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口ゴボだとほうれい線が目立つ理由|矯正で治る場合と治らない場合

東京リンクルクリニック院長


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「口ゴボだから、ほうれい線が目立つのかな」「歯列矯正で口元を引っ込めれば、ほうれい線も消えるのかな」と気になっていませんか。

口元の突出とほうれい線の両方が気になると、どちらを先に治すべきか迷いますよね。

結論からいうと、口ゴボによって口元と頬の高低差が強調され、ほうれい線が目立って見える場合はあります。

しかし、口ゴボが必ずほうれい線の原因になるわけではありません。

また、歯列矯正で口元が整っても、皮膚に形成された溝まで消えるとは限りません。

大切なのは、口元の突出による見え方なのか、鼻の横の骨格的なくぼみなのか、皮膚そのものの溝なのかを分けて考えることです。

東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。

この記事では、口ゴボとほうれい線の関係、矯正で改善する可能性、矯正以外の治療の選び方を分かりやすく説明します。

この記事を読んでわかること

  • 口ゴボでほうれい線が目立つ理由
  • 歯列矯正で改善する部分と残る部分
  • 口ゴボとほうれい線のどちらを治療すべきか
  • 矯正以外の改善方法と注意点

口元の突出とほうれい線の両方が気になる方へ

ほうれい線の原因が皮膚の溝なのか、骨格による影なのかによって、適した治療は異なります。

ご不安な点は無料メール相談で承ります。院長が一通ずつご返信しています。

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口ゴボでほうれい線が目立つ3つの理由

口ゴボとは、口元が前に突き出して見える状態を表す一般的な言葉です。

歯の傾きや位置が関係する場合もあれば、上下の顎の骨格や唇の厚みなどが影響する場合もあります。

正式な診断名ではないため、原因を判断するには歯科・矯正歯科での評価が必要です。

そして、口ゴボとほうれい線は必ずセットで起こるものではありません。口元の突出があってもほうれい線が目立たない方もいます。

口元の突出と頬の高低差による影

口元が前に出ていると、頬から口元へ続く顔の立体的な形が強調され、ほうれい線に沿った影が目につく場合があります。

ただし、顔の陰影は頬の脂肪の量や骨格、照明、表情によっても変わります。口元が突出しているからといって、皮膚の溝そのものが深いとは限りません。

真顔ではほとんど線がなく、斜めから光が当たったときだけ目立つなら、溝よりも影の影響が大きい可能性があります。

▶︎[ほうれい線の影が目立つ仕組みを見る>]
▶︎[骨格とほうれい線の関係を見る>]

鼻の横のくぼみが口元を突出して見せる

口ゴボが気になる方の中には、口元そのものの突出に加えて、鼻の横の付け根(鼻翼基部)がくぼんでいる方もいます。

鼻の横が相対的に低いと、口元が前に出て見えやすく、ほうれい線の上部にも影が生じます。反対に、鼻横のくぼみが主体なのに、口ゴボが原因だと思っている場合もあります。

歯列矯正で歯の位置を整えても、鼻翼基部の骨格的なくぼみが直接改善するわけではありません。

▶︎[鼻横の骨格とほうれい線の関係を見る>]
▶︎[ほうれい線の種類を確認する>]

皮膚の溝や表情による折れ癖が重なっている

口元の突出とは別に、皮膚にほうれい線の溝が形成されていることもあります。頬の脂肪の下垂、皮膚のハリの低下、骨格の変化などが複合的に関係します。

また、笑うときなどの表情筋の動きが長年繰り返されることで、皮膚表面に細かな線が刻まれることがあります。当院ではこの変化を「折れ癖」と呼んでいます。

こうした溝や折れ癖は、歯並びや口元の突出を改善しても残る場合があります。

▶︎[ほうれい線ができる原因を見る>]
▶︎[表情による折れ癖について見る>]

口ゴボを治せばほうれい線も消えるのか

口ゴボの改善によって顔全体の印象が変わる可能性はありますが、ほうれい線が消えると約束できるものではありません。何が目立っているかによって、結果は異なります。

口元の突出が主な悩みなら印象が変わる可能性

前歯の突出などが原因で唇が前に出ている場合、歯列矯正で前歯を後方に移動させると、唇や横顔の輪郭が変わることがあります。

口元と頬の位置関係が変われば、ほうれい線の見え方も変化する可能性があります。ただし、薄く見える場合もあれば、以前より影が気になる場合もあり、個人差があります。

矯正でどの程度口元が変化するかは、歯の位置、顎の骨格、治療計画などによって異なります。

皮膚にできた溝は矯正後も残る場合

真顔でもはっきりと溝が見える場合や、笑ったあとに皮膚の線が残る場合は、口元の突出以外の要因も考えられます。

この場合、歯列矯正によって唇の位置が変わっても、皮膚に刻まれた溝がそのまま残ることがあります。

「口ゴボを治せばほうれい線もなくなるはず」と考えて矯正を始めると、治療後に期待との違いを感じる可能性があります。矯正は歯並びや噛み合わせ、口元の位置を整えるための治療であり、ほうれい線の溝を直接治す治療ではありません。

