
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「ほうれい線が気になってきたので、美顔器を買おうか迷っています。」
「RFやEMSなどいろいろありますが、結局どれがほうれい線に効くのでしょうか。」
美容医療を受ける前に、まずは自宅でできることを試したいと考える方は多いと思います。
結論からいうと、美顔器はほうれい線対策として全く意味がないわけではありません。
RF(高周波)やLEDなど一部の家庭用美顔器では、肌のハリや弾力、細かなシワなどの改善を示した研究があります。
では、どの美顔器を選べばよいのでしょうか。
肌のハリや弾力低下が気になる方ならRF、表情筋への刺激が目的ならEMS、肌質や細かなシワをケアしたい場合はRFやLEDなどが候補になります。
特に「ほうれい線周囲の肌のハリ低下をケアしたい」という目的であれば、RFは比較的検討しやすい選択肢です。
ただし、ここで大切なのは、「肌の状態が良くなること」と「すでにできたほうれい線の溝が消えること」は別だということです。
真顔でも見えるほうれい線の溝、その表面に刻まれた折れ癖、鼻横の骨格的なくぼみなどは、家庭用美顔器だけで大きく改善することは困難です。
東京リンクルクリニックは、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科です。
この記事では、ほうれい線に美顔器はどこまで効果が期待できるのか、RF・EMS・LEDなど種類別の違いと選び方、美顔器では改善しにくいほうれい線について、ほうれい線治療を専門とする美容皮膚科医が解説します。
この記事を読んでわかること
- 美顔器でほうれい線そのものを消せるのか
- ほうれい線対策ならRF・EMS・LEDのどれを選べばよいか
- 美顔器で改善しやすいもの・改善しにくいもの
- 美顔器を使ってもほうれい線が消えない理由
- すでにできたほうれい線を改善する治療法
美顔器を使うべきか、美容医療を検討すべきか迷っている方へ
ほうれい線は、肌のハリ低下、皮膚に形成された溝、骨格的なくぼみ、頬のたるみなどによって適した対策が異なります。美顔器を選ぶ前に、自分のほうれい線の状態を確認することが大切です。
ほうれい線に美顔器は効くのか

美顔器によって肌のハリや弾力、細かなシワなどが改善し、結果としてほうれい線周囲が多少若々しく見える可能性はあります。
実際、家庭用RF美顔器を一定期間使用した研究では、顔のしわや皮膚の厚みなどの改善が報告されています。また、家庭用LEDについても、肌の弾力や肌質などを評価した研究があります。
そのため、私は「美顔器を使っても意味がない」とは考えていません。
ただし、ほうれい線の状態によって、美顔器で変化を期待できるものと、ほとんど期待できないものがあります。
肌のハリ・弾力や細かなシワには効果を期待できる

美顔器の中でもRFやLEDなどは、肌のハリ・弾力や細かなシワなど、皮膚のエイジングケアを目的として使用されます。
乾燥や皮膚のハリ低下によってほうれい線周囲が老けて見えている場合には、肌全体の状態が整うことで若々しい印象になる可能性があります。
特に「まだ真顔ではほうれい線がそれほど深くないけれど、最近少し気になってきた」という段階であれば、紫外線対策や保湿と合わせて日常的なエイジングケアの一つとして取り入れるのはよいでしょう。
ただし、これはすでにできた深いほうれい線を美顔器で消すこととは別です。
▶︎[ほうれい線のセルフケアを詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線ができる原因を詳しく見る>]
真顔でも残るほうれい線の「溝」は美顔器だけでは消えにくい

一方、笑っていないときにも鼻の横から口角方向へ線が残っている場合は、単なる乾燥小じわではありません。
皮膚が長年繰り返し折れ曲がることで、ほうれい線部分に構造的な「溝」が形成されている可能性があります。
この段階になると、RFなどで皮膚のハリが多少改善しても、すでにできた溝そのものを家庭用美顔器だけで大きく改善することは困難です。
「美顔器を使うと肌の調子は良くなるけれど、ほうれい線そのものは残っている」という場合には、この違いを考える必要があります。
▶︎[すでにできたほうれい線を消す方法を見る>]
▶︎[ほうれい線の溝に対するグロースファクター治療を見る>]
表面に刻まれた「折れ癖」も美顔器だけでは改善しにくい

