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ほうれい線の正しいスキンケアのやり方|簡単な手順と効果の限界

東京リンクルクリニック院長


著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
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「ほうれい線が気になってきたけれど、毎日のスキンケアは何をすればいい?」
「朝と夜で、お手入れの方法は変えた方がいい?」
「保湿や美容液を続ければ、ほうれい線も薄くなるの?」

このように、まずは自宅でできるお手入れから始めたいと考える方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、ほうれい線が気になる方のスキンケアは、朝の保湿と紫外線対策、夜のやさしい洗顔と保湿を毎日続けることが基本です。

肌の乾燥による細かなシワを目立ちにくくしたり、紫外線による皮膚の老化を予防したりすることは期待できます。一方、すでに形成された深いほうれい線の溝や、頬・骨格による影をスキンケアだけで消すことは困難です。

私はほうれい線治療を専門とする美容皮膚科医として、日常のお手入れで守れる部分と、スキンケアだけでは変えにくい部分を分けて考えることが大切だと考えています。

この記事では、ほうれい線が気になる方の朝・夜・日中のスキンケア手順と、避けたい習慣、スキンケアの効果と限界をわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること

  • 朝と夜に行いたいスキンケアの具体的な手順
  • ほうれい線を目立たせないために避けたい習慣
  • テカリや乾燥が気になる場合の対処法
  • スキンケアで改善できること・できないこと

毎日ケアしていても、ほうれい線が気になる方へ

ほうれい線が目立つ原因は、乾燥だけとは限りません。ご自身のほうれい線がどのような状態なのか迷う場合は、無料メール相談をご利用いただけます。院長が一通ずつご返信しています。

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ほうれい線が気になる方の毎日のスキンケア

特別な化粧品を何種類も使う前に、まずは毎日の基本的なお手入れを整えましょう。大切なのは、肌に負担をかけずに清潔さとうるおいを保ち、紫外線から守ることです。

朝のスキンケア|洗顔・保湿・紫外線対策

朝は、次の順番を基本にするとわかりやすいでしょう。

  1. 洗顔:肌の状態に合わせて、ぬるま湯や刺激の少ない洗顔料でやさしく洗います。
  2. 保湿:洗顔後は化粧水や乳液、クリームなど、肌に合った製品でうるおいを補い、保ちます。
  3. 紫外線対策:日焼け止めを適切な量で塗り、必要に応じて帽子や日傘も併用します。

特に紫外線のうちUVAは、皮膚の真皮に影響して光老化に関わります。日焼け止めを選ぶ際は、SPFだけでなくPA表示も確認しましょう。屋外で長時間過ごす場合や汗をかいた場合は、製品の表示に従って塗り直します。

朝のスキンケアで重要なのは、肌を整えた上で紫外線から守ることです。高価な美容液を追加することより、基本のケアを無理なく続けることを優先してください。

▶︎[ほうれい線対策の化粧品成分と選び方を見る>]
▶︎[健康な肌を保つためのケアを詳しく見る>]

夜のスキンケア|メイクを落として保湿する

夜は、日中の汚れやメイクを落とし、肌のうるおいを保つことが基本です。

  1. クレンジング:メイクをした日は、使用した化粧品に合ったクレンジング剤で落とします。
  2. 洗顔:必要に応じて洗顔し、強くこすらずにすすぎます。ダブル洗顔が必要かどうかは製品の表示に従いましょう。
  3. 保湿:洗顔後は肌が乾燥しすぎないよう、乳液やクリームなどで保湿します。

ほうれい線の部分を念入りにこすっても、溝が浅くなるわけではありません。むしろ、摩擦によって赤みや乾燥が生じると、口元の細かなシワが目立つことがあります。

レチノールなどの美容成分を使用する場合は、製品ごとの使用方法を守り、刺激が強ければ頻度や使用を見直しましょう。成分ごとの効果や注意点は、化粧品の記事で詳しく解説しています。

▶︎[レチノールやナイアシンアミドの効果と限界を見る>]

