
著者
ほうれい線治療専門
東京リンクルクリニック
院長 沖津茉莉子
ドクター紹介はこちら
「グロースファクターって本当に効くの?」「ヒアルロン酸とはどう違うの?」「安全性は?どのくらい持つの?」
——そんなふうに、慎重に情報を探してこのページにたどり着いてくださったあなたへ。
美容医療の世界は、情報が多すぎて迷ってしまいますよね。
中には、誇張された広告や一時的な効果だけを強調する治療法もあり、「本当に信じていいのか分からない…」と不安になるのも当然です。
でも、だからこそ知ってほしいことがあります。
グロースファクター治療は、“今見えているしわ”を一時的にごまかすものではなく、皮膚そのものを若返らせる「再生医療的アプローチ」であり、正しく行えば、驚くほど自然に、しかも長く効果が続く治療です。
私は、ただ単純なプチ整形による若作りではなく、「自分自身の肌力で未来を変える治療」を本気で広めたいと考えています。
本記事では、美容皮膚科専門の視点から、グロースファクターとは何か、ヒアルロン酸との違い、効果のしくみ、安全性、そして“本当に選ぶべき理由”をわかりやすく丁寧にお伝えします。
今、あなたが抱える不安や迷いが、読み終わるころには希望に変わる——
そんな記事を目指して、ここにすべてをまとめました。
目次
- 【1】グロースファクター治療とは?皮膚を再生させる注射治療
- 【2】他の「注入治療」との違いは?
- 【3】グロースファクター治療のメリット
- 【4】グロースファクター治療のリスク・デメリット
- 【5】同じ「グロースファクター」と呼ばれる治療でもクリニックによって全く内容が異なる
- 【6】クリニック選びで失敗しないためのコツ
- 【7】当院のグロースファクター治療が選ばれる理由
- 【8】グロースファクター治療が最適なのは「ほうれい線」
- 【9】グロースファクター治療のプロセスと所要時間
- 【10】グロースファクター治療にかかる費用
- 【11】まとめ|グロースファクター治療は若々しい肌への近道
- 【12】グロースファクター治療に関するよくあるご質問
- カウンセリング当日の施術は可能ですか?
- 施術後の通院は必要ですか?
- ほうれい線へのグロースファクターの追加注入の費用はどのくらいかかりますか?
- 施術後のメイクや美容ケアはいつから可能ですか?
- 施術後の入浴やサウナはいつから可能ですか?
- ほうれい線の片側のみの施術は可能ですか?
- マリオネットラインへのグロースファクター注入は可能ですか?
- グロースファクターはヒトや動物由来ですか?
- グロースファクター施術後に妊娠した場合、胎児への影響はありますか?
- グロースファクターに発がん性はありますか?
- グロースファクターがよけいな部分まで広がることはありませんか?
- グロースファクターの注入部位が膨らみ続けるリスクはありますか?
- グロースファクターで効果が出た部分は、触るとわかりますか?
- グロースファクターでほうれい線の周囲のたるみを改善できますか?
- グロースファクターはほうれい線に何cc注入しますか?
- グロースファクターとヒアルロン酸の併用はできますか?
- ほうれい線に以前ヒアルロン酸注入をしましたが、どうすればよいですか?
- ほうれい線に以前FGFやPRPなどの再生治療を受けましたが、施術は可能ですか?
- ほうれい線にボトックスを打ちましたが、期間を空ける必要はありますか?
- 糸リフトをしましたが、どのくらい期間を空ける必要がありますか?
- グロースファクター治療後、時間が経つと劣化することはありますか?
- グロースファクターによるほうれい線治療は何歳で受けるのがベストですか? 高齢でも効果はありますか?
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【1】グロースファクター治療とは?皮膚を再生させる注射治療
グロースファクター(成長因子)とは、細胞の働きを促し、皮膚そのものを若返らせるスイッチのような物質です。
美容医療では、注射で皮膚の「真皮層」に届けることで、眠っていた線維芽細胞が目を覚ましコラーゲンやエラスチンを再び作り出すよう働きかけます。
つまりグロースファクター治療は、単なる“一時的なしわ隠し”ではありません。
ほうれい線の「溝」を物理的に埋めるのではなく、肌そのものを再生させてハリと弾力を取り戻すアプローチです。
例えるなら、ヒアルロン酸注入が「しぼんだ風船に空気を入れて膨らませる」治療だとしたら、グロースファクターは「風船のゴムそのものを強くしなやかに作り直す」ようなイメージ。
時間をかけてじわじわと皮膚の質感が改善するため、仕上がりはどこに注射したかわからないほど自然で、表情を動かしても違和感なく馴染み、“注入した感”が出にくいのが大きな特徴です。
効果はすぐにでは出ませんが、1〜6か月かけて少しずつ変化。
半年後には「そういえば鏡に映る線が薄くなった」と感じ、数年〜10年以上は効果が持続します。
だからこそ、“根本改善”と“予防”を同時に叶える治療法として今注目されています。
【2】他の「注入治療」との違いは?