▶︎[溝と影の違いを確認する>]
▶︎[折れ癖の特徴を見る>]

骨格性の口ゴボは歯列矯正だけでは限界がある

口ゴボの原因が主に歯の傾きや位置にあるのか、顎の骨格そのものにあるのかで、治療の選択肢は変わります。

顎の前後的位置のずれが大きい場合、歯列矯正だけでは希望する顔貌の変化を得られず、外科的矯正治療が検討されることもあります。

ただし、外科的矯正治療には手術のリスクがあり、適応は噛み合わせや骨格などを含めて専門的に判断します。ほうれい線を消すことだけを目的に選ぶ治療ではありません。

▶︎[骨格が関係するほうれい線を詳しく見る>]

口ゴボとほうれい線の改善方法

まず、口ゴボ自体を改善したいのか、ほうれい線を目立たなくしたいのかを整理しましょう。両方が気になる場合でも、同じ治療で両方を改善できるとは限りません。

歯列矯正|歯並びや前歯の突出を改善する

前歯の突出や歯並びが口ゴボの主な原因であれば、歯列矯正が選択肢になります。抜歯の必要性や歯の移動量は、噛み合わせ、歯槽骨、口元の希望などを踏まえて矯正歯科で判断します。

一方、矯正によってほうれい線が必ず薄くなるわけではありません。口元の位置が変わると、ほうれい線の位置や見え方にも変化が起こり得ます。

2025年に公表されたシステマティックレビューでは、抜歯矯正と非抜歯矯正の間で、ほうれい線の位置に平均0.27mmの差が報告されました。

ただし、臨床的な影響は小さい可能性があり、研究のバイアスにも注意が必要です。

これは溝の深さが0.27mm変わるという意味ではありません。

矯正前後の変化や抜歯の影響については、別記事で詳しく説明しています。

▶︎[歯列矯正でほうれい線が変わる理由と抜歯の影響を見る>]

参考文献:Impact of orthodontic treatment on nasolabial fold: a systematic review and meta-analysis. 2025.

外科的矯正治療|顎の骨格に大きな問題がある場合

顎の骨格的な前後差が大きい場合は、矯正歯科と口腔顎顔面外科などが連携し、外科的矯正治療を検討することがあります。

これは骨格や噛み合わせを改善するための専門的な治療であり、すべての口ゴボに必要なものではありません。手術には出血、感染、神経障害などのリスクもあるため、専門医による十分な説明が必要です。

当院では歯列矯正や顎の手術は行っていません。口ゴボそのものの診断・治療は、矯正歯科などの専門機関でご相談ください。

グロースファクター|ほうれい線の皮膚の溝を改善する


この方の詳細な経過を見る>

口ゴボとは別に、皮膚の溝やハリの低下がほうれい線の主な原因になっている場合は、皮膚を対象とした治療を検討できます。

当院のグロースファクター治療は、真皮のハリや厚みの改善を目指す注入治療です。口ゴボそのものや歯並び、顎の骨格を治す治療ではありません。

鼻横の骨格的なくぼみが併存している場合も、皮膚の状態や溝の改善によって影がある程度目立ちにくくなる可能性はありますが、骨格のくぼみを直接ボリューム補正する治療ではありません。

効果には個人差があり、腫れ、内出血、しこり、過剰な組織反応などのリスクがあります。矯正後のほうれい線に対する効果を直接示した質の高い比較研究は限られており、適応は診察で判断する必要があります。

▶︎[グロースファクター治療の効果とリスクを見る>]
▶︎[原因別のほうれい線治療を比較する>]

ヒアルロン酸|鼻横のくぼみや深い溝を補う

鼻横の骨格的なくぼみが強い場合や、ほうれい線の深い溝を浅くしたい場合には、ヒアルロン酸注入が選択肢になることがあります。

ヒアルロン酸はボリュームを補う治療なので、骨格的なくぼみによる影を直接補正しやすい一方、口ゴボや歯並びそのものを治すものではありません。

また、浅い折れ癖への効果には限界があります。特に鼻翼基部周辺は血管内注入による血管閉塞、皮膚壊死、視覚障害などの重大な合併症に注意が必要です。

口元が突出して見える方に注入を行う場合は、必要以上のボリュームで口元の印象が変わらないよう、慎重な評価が必要です。

▶︎[ヒアルロン酸の効果・持続期間・リスクを見る>]
▶︎[皮膚の折れ癖が残る理由を見る>]

