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ほうれい線のヒアルロン酸注入で失敗しない秘訣|適応の判断のコツ

説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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ほうれい線、年々目立ってくるとストレスになりますよね。

もしかして、お手軽な注射などで簡単に治せたら〜なんて思っていませんか?

そうです。人の見た目年齢を大きく影響するそのほうれい線を、一瞬で解決できちゃう人気治療の一つがヒアルロン酸注入です。

ほうれい線の溝を即効で目立たなくさせ、ダウンタイムもほとんどなく、仕上がりの微調整も効く、とっても優秀な治療法。

ほうれい線の症状に合わせた適切なヒアルロン酸の種類を選ぶことで、ナチュラルな変化も可能です。

ただし、ヒアルロン酸注入はすべてのほうれい線に対し、理想の結果が出せるかと言ったら、そうではありません

実は、ヒアルロン酸注入が適しているほうれい線は、以下の3つのタイプに限られます。

・真顔で目立つ
・頬のたるみがひどくない
・皮膚に刻まれていない

本記事では、ヒアルロン酸注入が適応となるほうれい線のタイプについて詳しく解説するとともに、ヒアルロン酸では改善しきれない場合の他の治療法についてもご紹介します。

読み終えた後には、あなたのお顔を最も効果的に若々しく見せる方法が、きっと見つかるはずです!

ヒアルロン酸が効くタイプのほうれい線

ほうれい線の状態によって、ヒアルロン酸注入が適しているかどうかは異なります。

以下に、ヒアルロン酸注入で効果的に改善しやすいほうれい線のタイプをまとめます。

1. 真顔のときに溝や凹みがあるほうれい線

真顔の状態で、ほうれい線の溝や凹みがある程度目立つ場合、ヒアルロン酸注入が効果的です。

ただし、真顔の状態ではほとんど目立たず、笑ったときにのみ現れるほうれい線をヒアルロン酸で無理に改善しようとすると、逆にボリュームが出過ぎたり不自然な膨らみが生じる可能性があります。

その場合、グロースファクターボトックスなど、他の治療法が適応になる場合もあります。

2. 頬のたるみが軽度~中等度のほうれい線

頬のたるみがそれほど強くないほうれい線には、ヒアルロン酸の注入が適しています。

しかし、頬のたるみが重度の場合、ヒアルロン酸だけで無理にほうれい線を目立たなくさせようとすると、注入量が過剰となり、不自然な仕上がりにつながる可能性があります。

このような場合、糸リフトなどのリフト治療との組み合わせにより、頬のたるみをある程度改善した上で、ヒアルロン酸をほうれい線に注入すると顔全体のバランスが取りやすく、注入量も少なく抑えられます。

3.「影」や「溝」タイプのほうれい線

ほうれい線は「影タイプ」「溝タイプ」「線タイプ」の3種類に分けられます。

このうち、頬のたるみが原因となる「影タイプ」と、頬のボリュームロスや皮膚の菲薄化が関与している「溝タイプ」のほうれい線には、ヒアルロン酸注入が効果的です。

一方、皮膚の表面にしわが刻まれた「線タイプ」のほうれい線は、ヒアルロン酸による改善が期待できません

「線タイプ」のほうれい線を、1回の治療で改善させる唯一の方法はグロースファクター治療のみです。

ほうれい線のヒアルロン酸注入のメリット

ほうれい線のヒアルロン酸注入には、様々なメリットがありますが、他の施術と比べて特に秀でている点は以下の通りです。

  • 即効性があり、施術後から明確な効果がわかる
  • 希望に応じた注入量の調整や、左右差の改善などの微調整が効きやすい
  • 体内で吸収されるため可逆的で、万が一気に入らない場合でも溶解注射による修正が効く

ほうれい線のヒアルロン酸注入のデメリット

一方で、ほうれい線のヒアルロン酸注入には以下のようなデメリットもあります。

  • 効果の持続期間が限られるため、メンテナンスの手間と維持費がかかる
  • 過剰に注入すると口元が膨らんで見えるなど不自然な仕上がりになる
  • しこり血流障害のリスク

ほうれい線に適したヒアルロン酸の選び方

ヒアルロン酸には様々な種類があり、硬さ持続期間が異なります。

ほうれい線治療でよく使用されるヒアルロン酸の選び方を、アラガン社のジュビダームシリーズを例に紹介します。

硬いヒアルロン酸(ボラックスなど)