美容医療にはさまざまな「注入治療」がありますが、それぞれ目的や仕上がりの性質が異なります。
ほうれい線に適した治療を見極めるためには、これらの違いを知っておくことがとても大切です。
2-1. ヒアルロン酸注入
まず、多くの方が最初に思い浮かべるのがヒアルロン酸注入です。
ヒアルロン酸はゼリー状の物質を皮膚深部に注入し、ボリュームを補うことで溝を持ち上げて目立たなくする方法です。
注入直後から「ほうれい線が浅くなる」効果が得られるため、即効性を求める方に人気があります。
ただし、口元はよく動く部位であるためジェルが表情の動きと一体化できず、笑ったときの不自然な膨らみや違和感が生じるデメリットもあります。
さらに、時間とともに体内で吸収されるため半年から2年程度で効果が消失し、定期的な追加が必要です。
2-2. 脂肪注入

次に、脂肪注入。自分の体から採取した脂肪をほうれい線に注入し、ボリュームを補う方法です。
定着すれば長期間効果が続く点はメリットですが、実際には脂肪の一部しか生着せず、左右差やしこりが生じるリスクもあります。
特にほうれい線はよく動くため、他の部位と比べても脂肪の定着率が低く、十分な改善を得るまでに複数回の注入が必要になる場合が多いです。Facial augmentation with structural fat grafting
2-3. PRP(多血小板血漿療法)

そして、よく比較されるPRP注入。
採血した自分の血液を遠心分離器にかけ、血小板や成長因子を多く含んだ上澄み部分を取り出し、皮膚に戻して再生を促す治療です。
自己血由来なので安全性・安心感が高く、自然なハリの改善が得られるのが魅力です。
ただし、作用は非常にマイルドであるため複数回の施術を前提とし、数か月〜1年程度と効果が短め。
軽い小じわやキメの改善には良いものの、構造的なほうれい線の溝を改善するには力不足です。
これらの注入治療と比べて、グロースファクターは「皮膚そのものを再生させる力」が圧倒的に強いのが特徴です。
人工的に補うのではなく、自分の皮膚が時間をかけてハリや弾力を取り戻すため、表情の動きに馴染む自然さと数年〜10年以上の持続性を両立できます。
2-4.【他の注入治療との比較表】
|
項目 |
グロースファクター |
ヒアルロン酸 |
脂肪注入 |
PRP療法 |
|
アプローチ |
再生(細胞を活性化) |
補填(ジェルでボリュームを補う) |
補填(脂肪を移植) |
再生(細胞を活性化) |
|
仕上がりの自然さ |
◎ 表情に馴染む |
△ 不自然に膨らむ可能性 |
△ 定着にムラあり |
○ 自然だがマイルド |
|
効果が出るまで |
1~6か月 |
即日 |
数週間~数ヶ月 |
1~3か月 |
|
持続期間 |
数年~10年以上 |
半年~2年 |
定着すれば半永久 |
数か月~1年 |
|
リスク |
しこり・膨らみすぎ(適切な方法で回避可) |
しこり・感染 |
しこり・効果の乏しさ |
|
|
費用相場 |
約18万円(当院/1回) |
6~10万円(1回) |
20~40万円(1回) |
数万〜10万円(1回)
|
ヒアルロン酸は「すぐに若返りたい」方、脂肪注入は「ボリューム不足が原因の方」、PRPは「軽い小じわ改善」に適しています。
しかし、長期的に自然な若返りを得たい方に最も適しているのはグロースファクターです。
ほうれい線のように「構造的な溝」に対して根本から改善を促せるのは、この治療ならではの強みといえます。
【3】グロースファクター治療のメリット
グロースファクター治療には従来のしわ治療にはない魅力的な利点が数多くあります。
ここでは代表的な7つのメリットを紹介します。
3-1. 効果が数年〜10年以上長く続く
グロースファクターはたった1回の治療で最低でも数年以上、長ければ10年以上のしわの改善効果が得られます。
グロースファクターそのものは約半年ほどで皮膚内から消失しますが、グロースファクターによって生成されたコラーゲンはその後も永続的に残るため、効果を長期間にわたり実感できます。
また、グロースファクターにはしわの改善だけでなくしわの進行を予防する効果もあるため、治療した場合とそうでない場合を比べると、10年後の肌の状態に明らかな差が出てきます。
3-2. 1回の治療で十分な効果を実感できる
しわが深い場合は、十分な効果を得るために2回以上の治療が必要なケースもありますが、ほとんどの場合1回の施術で効果を実感できます。
たった1回の注射で長期にわたる確実な効果が得られる治療は、グロースファクター以外他にはありません。
3-3. 仕上がりが自然で表情の動きにもなじむ