ほうれい線の溝が長く続くと、その表面に細かな線が刻まれてくることがあります。
当院では、これを「折れ癖」と呼んでいます。
折れ癖は、長年の表情の動きによって同じ場所の皮膚が繰り返し折れ曲がることで形成された表層の変化です。
乾燥がある場合には保湿などで多少目立ちにくくなることはありますが、すでに刻まれた折れ癖そのものを家庭用美顔器だけで消すことは簡単ではありません。
鼻横の骨格的なくぼみは美顔器では埋まらない

もう一つ、美顔器では改善しにくい代表的なものが、鼻横の骨格的なくぼみです。
上顎が後方に位置していたり、鼻翼基部がくぼんでいたりすると、鼻の横に影ができ、若い方でもほうれい線が深く見えることがあります。
これは肌表面のハリだけの問題ではないため、RFやEMSを使用しても骨格的なくぼみそのものが埋まるわけではありません。
骨格的なくぼみを直接ボリュームで補正するのであれば、ヒアルロン酸の方が変化を得やすい場合があります。
一方、グロースファクターでも皮膚のハリや厚み、併存する溝が改善することで、鼻横のくぼみや影がある程度目立ちにくくなることがあります。
▶︎[鼻の横のくぼみについて詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線のヒアルロン酸治療を見る>]
ほうれい線美顔器を種類別に比較

「ほうれい線に効く美顔器」と一括りにされることがありますが、美顔器にはさまざまな種類があり、作用は同じではありません。
代表的なRF・EMS・LEDなどについて、ほうれい線との関係を整理すると次のようになります。
| 種類 | 主な目的 | ほうれい線への考え方 |
|---|---|---|
| RF | 温熱・ハリ・弾力 | 肌のハリや細かなシワには期待できるが、深い溝を直接消すものではない |
| EMS | 電気刺激による筋収縮 | 筋肉への刺激はできるが、溝・骨格などには直接作用しない |
| LED | 肌質・エイジングケア | 肌の若返りや細かなシワへの研究はあるが、深い溝を埋めるものではない |
| 導入系 | 美容成分の導入補助 | 保湿・肌質ケアが中心 |
| 超音波 | 製品により異なる | 家庭用機器と医療用HIFUは分けて考える |
RF(高周波)|肌のハリや細かなシワへの効果が期待できる
RFはRadio Frequencyの略で、高周波によって皮膚に熱を与える方式です。
家庭用美顔器の中では比較的研究が行われており、一定期間の使用によって顔のしわや皮膚の厚みなどが改善したという報告があります。
そのため、美顔器で肌のハリや細かなシワをケアしたい方には、選択肢になり得ます。
ただし、こうした研究で評価されている「しわ」と、鼻の横から口角にかけて形成された深いほうれい線の溝を同じものとして考えることはできません。
また、家庭用RF美顔器と、美容クリニックで使用する医療用RF機器では出力や照射方法などが異なります。
「RFだから美容医療と同じ効果が得られる」というものではありません。
参考文献:Shu X, et al. Effectiveness of a Radiofrequency Device for Rejuvenation of Aged Skin at Home: A Randomized Split-Face Clinical Trial. Dermatol Ther (Heidelb). 2022;12(2):347-358. PubMed
EMS|表情筋を動かしてもほうれい線が消えるとは限らない
EMSは電気刺激によって筋肉を収縮させる機能です。
「ほうれい線は表情筋が衰えたからできるので、EMSで鍛えれば消える」と考える方もいるかもしれません。
しかし、ほうれい線は表情筋だけでできるものではありません。
皮膚、脂肪、骨格、表情の動きなど複数の要因が関係しているため、EMSで筋肉を刺激しても、鼻横の骨格的なくぼみが埋まるわけではなく、すでにできた皮膚の溝が直接なくなるわけでもありません。
また、大きな表情を繰り返すことが、必ずしもほうれい線にとって良いわけではありません。
同じ場所の皮膚が繰り返し折れ曲がることは、折れ癖が形成される一因になります。
EMSは「ほうれい線を消す機械」というより、筋肉への刺激を目的とした美顔器として考える方がよいでしょう。
▶︎[ほうれい線と顔の筋トレについて詳しく見る>]
▶︎[表情の動きと折れ癖の関係を見る>]
LED|肌質・細かなシワのケアとして考える
LED美顔器は、特定の波長の光を皮膚に照射するタイプです。
家庭用LED機器についても、肌の弾力や肌質、細かなシワなどを評価した臨床研究があります。
そのため、LEDも肌全体のエイジングケアとして使用することはできます。
一方、LEDによって鼻横から口角方向へ形成された深い溝を物理的に持ち上げるわけではありません。
「肌をきれいにすること」と「ほうれい線の構造的な溝を治すこと」を分けて考えることが大切です。
参考文献:Ng JNC, et al. Efficacy of home-use light-emitting diode device at 637 and 854-nm for facial rejuvenation: A split-face pilot study. J Cosmet Dermatol. 2020.
参考文献:Park SH, et al. Clinical study to evaluate the efficacy and safety of home-used LED and IRED mask for crow’s feet: A multi-center, randomized, double-blind, sham-controlled study. Medicine (Baltimore). 2025.
イオン導入・エレクトロポレーション|保湿・肌質ケアが中心
イオン導入やエレクトロポレーションは、美容成分を肌になじませることを目的とした機能です。
乾燥によって細かなシワが目立っている場合には、保湿や肌質ケアによってほうれい線周囲の見え方が多少改善することがあります。
しかし、美容成分を導入したからといって、骨格的なくぼみや深く形成された溝そのものが埋まるわけではありません。
超音波美顔器|医療用HIFUとは分けて考える
家庭用美顔器には超音波を利用した製品もあります。
ここで注意したいのが、家庭用超音波美顔器と美容クリニックで行うHIFUを同じものとして考えないことです。
使用するエネルギーや目的が異なるため、「超音波」という言葉だけを見て医療機器と同等の変化を期待することはできません。
さらに、医療用HIFUであっても主な役割は頬の引き締めやたるみへのアプローチであり、すでに形成された深いほうれい線の溝を直接消す治療ではありません。
ほうれい線におすすめの美顔器はどれか

