• ほうれい線, ヒアルロン酸

ほうれい線のヒアルロン酸注入のデメリット・よくある失敗7選

説明


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
ドクター紹介はこちら

「ほうれい線が目立つだけで、一気に老けた印象になる…」

「マスクを外したとき、ふと鏡に映る自分にショックを受けた」

そんな悩みを抱える方が増えている今、手軽に若々しさを取り戻す手段としてヒアルロン酸注入は非常に人気の高い治療法です。

しかし、この“簡単そうな治療”にも、実は見落としがちなリスクや限界があります。

特に美容医療初心者の方にとっては、「受けてみたけど思ったより満足できなかった」「不自然になって後悔した」という声も少なくありません。

この記事では、実際にほうれい線のヒアルロン酸注入を受ける前に知っておくべき7つのデメリットと、その回避策について専門的に解説します。

確かな情報に基づいて、後悔のない若返りの方法を選びましょう。

ほうれい線のヒアルロン酸注入のデメリットと注意点

「ほうれい線を即効でお手軽に改善できる」という理由から施術を選ぶ方の多いヒアルロン酸注入ですが、実際にはメリットばかりではありません。

以下に、ヒアルロン酸治療における代表的な7つのデメリットをあげます。

持続効果が短く継続的なメンテナンスが必要

ヒアルロン酸は注入後徐々に体内に吸収され、それに伴って効果も消失するため、持続期間はおよそ数ヶ月〜2年程度です。

この期間はヒアルロン酸の種類や注入部位によっても左右されますが、ほうれい線はよく動く部位でもあるため比較的吸収が早く、半年〜1年前後である場合が多いです。

そのため、効果を維持するには定期的な注入が必要となり、長期的にみるとそれなりのコストと手間を要します。

ヒアルロン酸の種類や持続期間をみる>

医師の技術や美的センスに左右される

ヒアルロン酸注入は“注射を打つだけ”の簡単な治療に見えるかもしれませんが、実際には注入する位置・深さ・量のバランスが非常に繊細で、医師の解剖学的知識やデザイン力が問われます。

わずか0.1ccの過不足が仕上がりの印象を大きく変えることもあり、経験の浅い医師や美的感覚の合わない施術者による治療は失敗のリスクが高くなります。

血流障害のリスクがある

ヒアルロン酸を血管内や血管付近に誤って注入してしまうと、血流障害による皮膚壊死、最悪の場合は失明といった重大な合併症が起こる可能性があります。

特にほうれい線の起始する鼻翼基部は、鼻背動脈や顔面動脈など重要な血管が走る部位であり、高いリスクを伴うため正確な手技が求められます。

ヒアルロン酸注入による皮膚壊死についてみる>

ヒアルロン酸注入による失明についてみる>

しこりや凹凸が残ることがある

ヒアルロン酸は製剤によって粘度や硬さが異なります。

適切な製剤を適量注入すれば自然に肌に馴染みますが、硬すぎる製剤を皮膚の浅層に注入したり不均一に注入することで、しこりや凹凸など見た目や触ったときの違和感が生じるケースがあります。

また稀に注入から数週間〜数ヶ月以降に「遅発性結節」と呼ばれるアレルギー反応や異物反応によるしこりが形成されることがあります。

これは腫れや赤み、圧痛を伴う炎症性の結節で治療にはヒアルロン酸溶解剤や抗生剤の投与などをおこないます。

ヒアルロン酸によるしこり(遅発性結節)について詳しくみる>

ヒアルロン酸溶解剤(ヒアルロニダーゼ)について詳しくみる>

打ちすぎると不自然に膨らんで見える

ヒアルロン酸は皮膚をボリュームアップする力に優れているため、打ちすぎると頬や口元が不自然に膨らみ、下膨れや太って見えることがあります。

特に頬のたるみが強い場合では、顔全体のバランスを見ずにほうれい線だけを埋めることに固執すると注入量が増え「ヒアルロン酸顔」になりやすいため、注意が必要です。

また、ヒアルロン酸には水分を引き寄せる性質があるため、注入後に顔が浮腫みやすくなる傾向もあります。

ヒアルロン酸の打ちすぎによるデメリットをみる>

浅く刻まれたほうれい線には効果が出にくい

ヒアルロン酸は“深い溝”を深部から持ち上げるのには適していますが、皮膚の表面の浅いしわ(小じわや刻まれじわ)の改善には不向きです。

こうした細かいしわには、スキンブースターなど肌全体のハリを改善する治療やコラーゲン再生を促す治療が適応になります。

笑ったときのほうれい線には馴染みにくい

表情によって動く“動的なしわ”は、静止時のしわとは異なるメカニズムで形成されます。

ヒアルロン酸は静止時のほうれい線の凹みには効果を発揮しますが、笑ったときなど表情に伴ってできるほうれい線には追従しきれず、不自然に膨らんで見える場合があります。

表情の動きによる動的なほうれい線の改善には、ボトックスグロースファクターなどの別のアプローチが必要です。

デメリット回避にはグロースファクター治療の選択肢も

こうしたヒアルロン酸のリスクやデメリットを補う治療法として、グロースファクター治療があります。

これは皮膚の真皮層に成長因子を注入することで、コラーゲンやエラスチンの再生を促し、ほうれい線を根本的に改善する再生医療です。

ヒアルロン酸のような即効性はないものの、持続効果が長く、1回の施術で数年以上の効果が期待できるため、「自然に若返りたい」「将来的にメンテナンスコストを減らしたい」という方には適した選択肢です。

まとめ

ヒアルロン酸によるほうれい線治療はたしかに即効性があり人気の施術ですが、メリットばかりではなく、定期的なメンテナンスの必要性、血流障害、不自然な仕上がり、しこりや凹凸などのデメリットも知っておく必要があります。

こうしたリスクを最小限に抑えたい方、より自然で長期的な改善を求める方には、グロースファクター治療のような再生医療のアプローチも有効な選択肢となるでしょう。

当院はほうれい線治療を専門におこなっており、お客様一人ひとりのご状態やご希望に合わせた治療計画のご提案が可能です。

メールでの無料カウンセリングもおこなっていますので、当院のメールアドレス宛に「メールカウンセリング希望」と記入し、お気軽にご相談ください。

院長の私が直接ご返信させていただきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

キャンペーンのお知らせ

2025年3月1日、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科「東京リンクルクリニック」がオープンいたしました。

長期保証付きでお得にほうれい線治療を受けていただける絶好の機会ですので、ぜひご検討ください。

 

 


キャンペーンの詳細はこちら>