
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「ほうれい線が2本あるように見えます。」
「以前は一本だったのに、最近は枝分かれしてきました。」
このようなお悩みでご相談いただくことがあります。
ほうれい線というと一本の線をイメージされる方が多いと思いますが、実際の診療では、一本ではなく二本に見える方や、途中から枝分かれしたように見える方も珍しくありません。
「頬がたるんだから二本になったのだろう」と考える方もいらっしゃいますが、実際には新しい「二本目のほうれい線」ができているわけではなく、複数の変化が重なって二本に見えていることがほとんどです。
東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。
当院では、ほうれい線を一本の線として診るのではなく、皮膚に形成された溝と影を中心に、皮膚のハリや折れ癖、骨格、頬の脂肪、表情筋の動きなどを確認しています。
特に二本に見える方では、一本だったほうれい線の周囲に折れ癖が刻まれて枝分かれしていることもあれば、外側の笑いじわが二本目のように見えていることもあります。
この記事では、診療で実際によくみられる二本に見えるほうれい線の正体と、セルフケアの限界、治療を考える際のポイントについて解説します。
この記事を読んでわかること
・ほうれい線が2本・枝分かれして見える理由
・外側の笑いじわが二本目に見えるケース
・セルフケアだけでは改善しにくい理由
・ヒアルロン酸だけでは改善しにくいケース
・皮膚の溝や折れ癖に対するグロースファクター治療の考え方
自分の「二本に見えるほうれい線」の原因を知りたい方へ
「枝分かれしたほうれい線なのか、別のしわなのか分からない」「自分にはどのような治療が合うのか知りたい」という方は、無料メール相談をご利用いただけます。ほうれい線の状態を確認し、院長が一通ずつご返信しています。
ほうれい線が2本に見えるときは「線の正体」が重要

ほうれい線が二本に見える方でも、その見え方は一人ひとり異なります。
一本だったほうれい線が途中から枝分かれしていることもあれば、ほうれい線の外側にできた笑いじわが、二本目のほうれい線のように見えていることもあります。
さらに、頬のたるみによる構造的な影や、鼻横の骨格的なくぼみなどが加わり、二本の線がより強調されていることもあります。
そのため、「二本だからこの治療」と考えるのではなく、まず何が二本に見えているのかを確認することが大切です。
当院でも、「ほうれい線が二本あります」とご相談いただいたときに最初に確認するのは、二本目のほうれい線があるかどうかではありません。
「この二本に見えている線は、それぞれ何なのか」を確認します。
患者様ご自身は二本ともほうれい線だと思われていても、詳しく拝見すると異なる変化が重なっていることは珍しくありません。
▶︎[ほうれい線の種類と自分のタイプを詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線の溝と影の違いを詳しく見る>]
実際の診療でよくみられる「2本」の見え方
二本に見えるほうれい線を完全にいくつかのタイプへ分類することはできません。
実際には複数の変化が重なっていることが多いからです。
その中でも、診療で特によく経験するのが、一本だったほうれい線が枝分かれして見えるケースと、外側の笑いじわが二本目のように見えるケースです。
一本だったほうれい線が枝分かれして見える
診療でよく経験するのが、若い頃は一本だったほうれい線が、年齢とともに途中から枝分かれしたように見えるケースです。
このような方を詳しく拝見すると、もともとのほうれい線の溝の周囲に、細かな折れ癖が刻まれていることがあります。
若い頃は、笑ったときに皮膚が折れ曲がっても、真顔に戻れば目立たなくなることが多くあります。
しかし、年齢とともに皮膚のハリや弾力が低下すると、繰り返し折れ曲がる部分に溝が形成され、その表面や周囲にも長年の表情筋の動きによる折れ癖が残りやすくなります。
その結果、一本だったほうれい線の近くにも細い線が残り、途中から二股に分かれたように見えることがあります。
特に皮膚が薄い方や中高年以降の方では、このような枝分かれをよく経験します。
一方、若い頃から二本に見えている方では、骨格的なくぼみや表情によるしわなど、加齢による皮膚変化以外の要因が関係していることもあります。
▶︎[ほうれい線の折れ癖が残る理由を詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線ができる原因を詳しく見る>]
外側の笑いじわが二本目のように見える
もう一つよく経験するのが、ほうれい線の外側にできた笑いじわです。
診療でも、「二本目はこちらです」と外側の線を指されることがありますが、詳しく拝見すると、それはほうれい線そのものではなく、笑ったときにできる別のしわであることがあります。
この笑いじわがほうれい線と並んで走ると、鏡で見たときに二本のほうれい線があるように見えます。
特に顔の脂肪が少なく、余剰皮膚が多い方では、このような外側の笑いじわをよく経験します。
ただし、枝分かれした折れ癖と外側の笑いじわが完全に分かれているわけではありません。
両方が同時にみられる方もいますし、そこへ頬のたるみによる影などが加わり、さらに複雑な見え方になることもあります。
そのため、「枝分かれ型」「笑いじわ型」のように単純に分類するのではなく、それぞれの線を実際に確認することが重要です。
セルフケアだけでは改善しにくい