ここまで読んで、「結局、ほうれい線にはどの美顔器を選べばいいのか」と思われた方もいるでしょう。
ほうれい線対策として美顔器を1台選ぶなら、肌のハリ低下が気になる方は、まずRF搭載機を候補にするとよいでしょう。
家庭用RFについては、肌のしわや皮膚の厚みなどを評価した臨床研究があり、ほうれい線周囲のハリや弾力低下をケアしたい方には比較的選びやすいタイプです。
一方、表情筋への刺激を重視するならEMS、肌質や細かなシワまでケアしたいならRFやLED、乾燥や美容成分の導入を重視するなら導入系が候補になります。
つまり、「ほうれい線に一番おすすめの美顔器」が全員に共通して決まっているわけではなく、何を改善したいのかによって選ぶべき機能が変わります。
また、すでに真顔でも深いほうれい線が残っている場合には、高価な美顔器を選んでも大きな改善は期待しにくいため、「RFとEMSのどちらを買うか」と考える前に、そもそも美顔器で改善できる状態なのかを確認した方がよいでしょう。
| 目的 | おすすめの美顔器機能 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 肌のハリ・弾力 | RF | ほうれい線周囲のハリ低下が気になる |
| 肌質・細かなシワ | RF・LED | 口元を含め、肌全体をエイジングケアしたい |
| 表情筋への刺激 | EMS | 筋肉への刺激を目的にしている |
| 乾燥・美容成分の導入 | 導入系 | 保湿・肌質ケアを重視したい |
| 真顔でも残る深い溝 | 美顔器では難しい | 美容医療を含め、原因に合った方法を検討 |
| 鼻横の骨格的なくぼみ | 美顔器では難しい | 骨格的なくぼみに合った治療を検討 |
肌のハリ低下が気になるならRFは候補にしやすい
「ほうれい線が気になり始めたけれど、まだ真顔ではそれほど深い溝になっていない」「最近、口元の肌のハリがなくなってきた」という方であれば、RF美顔器は候補の一つです。
家庭用RFについては、肌のしわや皮膚の厚みなどを評価した臨床研究があります。
そのため、ほうれい線対策として美顔器を使うのであれば、肌のハリ低下をケアするという目的では比較的選びやすいタイプだと考えます。
ただし、深いほうれい線の溝そのものをRFで持ち上げるわけではありません。
「ほうれい線を消すためにRFを買う」というより、ほうれい線周囲を含めた肌のエイジングケアとして使うと考えた方が、実際の効果とのズレが少ないでしょう。
EMSは「ほうれい線に一番おすすめ」とは言い切れない
EMSを搭載した美顔器も多く、「表情筋を鍛えてほうれい線を改善する」というイメージを持っている方は多いと思います。
確かにEMSは電気刺激によって筋肉を収縮させる機能なので、表情筋への刺激を目的としている方には選択肢になります。
しかし、ほうれい線は単純な表情筋の衰えだけでできるものではありません。
皮膚のハリ低下、頬の脂肪の変化、骨格的なくぼみ、皮膚に形成された溝などが関係しているため、「ほうれい線対策ならとりあえずEMS」という選び方はおすすめしません。
特に真顔でもすでに溝が残っている場合には、EMSで筋肉を刺激しても、その溝自体がなくなるわけではありません。
▶︎[表情筋を鍛えるとほうれい線は改善するのかを見る>]
▶︎[表情の動きとほうれい線の折れ癖を見る>]
RF+EMSなど多機能タイプを選べば一番効くわけではない
RF・EMS・LED・導入機能など、複数の機能を一台に搭載した美顔器もあります。
一台でさまざまなケアができる点はメリットですが、機能が多いほどほうれい線への効果が高くなるとは限りません。
例えばRFとEMSの両方を搭載していても、骨格的なくぼみが埋まるわけではなく、すでに形成された深い溝がなくなるわけでもありません。
多機能かどうかよりも、自分が改善したいものに必要な機能が入っているかを確認した方がよいでしょう。
商品名より「機能・使用部位・続けやすさ」で選ぶ
インターネットでは「ほうれい線におすすめの美顔器ランキング」を多く見かけます。
しかし、同じRFやEMSでも、機器によって仕様、使用頻度、使用できる部位などは異なります。
そのため、ランキングの順位だけではなく、少なくとも次の点を確認して選ぶことをおすすめします。
- RF・EMS・LEDなど、目的に合った機能があるか
- 口元・頬周囲に使用できる製品か
- 出力を調整できるか
- 推奨される使用頻度を続けられるか
- 1回の使用時間が負担にならないか
- 専用ジェルなど継続的な費用が必要か
- 注意事項や使用できない部位が明確に記載されているか
美顔器は一度使えば大きく変化するものではありません。
高機能でも使わなくなってしまえば意味がないため、継続しやすさも重要な選択基準です。
すでに深いほうれい線があるなら「どの美顔器か」より原因を確認する