グロースファクターは肌を膨らませるのではなく皮膚そのものにハリ感を出す治療であるため、仕上がりがとても自然で、どこに注射を打ったかわからないほどです。
特にほうれい線のようによく動く部位でも、表情の動きや肌質に違和感が出ることはなく、笑っても皮膚の一部としてしなやかになじみます。
3-4. ダウンタイムがほとんどない
グーロスファクターは極細の針で注射をする侵襲性の低い治療のため、ダウンタイムはほとんどありません。
注入直後は軽度の腫れや赤みが出ることがありますが、通常翌日にはほとんどわからなくなります。
点状の内出血を起こすことがありますが、メイクでカバーできる程度で1週間〜10日ほどで消える場合がほとんどです。
そのため治療後も仕事のお休みなどをとる必要はなく、普段通りの生活が送れます。
▶︎[グロースファクター施術後のダウンタイムや注意点をみる>]
3-5. もともと体内にある成分のため安全性が高い

グーロスファクターはもともと私たちの体の中に存在し、皮膚の正常な機能を保つために作用している物質であるため、適切な方法でおこなえば非常に安全性の高い治療法です。
動物由来の成分ではないためアレルギー反応を起こす可能性はきわめて低く、また、プラセンタ注射やエクソソーム点滴のように、治療後に輸血ができなくなるなどの制限は生じません。
3-6. 将来的な老化の予防につながる

グロースファクターの注入によりコラーゲンが生成されてしわが改善するだけでなく、この増えたコラーゲンが皮膚の一部となり長期的に維持されることで、治療後のしわやたるみの予防につながります。
すなわち、現状の若返り効果に加え、将来的な老化予防の点でも有意義な治療です。
たとえば今施術を受けた場合、数ヶ月以内に若返りが実感でき、その後も長年にわたりその状態が維持されます。
10年以上の長いスパンでみると自然老化の影響が無視できなくなってきますが、10年後に同年代の方と比較すると、明らかに老化の進行が抑えられていることに気づけるはずです。
3-7. ほうれい線に対する唯一の「根本的な治療法」

グロースファクターは、ヒアルロン酸のようなしわを一時的に膨らませて目立たなくさせる「対症療法」ではなく、皮膚のコラーゲン生成を促進ししわを「根本から改善」する治療です。
特に、数あるしわの中でも悩んでいる方が圧倒的に多い「ほうれい線」は、ほとんどのケースで皮膚のコラーゲンの減少が大きな要因となって生じます。
ここにグロースファクターを補充することでコラーゲンが生成され、ほうれい線が確実に改善し、治療後も長年にわたり老化の予防効果が続きます。
まさにグロースファクターは、「ほうれい線の根本的な治療法および予防法」であるといえます。
【4】グロースファクター治療のリスク・デメリット
どんな治療にもメリットがあればリスクやデメリットもあります。
ここでは、グロースファクター治療を検討する前に知っておきたい3つの注意点をまとめます。
4-1. 効果が出るまでに1〜6ヶ月かかる
グロースファクターはヒアルロン酸のような即効性がなく、徐々に効果の出てくる治療です。
治療後はじわじわと効果がみられ、約半年かけて効果が最大限となり、その効果が数年〜10年以上続きます。
実際には施術後平均して3ヶ月前後、早ければ約1ヶ月である程度の変化を実感できるケースが多いです。
4-2. しわやくぼみが深い場合は2回目投与が必要なことも
基本的には1回の施術で完了する治療ですが、しわが深い場合には1回だけでは効果が十分でなく、2回目の追加投与が必要となるケースもあります。
また、グロースファクターはヒアルロン酸のように「皮膚を深部から大幅に膨らませる」作用はないため、鼻の横のくぼみ(鼻翼基部の陥凹)など、骨格的なくぼみを大きく持ち上げて完全にフラットにする効果は乏しいと言えます。
一定の改善は期待できますが、構造的な要因が強い場合には効果には限界がある点をご理解いただく必要があります。
4-3. しこりや膨らみすぎのリスクを伴う