鼻の横のくぼみ(鼻翼基部の陥没)など、骨格の低形成による凹みを補い、皮膚を深部から持ち上げる必要のあるほうれい線に適しています。

硬めのヒアルロン酸(ボリューマなど)

皮膚の下からしっかりとボリュームを出し皮膚を持ち上げる効果があるため、深いほうれい線やほうれい線の上半分を改善するのに適しています。

中程度の硬さのヒアルロン酸(ボリフトなど)

適度な弾力に加え、肌の馴染みの良さがあり、浅めのほうれい線やほうれい線の下半分の改善、またはナチュラルな仕上がりを目指す場合に向いています。

柔らかめのヒアルロン酸(ボルベラなど)

肌に馴染みやすく、ごく浅いほうれい線をナチュラルに改善するのに適していますが、皮膚の表面に刻まれたしわを改善しようとすると凹凸がでやすいため、適応外となります。

ほうれい線のヒアルロン酸注入の相場

ヒアルロン酸注入の費用はクリニックや使用する製剤によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。

ヒアルロン酸1cc(1本)30,000円~100,000円

ヒアルロン酸2cc(2本) 60,000円~180,000円

一般的に、ほうれい線には1~2ccのヒアルロン酸を使用することが多いですが、個人の状態によって適量は異なります。

ヒアルロン酸注入以外のほうれい線治療

ヒアルロン酸注入以外にも、ほうれい線を改善する方法はいくつかあります。

グロースファクターは笑ったときのほうれい線や刻まれたほうれい線にも有効

グロースファクターとよばれる液体製剤を注入することで、皮膚のコラーゲン生成が促進し、肌のハリや弾力が改善する治療法です。

ヒアルロン酸のような即効性はなく、1〜6ヶ月かけて徐々に効果が出てきますが、1回の治療による効果は数年以上持続するため、定期的なメンテナンスが必要ありません。

ヒアルロン酸では解決できない、笑ったときにのみ目立つほうれい線や、皮膚の表面に刻まれたほうれい線、ほうれい線の進行予防に効果的です。

ボトックスは笑ったときのほうれい線を抑える効果

表情筋の動きが原因で笑ったときにほうれい線が目立つ場合、ボトックスで改善が可能です。

ただし、真顔の状態でも目立っているほうれい線に対しては、改善効果は得られません

真顔のときのほうれい線が気になる場合は、ヒアルロン酸またはグロースファクターの注入治療で解決できます。

レーザー治療はまだ目立たないほうれい線や進行予防に効果的

ハイフ(HIFU)や高周波(RF)の熱エネルギーにより、コラーゲンの生成を促し、肌のハリを向上させる治療法です。

ほうれい線の予防目的や軽度のほうれい線に対しては有効ですが、中等度以上の目立つほうれい線に対して明確な改善効果は期待できません。

中等度以上のほうれい線に対しては、ヒアルロン酸やグロースファクターの注入治療を併用することで改善につながります。

糸リフト(スレッドリフト)は注入治療との併用で満足度向上

皮膚の内部に特殊な医療用の吸収糸を挿入し、頬のたるみを引き上げることでほうれい線を目立たなくさせる効果があります。

特にメーラーファット(ほうれい線直上の脂肪)の下垂が強く、ヒアルロン酸注入だけでは十分に改善しきれないほうれい線に対し、補助的な治療法として有効です。

ただし、糸によるリフトアップ効果は長くは持続せず、特にほうれい線部分は元に戻りやすいため、あくまでも「注入治療に併用するものとして」「定期的に」「予防目的に」受ける治療であることを念頭におく必要があります。

まとめ

ほうれい線のヒアルロン酸注入は、お手軽で即効性がある一方、持続期間が限られるため定期的な施術が必要です。

ほうれい線の状態や目的とする効果に合わせて適切なヒアルロン酸を選び、信頼できるクリニックで施術を受けることが大切です。

当院はほうれい線の治療を専門におこなっており、ヒアルロン酸注入のほか、お客様の症状やご希望に応じた最適な治療法のご提案が可能です。

メールでの無料カウンセリングもおこなっておりますので、ほうれい線でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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