そして、これが最も重要です。
すでに真顔でもほうれい線がはっきり見えている場合には、「RFとEMSのどちらがいいか」「もっと高価な美顔器なら効くのか」と考える前に、一度ほうれい線の原因そのものを確認した方がよいでしょう。
溝なのか、折れ癖なのか、鼻横の骨格的なくぼみなのか、頬のたるみなのかによって、必要なアプローチは異なります。
美顔器選びで解決できないほうれい線に対して、美顔器を買い替え続ける必要はありません。
逆に、まだ深い溝はなく、肌のハリや細かなシワが気になる段階であれば、美顔器を日常のケアとして取り入れる意味はあります。
▶︎[自分のほうれい線の原因を確認する>]
▶︎[すでにできたほうれい線の改善方法を見る>]
自分のほうれい線が美顔器で改善できるのか知りたい方へ
美顔器が向いているのか、それともすでに溝や骨格的なくぼみができているのかは、写真からある程度判断できます。美顔器を買い替える前に、ご自身のほうれい線の状態を確認したい方はご相談ください。
美顔器の使いすぎや間違った使い方には注意

美顔器は、正しい方法で使用することが前提です。
「ほうれい線を早く消したい」と自己流で過剰に使用する必要はありません。
ほうれい線を強く押したりこすったりしない
美顔器をほうれい線に強く押し付けたり、何度も強く往復させたりしても、溝が物理的に伸びて消えるわけではありません。
むしろ過度な摩擦は皮膚への負担になります。
特にローラー型の器具では、「強く引き上げればリフトアップする」と考えて皮膚を必要以上に引っ張らないようにしましょう。
使用頻度・使用部位を守る
美顔器は種類によって推奨される使用頻度が異なります。
毎日使用できる機器もあれば、使用間隔を空ける必要があるものもあります。
また、目の周囲など使用できない部位が設定されている製品もあります。
肌に赤みや痛みが出ているのに無理に続けることは避け、必ず製品ごとの使用方法を守りましょう。
美容医療を受けた直後は自己判断で使用しない
ヒアルロン酸、グロースファクター、レーザー、HIFUなどの美容医療を受けた後に、美顔器をいつから再開できるかは、施術内容や美顔器の種類によって異なります。
RF・EMS・超音波など作用の異なる機器を、一律に「施術後○日から使える」とすることはできません。
「家庭用だから大丈夫」と自己判断せず、施術を受けた医療機関に確認してから再開することをおすすめします。
美顔器を使ってもほうれい線が消えない理由