グロースファクターのリスクとして非常に稀に、しこりや凹凸の形成、注入部分が膨らみすぎる可能性があります。
これは過剰な注入や目の下への安易な注入をおこなった場合、またPRPや脂肪やヒアルロン酸など他の成分と混ぜて注入した場合など、薬剤の不適切な使用を行った場合にリスクが高くなります。
当院ではこのようなリスクを徹底回避するため、混合投与は絶対に行わず、ほうれい線治療として最適なグロスファクターの製剤を選択・使用し、投与量や注入する深さなど厳密な研究を重ねた上で、安全性を最優先に考えた治療を行なっています。
▶︎[グロースファクターのリスクや副作用をみる>]
▶︎[しこりや膨らみすぎを徹底回避する方法をみる>]
【5】同じ「グロースファクター」と呼ばれる治療でもクリニックによって全く内容が異なる

「グロースファクター治療」という名前は同じでも、実際の内容にはクリニックによって大きな違いがあります。
ここではその違いと注意点を解説します。
5-1. 使用するグロースファクターの製剤の違い
「グロースファクター」という同じ名前の製剤でも、クリニックによってその配合成分量や濃度、実際の投与量など内容が大きく異なります。
なかにはグロースファクター以外にPRPなど他の成分をプラスした製剤を使用しているクリニックもあり、しこりや膨らみすぎのリスクにつながるため特に注意が必要です。
5-2. グロースファクターの投与方法の違い

実際にグロースファクターの製剤を、どのような手段や方法で皮膚の中に入れるかはクリニックによって異なります。
- 医師が直接手打ちの注射器で注入する
- ポテンツァや水光注射などのニードル式の機械で注入する
- イオン導入やエレクトロポレーションなどの電極式の機械で導入する
- ダーマペンやピーリングの後に皮膚に直接塗布する
など実に多様です。
それぞれの施術方法によって、グロースファクターが皮膚の中に到達する割合や深さも異なるため、効果の出方にも差が出ます。
また、施術する医師の技術力や美的センスの差も当然効果に影響します。
5-3. 効果や仕上がりの違い
このように、同じ名前の「グロースファクター治療」でも、クリニックや施術者によって期待できる効果には差があります。
場合によっては、効果が乏しい、複数回の施術を必要とする、リスクが高い、予期せぬ副作用がある、などの可能性もあります。
そのため、製剤の内容や施術方法の確認、症例写真の吟味、実際にカウンセリングを受けてよく検討することなどが重要です。
【6】クリニック選びで失敗しないためのコツ

「安い」「打ち放題」は要注意!
グロースファクターと一口に言っても、クリニックによって使用する製剤・濃度・注入法はまったく異なります。
そのため、同じ名称でも「仕上がりの自然さ」「持続期間」「必要回数」「安全性」には大きな差が出るのです。
相場より大幅に低価格で提供しているクリニックは、複数回の施術を前提としていたり、効果が乏しい・持続期間が短いなどのケースも考えられるため注意が必要です。
クリニック選びのチェックポイント