日中のスキンケア|乾燥と摩擦を防ぐ

日中に口元のつっぱりや乾燥を感じる場合は、肌の状態に合わせて保湿を補いましょう。ただし、ほうれい線だけを何度も強くマッサージしたり、必要以上に触ったりすることは避けてください。

マスクの着脱や口元を拭く動作など、日常の摩擦も肌への刺激になることがあります。汗や汚れを取る際は、こすらず軽く押さえるようにしましょう。

なお、乾燥がほうれい線の見え方に与える影響や、乾燥肌の詳しい対策については、別の記事で解説しています。

▶︎[乾燥肌でほうれい線が目立つ理由と対策を見る>]

ほうれい線のスキンケアで避けたい習慣

スキンケアは、何かを足すことだけでなく、肌への負担を減らすことも大切です。

ほうれい線を強くこする・引っ張る

「ほうれい線を伸ばせば薄くなる」と考えて、洗顔やクリームを塗る際に皮膚を強く引っ張る方もいます。しかし、皮膚を引っ張るだけで、すでに形成された溝がなくなるわけではありません。

スキンケア用品は必要な量を取り、肌を強くこすらずになじませましょう。マッサージや表情筋トレーニングなど、スキンケア以外のセルフケアについては、別の記事にまとめています。

▶︎[ほうれい線のセルフケアでできること・できないことを見る>]

美容成分を一度に増やしすぎる

ほうれい線が気になると、複数の美容液を重ねたり、高濃度の成分を急に使い始めたりしたくなるかもしれません。

しかし、製品によっては赤み、乾燥、皮むけなどの刺激が起こることがあります。新しい製品は肌の反応を確認しながら取り入れ、刺激が続く場合は使用を中止して皮膚科へ相談してください。

美容成分を多く使うほど、ほうれい線が改善するわけではありません。成分の種類や製品選びを詳しく知りたい方は、化粧品の記事をご覧ください。

▶︎[ほうれい線に使われる化粧品成分を詳しく見る>]

乾燥しているのに洗いすぎる

皮脂やテカリが気になるからといって、何度も洗顔したり、洗浄力の強い製品を繰り返し使ったりすると、肌が乾燥して刺激を感じることがあります。

特に口元は、食事や会話、マスクなどの影響も受けやすい部分です。洗顔の回数や洗浄剤は肌の状態に合わせ、洗った後の保湿も忘れないようにしましょう。

▶︎[肌タイプに合ったスキンケア方法を見る>]

スキンケアで改善できるほうれい線と、できないほうれい線

ここまで紹介したスキンケアは、肌の状態を整え、将来の皮膚老化を予防するために大切です。ただし、ほうれい線のすべての原因を変えられるわけではありません。

乾燥による細かなシワは目立ちにくくなることがある

乾燥によって肌のキメが乱れ、口元の細かなシワが目立っている場合には、保湿によって見え方が改善することがあります。

一方、乾燥による細かなシワと、皮膚に形成されたほうれい線の深い溝は別のものです。保湿で一時的にふっくら見えても、溝そのものがなくなったとは限りません。

▶︎[乾燥とほうれい線の関係を詳しく見る>]

深い溝や頬・骨格による影はスキンケアでは変えにくい

ほうれい線には、皮膚が繰り返し折れ曲がることで形成された「溝」と、頬の下垂や鼻横の骨格的なくぼみなどによる「影」が関係しています。

また、表情筋の動きによって皮膚表面に細かな線が刻まれる変化を、当院では「折れ癖」と呼んでいます。

スキンケアは肌の乾燥や質感の改善、光老化の予防に役立ちますが、深い溝や骨格的な高低差を直接変えることはできません。

毎日きちんとスキンケアをしているのにほうれい線が残る場合、必ずしもお手入れが不足しているわけではなく、スキンケアでは改善しにくい原因が関係している可能性があります。

▶︎[ほうれい線ができる原因を詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線の折れ癖について詳しく見る>]
▶︎[ほうれい線の影が目立つ原因を見る>]

参考文献:Hong GW, et al. Why Do Nasolabial Folds Appear? Exploring the Anatomical Perspectives and the Role of Thread-Based Interventions. Diagnostics (Basel). 2024;14(7):716. PubMed