当院でも、「美顔器やスキンケアをいろいろ試してきましたが、ほうれい線だけが残っています」というご相談があります。
これは必ずしも、美顔器の性能が悪かったということではありません。
美顔器が得意とするものと、実際に気になっているほうれい線の原因が違っている可能性があります。
ほうれい線は筋肉だけでできるものではない
ほうれい線には、皮膚、脂肪、骨格、表情の動き、生活習慣など複数の要因が関係しています。
そのため、「筋肉を刺激すれば消える」「肌を温めれば消える」といった一つの方法ですべてを改善することは困難です。
美顔器で肌がきれいになっても「溝」が残ることはある
これは美顔器を考える上で、最も理解していただきたい点です。
RFやLEDなどによって肌のハリや細かなシワが改善することと、ほうれい線の構造的な溝が改善することは同じではありません。
そのため、「肌の調子は良くなった。でも、ほうれい線は残っている」という結果は矛盾していません。
美顔器が効かなかったのではなく、美顔器で改善できる部分は改善したものの、構造的な溝が残っている可能性があります。
▶︎[すでにできたほうれい線の改善方法を見る>]
▶︎[ほうれい線の折れ癖について詳しく見る>]
美顔器で改善しないほうれい線の治療

美顔器を一定期間使っても、真顔で見えるほうれい線そのものが変わらない場合は、美容医療を検討する方法もあります。
ただし、美容医療でも全員に同じ治療を行うわけではありません。
何がほうれい線を目立たせているのかによって、適した治療は異なります。
溝・折れ癖|グロースファクター
東京リンクルクリニックでは、真顔でも残るほうれい線の溝や、その表面に刻まれた折れ癖に対してグロースファクター治療を行っています。
グロースファクターは、ヒアルロン酸のようなゲル状の製剤で凹みを物理的に持ち上げる治療ではありません。
皮膚内部のコラーゲンなどの産生を促し、皮膚のハリや厚みを改善することで、ほうれい線の溝を徐々に目立ちにくくしていきます。
効果は通常1〜6か月程度かけて現れ、数年〜長期にわたる持続が期待できます。
当院では薬剤を混ぜずグロースファクターを単剤で使用し、過量投与を避けながら一人ひとりの溝に合わせて手作業で注入しています。機械による一律の注入は行っていません。
▶︎[ほうれい線のグロースファクター治療を詳しく見る>]
▶︎[グロースファクター治療の症例を見る>]
骨格的なくぼみ|ヒアルロン酸

鼻横の骨格的なくぼみやボリューム不足が強い場合には、ヒアルロン酸が適していることがあります。
ヒアルロン酸はゲル状の製剤で凹みを直接持ち上げるため、即効性があり、骨格的なくぼみを大きく補正する効果は得やすい治療です。
ただし、鼻翼基部周辺には重要な血管が走行しており、血管内注入や血管閉塞によって皮膚壊死や視覚障害などの重大な合併症が起こる可能性があります。
即効性だけで決めるのではなく、適応とリスクの両方を理解した上で選ぶことが重要です。
▶︎[ほうれい線ヒアルロン酸の効果と適応を見る>]
▶︎[ヒアルロン酸の安全性とリスクを見る>]
頬のたるみ|HIFUなどのリフト系治療

頬のたるみが主体で、頬が下がることによってほうれい線周囲の影が強くなっている場合には、HIFUなどの引き締め治療が選択肢になります。
頬が引き締まることで、ほうれい線周囲の影が多少目立ちにくくなることがあります。
一方、HIFUだけですでに形成された深い溝を消すことは困難です。
「たるみを改善したい」のか、「ほうれい線の溝そのものを改善したい」のかを分けて考えることが重要です。
▶︎[ハイフをしてもほうれい線が残る理由を見る>]
▶︎[リフトアップで改善できるほうれい線を見る>]
よくある質問