✔️ グロースファクターに別の成長因子や別の製剤を混ぜていないか?
✔️ 一人ひとりに合わせた適切な投与量・注入デザインを設計しているか?
(投与量が最初から画一化されていたり、投与量に応じて価格が変動するのは要注意)
✔️ 目の下などハイリスク部位の適応判断に慎重か?
✔️ 保証制度やアフターケアの体制があるか?
✔️症例写真が充実していて自分の理想に近い効果が出ているか?
以上の点を踏まえて検討するのが、後悔のないクリニック選びのために重要です。
【7】当院のグロースファクター治療が選ばれる理由
グロースファクター治療における当院独自の取り組みと、安全性と効果の両立を実現するためのポイントをご紹介します。
7-1. 最適な製剤と注入量で効果を最大限・リスクを最小限に
グロースファクターは1回あたりの投与量が少なすぎると効果が不十分であったり、効果を得るまでに複数回の治療が必要になります。
逆に、過剰な量を投与してしまうとしこりやふくらみ過ぎのリスクにつながります。
当院ではグロースファクターの配合量や濃度、1回あたりの注入量が最適となるよう解析を重ね、注入技術にもこだわった独自の治療法を取り入れております。
7-2. 他の成分を混ぜない純粋な製剤のみ使用、施術前にも安全管理を徹底

前述のとおり、グロースファクターにPRPやヒアルロン酸など他の成長因子や他の製剤を混ぜて打つと、しこりや膨らみすぎのリスクが高くなります。
当院のグロースファクターは安全性を第一に考え、主成分以外に他の成分をプラスしていません。
また、過去に一度でもほうれい線にヒアルロン酸の注入経験がある場合には、皮膚内に残存したヒアルロン酸製剤とグロースファクターの相互作用を防ぐため、施術前に一度ヒアルロン酸を溶解していただくことをお願いしております。
▶︎[しこりや膨らみすぎのリスクを徹底回避する方法をみる>]
7-3. 診察から施術・アフターフォローまで院長が一貫して担当

当院では、グロースファクター治療の経験を積んだ院長である私が、手打ちの注射で直接治療部位に薬剤を注入します。
患者様の肌質やしわのご状態に合わせて、注入量や注入する深さなどを的確に微調整して仕上げています。
これによりリスクを最小限に抑え、効果を最大限に出すことが可能です。
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【8】グロースファクター治療が最適なのは「ほうれい線」

数あるしわの中でも、特にグロースファクター治療と相性が良いのが「ほうれい線」です。
その理由と当院のアプローチについてご紹介します。
当院がグロースファクター治療をほうれい線に特化する理由
当院では、グロースファクター治療を「ほうれい線」のみに特化しておこなっています。
その理由は、ほうれい線が皮膚のコラーゲン減少を主因とするしわであり、グロースファクターによるコラーゲン生成促進効果が根本的な改善につながるためです。
この治療は、若い頃の肌の状態に近づけるだけでなく、自然で満足度の高い仕上がりを実現します。
さらに、ほうれい線はお顔のしわの中でも、見た目年齢に特に大きな影響を与える箇所であり、多くのお客様からの相談が寄せられる部位でもあるため、当院では特に力を入れて取り組んでいます。
個々の症状に合わせたカスタマイズ治療
当院のグロースファクター治療は、あらゆるタイプのほうれい線に対応可能なカスタマイズ治療を提供しています。
- 深く沈み込んだほうれい線
- 浅く目立ち始めたほうれい線
- 皮膚の表面に刻まれたほうれい線
- 笑ったときに目立つほうれい線
- 予防目的のまだほとんど目立たないほうれい線
これらすべてに適応し、年齢や性別に関係なく、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療をおこないます。
治療後1ヶ月から半年で確実な効果を実感でき、ほうれい線に対する根本的な改善が期待できます。
【9】グロースファクター治療のプロセスと所要時間

初めての方でも安心して受けられるよう、当院のグロースファクター治療の流れと所要時間、料金について詳しくご説明します。
カウンセリング・施術の所要時間
来院から帰宅されるまで、グロースファクター治療にかかる時間は、
カウンセリングのみの場合は約40分〜1時間、
当日そのまま施術を希望される場合は約2時間が目安です。
ご来院当日の流れ
1.カウンセリングと診察
お悩みやご希望を丁寧にヒアリングし、最適な治療計画をご提案します。
仕上がりのイメージをシュミレーション画像をもとに説明します。
2.同意書の記入とお会計
リスクや注意事項を説明し同意書にご記入いただいた後、お会計をさせていただきます。
当日施術を行わない場合はカウンセリング終了後にご帰宅いただく流れとなります。
3.施術部位の写真撮影
治療の前後の状態を比較するために、カルテ用のお写真を撮影します。
無断で第3者に公開するようなことはいたしません。
4.麻酔クリームの塗布
痛みを最小限にするため、施術部位に麻酔クリームを塗布し、麻酔が効くまで時間をおきます。
5.グロースファクター注入
施術部位を消毒ししっかり冷却した上で、院長が丁寧に注入し、注入量や深さ左右のバランスを微調整します。
6.アフターケアと説明
施術後は内出血予防のため圧迫止血を行い、術後のケア方法を説明します。
カルテ用に施術直後のお写真もお撮りします。
7.スムーズにご帰宅
止血を確認し終了です。
治療後はすぐに日常生活に戻れる手軽さが特徴です。
▶︎[グロースファクターの施術後の過ごし方・注意点をみる>]
【10】グロースファクター治療にかかる費用

