横の骨格的なくぼみが強く、その高低差によって影が濃く見えている場合には、ヒアルロン酸が選択肢になることがあります。

ヒアルロン酸はボリュームを補うことができるため、骨格的なくぼみによる影を直接的に改善しやすく、即効性があることがメリットです。

また、深い溝であればヒアルロン酸によってある程度浅くできることもあります。

一方、浅い溝では改善に限界があり、溝の表面に長年の表情筋の動きによって刻まれた「折れ癖」には基本的に効果を期待しにくくなります。

そして、鼻周囲から鼻唇溝周辺は、ヒアルロン酸注入で特に慎重な判断が必要な部位です。

ヒアルロン酸が血管内へ誤って注入されるなどして血流障害を起こした場合、皮膚壊死だけでなく、非常に稀ではあるものの視覚障害・失明につながることがあります。

そのため、「鼻横がへこんでいるからヒアルロン酸を入れればいい」と単純に考えず、得られる効果とリスクの両方を理解して治療を選ぶことが重要です。

▶︎[鼻横のくぼみにヒアルロン酸を使う場合の考え方を見る>
▶︎[ヒアルロン酸注入のリスクを詳しく見る>

参考文献:Kapoor KM, et al. Vision Loss Associated with Hyaluronic Acid Fillers: A Systematic Review of Literature. Aesthetic Plast Surg. 2020;44(3):929-944. PubMed

ハイドロキノン・レチノイドなど|くすみ・色素沈着が目立つ場合

皮膚のくすみや色素沈着によって鼻横が黒い線のように強調されている場合には、しわ治療とは別に色調への治療を検討します。

ハイドロキノンやレチノイドなどは、色素沈着の種類や肌の状態に応じて使用される外用治療です。

ただし、色調を改善しても、皮膚に形成された溝や骨格的なくぼみそのものがなくなるわけではありません。

逆に、実際には溝が浅いのに色素沈着によって濃い線に見えている方では、色調を整えることで鼻横の線が以前より目立ちにくくなる可能性があります。

また、レチノイドなどの外用剤は刺激、赤み、乾燥、皮むけなどが生じることもあるため、濃度や使用頻度を肌の状態に合わせることが大切です。

▶︎[くすみによって濃く見えるほうれい線の対策を見る>

参考文献:Ortonne JP. The role of topical retinoids in the treatment of pigmentary disorders: an evidence-based review. Am J Clin Dermatol. 2009;10(4):251-260. PubMed

鼻横のしわはセルフケアで消せる?

鼻横に短い線を見つけると、「マッサージで伸ばせないかな」「クリームを塗れば消えるかな」と考える方も多いと思います。

保湿や紫外線対策は、乾燥による細かな線を目立ちにくくしたり、今後の皮膚老化を防いだりするためには大切です。

しかし、すでに皮膚に形成された溝、骨格的なくぼみ、頬の厚みによる高低差をスキンケアだけで大きく変えることはできません。

また、鼻横の線を伸ばそうとして強くこすったり、何度もマッサージしたりする必要もありません。

まずは「何が線を作っているのか」を見分け、その原因に合った方法を選ぶことが大切です。

▶︎[ほうれい線マッサージの正しいやり方・避けたい方法を見る>

よくある質問

鼻横のしわはほうれい線ですか?

鼻翼のすぐ横だけに短く見える線であれば、一般的な長いほうれい線とは見え方が異なります。

ただし、皮膚に溝が形成され始めている場合には、ほうれい線のでき始めとして捉えられるケースがあります。

一方、骨格的なくぼみや頬の厚みによる影、くすみによって「しわのように見えているだけ」の場合もあります。

鼻横のしわは放っておくと深いほうれい線になりますか?

すべての鼻横のしわが必ず深いほうれい線になるわけではありません。

ただし、鼻横にすでに溝が形成されている方では、加齢による皮膚や中顔面の変化が重なることで、口元方向までほうれい線が目立つようになることがあります。

鼻横のしわと鼻横のくぼみはどう見分けますか?

鼻横のしわは皮膚に見える短い線、鼻横のくぼみは骨格などによる立体的な高低差として考えると分かりやすいです。

ただし、実際には両方が重なっているケースも少なくありません。

▶︎[鼻横のくぼみの特徴を詳しく見る>

笑ったときだけ鼻横に線が出るのもほうれい線ですか?

笑ったときだけ鼻横に線が出て、真顔ではほとんど見えないのであれば、表情によって皮膚が折れ曲がって一時的に見えている可能性があります。

一方、真顔でも同じ場所に線が残るようになると、皮膚に溝が形成され始めている可能性があります。

鼻横のしわにはヒアルロン酸とグロースファクターのどちらが向いていますか?

何が鼻横の線を作っているかによって異なります。

当院では、皮膚に形成された「溝」にはグロースファクター、鼻横の骨格的なくぼみによる「影」にはヒアルロン酸が適応になることがある、と分けて考えています。

ただし鼻横はヒアルロン酸注入で慎重な判断が必要な部位でもあるため、リスクも含めて治療を選択することが重要です。

▶︎[ほうれい線の溝へのグロースファクター治療を詳しく見る>

鼻横の黒い線は美白ケアで消えますか?

くすみや色素沈着が主体であれば、色調への治療によって目立ちにくくなる可能性があります。

しかし、皮膚に溝が形成されていたり、骨格的なくぼみによる影があったりする場合には、美白ケアだけで線そのものをなくすことはできません。

まとめ|鼻横のしわは「線・影・色」を見分けることが大切

鼻横に見える短いしわは、ほうれい線のでき始めとして見えている場合があります。

しかし、鼻横に線が見えるからといって、すべてが皮膚にできたしわとは限りません。

実際に皮膚に形成された溝、骨格的なくぼみによる影、頬の厚みによる影、くすみや色素沈着による色調差など、複数の原因があります。

そのため、鼻横のしわを改善するときに重要なのは、「何を受ければ一番効くか」から治療を選ぶことではありません。

皮膚に線があるのか、立体的な影なのか、それとも色が線を強調しているのか。

そこを見分けたうえで、溝にはグロースファクター、骨格的なくぼみによる影にはヒアルロン酸を適応に応じて検討し、くすみが主体なら色調への治療を考えることが大切です。

鼻横だけに短く見えている段階だからこそ、まず自分の線が何によってできているのかを知ることが、適切な治療への第一歩になります。

鼻横の線が「しわ」なのか「影」なのか分からない方へ

東京リンクルクリニックでは、鼻横だけを見るのではなく、皮膚に形成された溝、骨格的なくぼみ、頬との高低差などを診察し、ほうれい線の状態に合った治療をご提案しています。無料メール相談もご利用いただけます。院長が一通ずつご返信しています。

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