口ゴボとほうれい線、どちらを治療すべきか迷う方へ

歯並びや顎の骨格が原因なら矯正歯科、皮膚の溝が主体なら美容皮膚科など、原因に応じて相談先が変わります。当院ではほうれい線の状態を確認した上で、適応を判断します。

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口ゴボとほうれい線の治療を選ぶポイント

まず口元の突出とほうれい線のどちらが気になるかを整理する

横顔の口元が最も気になるなら、まず矯正歯科で歯や顎の状態を評価するのが基本です。反対に、口元の突出よりも真顔で目立つほうれい線の溝が悩みなら、皮膚や骨格の影を含めて評価します。

両方が気になる場合は、矯正で口元がどの程度変化する見込みなのかを確認し、ほうれい線の治療をどの時期に検討するか相談しましょう。

矯正前・矯正中・矯正後で判断を変える

矯正前であれば、口元の変化について矯正歯科で十分に説明を受けることが重要です。矯正中はまだ唇や口元の形が変化する可能性があるため、現在の見え方だけで美容医療を急ぐ必要はありません。

矯正後に口元の状態が落ち着いてから、なお残るほうれい線の溝や影を評価する方法もあります。治療の順番は、歯科治療の計画や本人の希望によって異なります。

▶︎[矯正中・矯正後にほうれい線が気になる場合の対処法を見る>]

主な悩み まず相談する先 注意点
前歯・唇の突出 矯正歯科 矯正で溝が消えるとは限らない
顎の骨格的な突出 矯正歯科・口腔顎顔面外科 手術の適応とリスクを確認
ほうれい線の皮膚の溝 美容皮膚科など 口ゴボ自体は改善しない
鼻横の骨格的なくぼみ 状態に応じた専門医 注入治療には重大な合併症リスク

口ゴボとほうれい線のよくある質問

口ゴボでもほうれい線が目立たない人はいる?

はい。口ゴボがあっても、頬の脂肪の量や鼻横の骨格、皮膚のハリなどによって、ほうれい線があまり目立たない方もいます。口ゴボだけでほうれい線の深さは決まりません。

口ゴボはマッサージや表情筋トレーニングで治る?

歯や顎の骨格が原因の口ゴボを、マッサージや表情筋トレーニングで根本的に改善できるという十分な根拠はありません。皮膚を強くこすることは刺激になるため避けてください。

▶︎[ほうれい線マッサージの効果と注意点を見る>]

抜歯矯正をするとほうれい線が深くなる?

必ず深くなるわけではありません。抜歯を伴う矯正では前歯や唇の位置が変わり、ほうれい線の見え方にも影響する可能性がありますが、変化には個人差があります。抜歯の必要性は噛み合わせや歯の状態を含めて判断します。

▶︎[抜歯矯正とほうれい線の関係を詳しく見る>]

口ゴボを治さず、ほうれい線だけ改善できる?

皮膚の溝や鼻横のくぼみが主体であれば、口ゴボ自体を治療せずにほうれい線を目立ちにくくできる場合があります。ただし、口元の突出はそのまま残ります。どの変化を希望するかが重要です。

口ゴボの矯正中にほうれい線の美容医療を受けてもよい?

一律に禁止されるものではありませんが、矯正中は口元の形が変わる可能性があります。まず担当の矯正歯科医に治療計画を確認し、美容医療を担当する医師にも矯正中であることを伝えて、時期と必要性を相談してください。

まとめ|口ゴボとほうれい線は別々に原因を見極める

口ゴボによってほうれい線が目立って見える場合はありますが、口ゴボそのものが必ず溝の原因になるわけではありません。

歯列矯正で口元の突出が改善しても、鼻横の骨格的なくぼみや皮膚に刻まれた溝が残ることがあります。反対に、ほうれい線の治療を行っても歯並びや顎の骨格は変わりません。

口元の突出が気になる場合は矯正歯科、ほうれい線の溝が気になる場合はその原因を評価できる医療機関で相談することが、遠回りを避ける第一歩です。

ほうれい線の状態に合う治療を知りたい方へ

口元の突出とほうれい線は、同じ治療で解決できるとは限りません。当院では皮膚の溝や鼻横の影などを確認し、ほうれい線治療の適応と限界をご説明します。

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