スキンケアを続けても、ほうれい線が残る方へ

深い溝や構造的な影が目立つ場合には、スキンケアだけで十分に改善することは難しい場合があります。ご自身のほうれい線の状態について気になることがあれば、無料メール相談をご利用ください。

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スキンケアだけでは改善しない場合の選択肢

スキンケアを続けてもほうれい線が気になる場合は、まず何が目立っているのかを確認することが大切です。

溝が主体の場合


この方の詳細な経過を見る>

真顔でも皮膚に線状の溝が残る場合には、当院ではグロースファクター治療などを選択肢として検討しています。皮膚のハリや厚みを改善し、溝を自然に目立ちにくくすることを目的とした治療ですが、効果には個人差があり、すべてのほうれい線が完全に消えるわけではありません。

▶︎[グロースファクターによるほうれい線治療を見る>]

影が主体の場合


この方の詳細な経過を見る>

鼻横の骨格的なくぼみや頬の下垂による影が主体の場合は、原因に応じて別の治療が検討されることがあります。ヒアルロン酸によるボリューム補正や、たるみに対する治療などが選択肢になりますが、それぞれ効果とリスクが異なります。

なお、グロースファクターでも皮膚の厚みや併存する溝が改善することで影が多少目立ちにくくなる場合はありますが、骨格的なくぼみそのものを直接埋める治療ではありません。

▶︎[ほうれい線のヒアルロン酸治療について見る>]
▶︎[頬のたるみとほうれい線の関係を見る>]

ほうれい線のスキンケアについてよくある質問

ほうれい線のスキンケアは何歳から始めるべき?

年齢に関係なく、保湿や紫外線対策は日常的に続けることが大切です。ほうれい線が目立ち始めてから特別な製品を増やすより、まず基本のお手入れを整えましょう。

高い美容液やクリームを使った方がいい?

価格だけで効果は決まりません。肌の状態や製品の目的に合ったものを選ぶことが大切です。成分や製品の選び方は、化粧品・クリームの関連記事で詳しく説明しています。

▶︎[ほうれい線の化粧品の効果と選び方を見る>]
▶︎[ほうれい線クリームの効果と限界を見る>]

ほうれい線の周りだけテカる場合は?

皮脂や使用している保湿剤・メイク用品の影響で、口元がテカって見える場合があります。洗顔を増やしすぎず、肌の状態に合わせて保湿剤の量や使用感を調整しましょう。メイク後のテカリや化粧崩れが気になる場合は、メイクの記事をご覧ください。

▶︎[ほうれい線にファンデがたまる原因と対策を見る>]

スキンケアでほうれい線が消えることはある?

乾燥による細かなシワが目立ちにくくなり、ほうれい線周辺の印象が改善することはあります。ただし、深い溝や頬・骨格による構造的な影を、スキンケアだけで完全に消すことは困難です。

ほうれい線を目立たなくするメイクも必要?

スキンケアは肌の状態を整えるためのもので、メイクは見た目を調整するためのものです。すぐに目立ちにくく見せたい場合は、ファンデーションなどの塗り方を工夫する方法もあります。具体的な方法はメイクの記事で紹介しています。

▶︎[ほうれい線を目立たなくするメイク方法を見る>]

まとめ|ほうれい線のスキンケアは毎日の基本が大切

ほうれい線が気になる方は、朝の保湿と紫外線対策、夜のやさしい洗顔と保湿を基本に、肌への摩擦や刺激を減らすことから始めましょう。

乾燥による細かなシワや肌の質感を整えることは、ほうれい線周辺の見え方を改善する上で役立ちます。一方、すでに形成された深い溝や、頬・骨格による構造的な影は、スキンケアだけでは十分に改善できません。

高価な化粧品を次々と追加するよりも、まずは無理なく続けられる基本のケアを整え、ご自身のほうれい線の状態に合った対策を選ぶことが大切です。

スキンケアだけでは改善しないほうれい線にお悩みの方へ

当院では、ほうれい線の溝と影を確認した上で、必要な治療についてご案内しています。ご不安な点は無料メール相談で承ります。院長が一通ずつご返信しています。

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