保湿や紫外線対策は、皮膚の健康を維持し、今後の皮膚老化を進みにくくするために大切です。
しかし、二本に見えるほうれい線では、すでに皮膚に溝や折れ癖が形成されていることが少なくありません。
一度形成された溝や長年かけて刻まれた折れ癖を、保湿やマッサージなどのセルフケアだけで元の状態へ戻すことは困難です。
セルフケアは無意味ということではありませんが、「二本になったほうれい線を一本へ戻す治療」と考えるものではありません。
▶︎[ほうれい線のセルフケアでできること・できないことを見る>]
ヒアルロン酸だけでは改善しにくいことがある

「二本ともヒアルロン酸で埋めれば改善しますか」とご相談いただくことがあります。
ヒアルロン酸は、ほうれい線の治療でよく使われる治療の一つです。
しかし、二本に見えるほうれい線でよくみられる枝分かれした細い線は、皮膚の比較的浅い部分に形成された溝や折れ癖であることが少なくありません。
このような浅い線をヒアルロン酸で直接改善しようとすると、浅い層への注入が必要になることがありますが、注入する深さや量によっては皮膚表面の凹凸や不自然なふくらみが目立つ可能性があります。
そのため、枝分かれした浅いほうれい線では、ヒアルロン酸だけで自然に改善することが難しいケースがあります。
実際の診療でも、深い部分のくぼみは改善していても、表面に刻まれた細い枝分かれが残り、「二本ある感じがまだ気になります」とご相談いただくことがあります。
もちろん、鼻横の骨格的なくぼみなど、より深い部分のボリューム不足がほうれい線を目立たせている場合には、ヒアルロン酸が適していることもあります。
大切なのは、「ヒアルロン酸が効く・効かない」と一律に考えるのではなく、改善したい線がどの深さにあり、何によって形成されているのかを見極めることです。
皮膚の溝や折れ癖が主体ならグロースファクターも選択肢
枝分かれしたほうれい線では、皮膚のハリ低下と、比較的浅い部分に形成された溝や折れ癖が大きく関係していることがあります。
このような場合、当院ではグロースファクター治療が適していることがあります。
グロースファクターは、ヒアルロン酸のようにボリュームで線を直接埋める治療ではありません。
皮膚の真皮へアプローチし、コラーゲンなどの産生を促すことで、皮膚のハリや弾力、溝の改善を目指します。
そのため、ヒアルロン酸では直接アプローチしにくい、皮膚の浅い層に形成された溝や、その表面の折れ癖が目立つ場合にも治療しやすいという特徴があります。
実際の診療でも、枝分かれしたほうれい線では、完全に折れ癖がなくなるわけではありませんが、皮膚のハリや溝が改善することで、枝分かれした線が目立ちにくくなるケースを経験します。
一方で、深く定着した折れ癖を完全になくすことは難しく、骨格的なくぼみや強いたるみによる影が主体の場合には、グロースファクターだけですべてを改善できるわけではありません。
そのため当院では、「二本あるからグロースファクター」と考えるのではなく、皮膚の溝や折れ癖がどの程度関係しているのかを確認した上で適応を判断しています。
▶︎[グロースファクターによるほうれい線治療を詳しく見る>]
よくある質問
2本になったほうれい線は改善できる?
改善が期待できる場合があります。
ただし、一本だったほうれい線が枝分かれしているのか、外側の笑いじわが重なっているのか、骨格やたるみによる影がどの程度加わっているのかによって、適した治療は異なります。
特に枝分かれした折れ癖が深く定着している場合には、完全に一本の線へ戻すことを目指すというよりも、溝や折れ癖を改善し、二本に見える印象を目立ちにくくすることが現実的です。
若い人でもほうれい線が2本になる?
若い方でも二本に見えることはあります。
若い頃から二本に見えている場合には、骨格的なくぼみや表情によるしわなどが関係していることがあります。
一方、若い頃は一本だった方が中高年以降になって枝分かれしてきた場合には、皮膚のハリ低下や長年の表情による折れ癖が関係していることが少なくありません。
まとめ|2本に見えるほうれい線では「線の正体」を見極める
ほうれい線が二本に見えるからといって、新しくほうれい線が一本増えたとは限りません。
実際の診療では、一本だったほうれい線の周囲に折れ癖が刻まれて枝分かれしている方や、外側の笑いじわが二本目のように見えている方をよく経験します。
さらに、そこへ頬のたるみや骨格による影が重なっていることもあります。
大切なのは、「二本ある」という見た目だけで治療を決めるのではなく、それぞれの線が何なのかを確認し、原因に合わせて治療を選ぶことです。
東京リンクルクリニックでは、ほうれい線の溝と影を中心に、皮膚のハリや折れ癖、骨格、頬の脂肪、表情筋の動きまで確認し、一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。
二本に見えるほうれい線について相談したい方へ
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