美顔器を毎日使えばほうれい線は消えますか?
毎日使えば使うほどほうれい線が消えるわけではありません。
美顔器には製品ごとに推奨される使用頻度があります。また、肌のハリや細かなシワが改善しても、すでに形成された深いほうれい線の溝が消えるとは限りません。
使用頻度は必ず製品の説明書に従ってください。
RFとEMSならどちらがほうれい線におすすめですか?
目的によって異なります。
肌のハリや弾力低下、細かなシワをケアしたいのであれば、RFは比較的検討しやすい選択肢です。
一方、EMSは電気刺激によって筋肉を収縮させる機能なので、表情筋への刺激を目的とする場合には選択肢になります。
ただし、どちらも深いほうれい線の溝を直接埋めるものではありません。
EMSで表情筋を鍛えればほうれい線は改善しますか?
ほうれい線は表情筋の衰えだけでできるものではないため、EMSで筋肉を刺激すれば必ず改善するとはいえません。
皮膚・脂肪・骨格・溝などが主な原因の場合には、筋肉への刺激だけでは十分な改善は期待できません。
高い美顔器ほどほうれい線に効果がありますか?
価格が高いほど、ほうれい線への効果が高いとは限りません。
複数の機能を搭載していたり、使いやすさなどによって価格が高くなる製品もありますが、重要なのは自分の目的に合った機能があるかどうかです。
また、すでに深い溝や骨格的なくぼみがある場合には、高価な美顔器に買い替えても大きな改善が得られないことがあります。
美顔器でほうれい線が濃くなることはありますか?
適切な使用方法を守っている限り、必要以上に心配する必要はありません。
ただし、強く押し付ける、皮膚を何度もこする、推奨以上の頻度で使用するなどの使い方は避けましょう。
赤みや痛みなどが出た場合には使用を中止し、症状が続く場合には医療機関へ相談してください。
美顔ローラーと美顔器はどちらがいいですか?
目的が異なるため、単純には比較できません。
美顔ローラーは主に皮膚表面を物理的に動かす器具ですが、RF・EMS・LEDなどの美顔器はそれぞれ異なるエネルギーを利用します。
ただし、どちらも深く形成されたほうれい線の溝を直接治すものではありません。
50代でも美顔器を使う意味はありますか?
年齢だけで「意味がある・ない」が決まるわけではありません。
50代でも肌のハリや細かなシワなどのケアを目的とするのであれば、美顔器を使用する意味はあります。
一方、深い溝、頬のたるみ、骨格的なくぼみなどが複合している場合には、美顔器だけでは十分な変化が得られないことがあります。
美顔器と美容医療はどちらがいいですか?
どちらが優れているというより、役割が違います。
美顔器は、自宅で継続する肌のエイジングケアとして利用できます。
一方、すでに形成された溝、骨格的なくぼみ、強いたるみなどを改善したい場合には、美容医療の方が適していることがあります。
セルフケアと美容医療は競合するものではなく、改善したいものによって役割を分けて考えることが大切です。
グロースファクター治療後に美顔器を使えますか?
使用する美顔器の種類や出力、治療後の時期によって判断が異なります。
RF・EMS・超音波など作用の異なる機器を一律に「治療後○日から使用可能」とすることはできません。
グロースファクターに限らず、美容医療を受けた後に美顔器を再開する場合は、施術を受けた医療機関に確認してください。
まとめ|美顔器は「ほうれい線を消す機械」ではなく肌を整える選択肢

美顔器は、ほうれい線対策として全く意味がないわけではありません。
特にRFやLEDなど一部の家庭用美顔器では、肌のハリや弾力、細かなシワなどの改善が報告されており、日常的なエイジングケアとして取り入れることはできます。
「どれを選べばよいか」という点では、肌のハリや弾力低下が気になる場合はRF、表情筋への刺激が目的ならEMS、肌質や細かなシワをケアしたい場合はRFやLEDなど、目的に合わせて選びます。
特に、ほうれい線周囲の肌のハリ低下を目的に1台選ぶのであれば、RFは比較的候補にしやすいでしょう。
一方で、肌のハリが改善することと、真顔でも残るほうれい線の溝が消えることは別です。
すでに形成された溝や折れ癖、鼻横の骨格的なくぼみなどは、家庭用美顔器だけで大きく改善することは困難です。
「どの美顔器が一番効くのか」と商品を探し続ける前に、自分が改善したいものが肌質なのか、たるみなのか、溝なのか、骨格的なくぼみなのかを考えてみてください。
美顔器を使って肌の調子は良くなったものの、ほうれい線そのものは変わらない場合、美顔器が効かなかったのではなく、美顔器では改善しにくい部分が残っている可能性があります。
東京リンクルクリニックでは、特に真顔でも残るほうれい線の溝や折れ癖に対して、グロースファクター治療を行っています。
美顔器を使ってもほうれい線が残っている方へ
「美顔器を続けるべきか」「自分のほうれい線はグロースファクターなどの治療で改善できるのか知りたい」という方も、ほうれい線の状態やこれまでの治療歴を確認した上で治療をご提案します。








