
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「最近笑ってから鏡を見ると、ほうれい線の跡が残るようになってきて……これって老化の証拠?」
「爆笑すると口元にしわが残ってなかなか消えない。刻まれそうで、笑わないようにしている……」
こんなふうに心配になったことはありませんか?
笑った後にほうれい線の跡が残るのは、皮膚のハリや弾力の変化、もともとの溝、表情の動きによる折れ癖などが関係している可能性があります。ただし、跡が残るからといって、必ず老化が進んでいる、すぐに治療が必要というわけではありません。
若い頃は思いっきり笑っても気にならなかったのに、最近になってほうれい線の存在感に気づき始めた方もいらっしゃると思います。
東京リンクルクリニックでは、笑った後に残る線を3段階の目安に分け、真顔のときの溝や皮膚表面の状態と合わせて診察しています。この記事では、見分け方と状態に応じた対策・治療法をご説明します。
ほうれい線のことを気にせず、思いっきり笑えるように、ご自身の状態を確認する参考になれば幸いです。
この記事を読んでわかること
- 笑った後にほうれい線の跡が残る理由
- 跡の残り方による3段階の見分け方
- セルフケアでできることと、治療を考える目安
- グロースファクター・ヒアルロン酸・ボトックスの違い
笑った後のほうれい線が気になっている方へ
跡が残るのは皮膚の折れ癖なのか、もともとの溝や影なのかによって、適した対策は異なります。無料メール相談では、お写真を確認した上で院長がご返信しています。
笑った後にほうれい線の跡が残るのはなぜ?

笑ったときにほうれい線ができるのは、誰にでも起こる自然なことです。笑顔になると頬や口元の筋肉が動き、皮膚が折れ曲がるためです。
皮膚にハリや弾力がある場合は、真顔に戻すと線が目立ちにくくなります。一方、年齢や紫外線などの影響で皮膚の弾力が低下すると、笑ったときの跡が以前より残りやすくなることがあります。
ただし、笑った後に見える「ハの字」が、すべて皮膚に刻まれたしわとは限りません。頬と口元の高低差による溝や影が、真顔に戻っても見えている場合もあります。
また、表情筋の動きで繰り返し折れ曲がることで、ほうれい線の溝の表面に細い線が刻まれることがあります。当院ではこの表層の変化を「折れ癖」と呼んでいます。
▶︎[表情の動きで生じるほうれい線の折れ癖について詳しく見る>]
参考文献:Skin Aging and Photoaging: Mechanisms and Prevention(皮膚老化・光老化に関する総説)。※皮膚老化の一般的な機序を説明する資料であり、笑った後の跡が残る時間による分類を検証した研究ではありません。
笑った後に残るほうれい線の3段階の目安

当院では、笑った後の線の残り方を、次の3段階に分けて考えています。
笑った後に残るほうれい線の3段階
- 軽度:笑った後、真顔に戻すとほうれい線がほぼ消える
- 中等度:笑った後しばらく、うっすらとハの字の線や跡が残る
- 重度:真顔に戻しても皮膚表面の細いしわや明確な溝が残る
これは医学的に標準化された重症度分類ではなく、当院が状態を説明するために用いている独自の目安です。線が消えるまでの時間だけで重症度や治療の必要性が決まるわけではありません。
①軽度|笑った後すぐにほうれい線が消える
笑ったときにほうれい線が目立っていても、真顔に戻すとすぐに消える場合は、まだ明確な溝や折れ癖が目立たない状態と考えられます。
この段階では、必ずしも美容医療を受ける必要はありません。保湿や紫外線対策など、基本的なスキンケアを続けることが大切です。気になる場合は、治療による変化とリスクを確認した上で検討します。
②中等度|笑った後しばらくハの字の跡が残る
笑った後、真顔に戻してもしばらくほうれい線がうっすらとハの字に見える状態です。笑ったときについた細い線が皮膚表面に残る場合もあります。
このとき確認したいのは、残っているのが溝による影なのか、皮膚表面の折れ癖なのかという点です。見た目が似ていても、適した治療は異なります。
気になる程度が軽ければ経過を見ても構いません。改善を希望する場合には、溝や皮膚の状態に応じてグロースファクター、ヒアルロン酸などを検討します。
③重度|真顔でもしわの線が残る
笑った後にできた線が真顔でもはっきり残り、皮膚表面に細いしわが刻まれている場合です。もともとの深い溝が同時に存在することもあります。
この状態では、溝を浅くするだけでは皮膚表面の折れ癖が十分に改善しない場合があります。当院ではグロースファクターを選択肢として検討しますが、効果には個人差があり、完全に線を消せるとは限りません。
▶︎[ほうれい線のグロースファクター治療について詳しく見る>]
笑った後に残る跡の程度を確認したい方へ
3段階の分類は目安です。実際には、真顔での溝の深さや皮膚表面の折れ癖を合わせて確認する必要があります。ご自身の状態に合う方法を知りたい方は、お写真を添えてご相談ください。
笑った後に残るほうれい線の改善方法
治療を選ぶ際には、単に「軽度・中等度・重度」で決めるのではなく、溝・皮膚表面の折れ癖・表情の動きのうち、何が主な原因かを確認します。
【1】グロースファクター治療|溝と折れ癖の改善を目指す
グロースファクターは、皮膚のコラーゲン産生に関わる成長因子を用い、皮膚のハリやほうれい線の溝の改善を目指す注入治療です。
当院では、真顔のときのほうれい線だけでなく、笑った後に残る折れ癖を気にされている方にも、皮膚の状態を確認した上でご案内しています。変化は通常1〜6か月ほどかけて現れ、長期間持続する例もありますが、効果の程度や持続期間には個人差があります。
また、過剰な組織増生、しこり、左右差などが生じる可能性があり、希望する変化を必ず得られる治療ではありません。
▶︎[グロースファクター治療の効果・経過・注意点を確認する>]
【2】ヒアルロン酸注入|明確な溝やくぼみを補う

透明なジェル状のヒアルロン酸製剤を注入し、ほうれい線の溝や骨格的なくぼみにボリュームを補う方法です。比較的早い段階で見た目の変化を得やすいのが特徴です。
一方、笑った後に残る跡が皮膚表面の細い折れ癖だけである場合は、ヒアルロン酸で溝を補っても、その線自体の改善は限定的です。浅い状態で過量に注入すると、膨らみが不自然に見える可能性もあります。
また、血管内注入などによる血管閉塞、皮膚壊死、視覚障害といった、まれでも重大な合併症があります。
▶︎[ほうれい線へのヒアルロン酸注入の特徴と注意点を見る>]
【3】ボトックス注射|表情筋の動きが原因の場合に検討

ボトックスには、注入した筋肉の働きを一時的に弱める作用があります。表情筋の過剰な動きによって生じるしわには選択肢となる場合があります。
ただし、ほうれい線は複数の筋肉の動きや顔の構造が関係するため、ボトックスを一般的な予防法としておすすめできるわけではありません。注入部位や量によっては笑顔が不自然になるなど、表情に影響する可能性もあります。
真顔でも残る溝や、すでに刻まれた折れ癖そのものを改善する治療としては限界があります。
実際の診療では|跡が残る時間だけでは判断しません

診察では、「笑った後、何分残るか」だけで治療方針を決めることはありません。真顔でも溝が見えるか、光の当たり方で影が変わるか、皮膚表面に細い線が刻まれているかなどを合わせて確認します。
例えば、笑った後にハの字の影が見えても、骨格的なくぼみや頬との高低差が主な原因なら、皮膚の折れ癖だけを治療しても十分な変化が得られないことがあります。
反対に、真顔では深い溝がなくても、表情の動きで皮膚表面に細い線が残る場合には、折れ癖に着目する必要があります。
「跡が残るから重症」「すぐ治療しないと手遅れ」と考える必要はありません。気になっている部分と、治療によって改善できる部分が一致しているかを確認することが大切です。
よくある質問

20代でも笑った後にほうれい線の跡が残ることはありますか?
はい。皮膚の性質や骨格、表情の動きなどによって、若い方でも線が残ることがあります。年齢だけで重症度や治療の必要性は判断できません。
笑わないようにすれば、ほうれい線を予防できますか?
笑顔を控えることはおすすめしません。表情を制限しても、加齢や紫外線、骨格などによる変化を防げるわけではありません。普段どおり笑いながら、紫外線対策や保湿などの基本的なケアを続けましょう。
笑った後に跡が残っても、自然に戻ることはありますか?
乾燥や一時的な皮膚の状態によって目立ち方が変わることはあります。一方、真顔でも常に見える溝や折れ癖は、スキンケアだけで十分に改善しない場合があります。
笑った後に残る跡には、マッサージが有効ですか?
マッサージで深い溝や折れ癖そのものが改善するという確かな根拠は十分ではありません。強くこすると皮膚への刺激になるため、無理に続ける必要はありません。
まとめ|笑った後にほうれい線が残る場合の対処法
笑ったときにほうれい線ができるのは自然なことです。笑った後に跡が残る場合も、必ずしも治療が必要というわけではありません。
大切なのは、笑った後に残るのが一時的な跡なのか、もともとの溝や影なのか、皮膚表面の折れ癖なのかを見分けることです。
当院の3段階分類はその目安ですが、治療を希望する場合は、真顔での状態も含めて適応を判断します。ほうれい線を気にせず自然に笑えるよう、ご自身に合った方法を選んでいただければと思います。
笑った後に残るほうれい線について相談したい方へ
無料メール相談では、お写真からほうれい線の状態を確認し、治療が適しているかも含めて院長がご返信しています。治療を決めていない段階でもご相談いただけます。