当院のグロースファクター治療は、左右両側のほうれい線に対する治療を 180,000円(税込)でご案内しております。
なお、治療範囲は「小鼻の両脇から口角の横まで」のほうれい線部分であり、マリオネットラインは含まれません。
この料金には針代や麻酔クリーム代がすべて含まれており、追加費用は一切発生しません。
(初回のみ診察料3,300円を頂戴しております。)
無理なご提案をすることなく、安心して治療を受けていただけます。
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【11】まとめ|グロースファクター治療は若々しい肌への近道

グロースファクター治療は、ほうれい線を始めとするしわに対する根本的な解決策です。
この治療では、私たちの体の中に存在する成分「グロースファクター」を皮膚に補充することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
その結果、肌のハリや弾力がよみがえり、しわの根本な改善が期待できます。
特に、ほうれい線治療においては、1回の施術で数年〜10年以上効果が持続し、その後のしわの予防にもつながる画期的な方法です。
施術後のダウンタイムはほとんどなく、リスクを最小限に抑えた安全性の高い治療です。
当院では経験豊富な院長がお客様一人ひとりの状態に合わせた施術を行い、効果を最大限にできるよう努めております。
無料カウンセリングも実施しており、お寄せいただいたご相談メールには、筆者である私がすべて丁寧にご返信いたします。
ほうれい線でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
【12】グロースファクター治療に関するよくあるご質問

カウンセリング当日の施術は可能ですか?
はい。ご希望される場合は、ご予約の際にその旨をお伝えいただけますと幸いです。
基本的には、実際にカウンセリングを受けてから当日に決めていただくかたちでかまいません。
施術後の通院は必要ですか?
特に必要はございません。
施術の経過についてご不安やご不明点がある場合は、メールやお電話でのご相談も承っておりますが、ご来院を希望される場合は遠慮なくご連絡ください。
ほうれい線へのグロースファクターの追加注入の費用はどのくらいかかりますか?
初回の半額の¥90,000(税込)で承ります。
施術後のメイクや美容ケアはいつから可能ですか?
洗顔やメイク・日焼け止めの使用は、施術1時間後から可能です。顔のエステやマッサージなどは、1カ月後から可能となります。
施術後の入浴やサウナはいつから可能ですか?
通常の入浴は、長時間でなければ当日から可能です。
ただしサウナ・温泉・過度の飲酒・運動など、体が温まることで血行が良くなる行為は、1週間控えることで腫れや内出血のリスクを最小限に抑えられます。
ほうれい線の片側のみの施術は可能ですか?
可能ですが、左右のバランスを考慮するとお勧めできません。
片側のみの施術を行なった場合、後になって施術していない側が気になってしまうケースが非常に多く、追加施術を希望される方もいらっしゃいます。
そのため、最初から両側を同時に施術した方が回数を最小限に抑えられ、仕上がりのバランスも整いやすく、費用面でも合理的です。
マリオネットラインへのグロースファクター注入は可能ですか?
マリオネットラインは構造的にほうれい線よりも頬のたるみの影響が強く、バッカルファットやジョールファットなどの脂肪の下垂が主な原因です。
そのため、グロースファクターで皮膚にハリを出してもほうれい線のような大きな改善は期待できず、根本的な治療にはフェイスリフトなどのリフトアップ治療が必要です。
そのため、当院ではグロースファクターによるマリオネットラインの治療は適応外としています。
グロースファクターはヒトや動物由来ですか?
グロースファクターはもともと皮膚に存在するタンパク質の一種ですが、当院のグロースファクターは人工的に合成された製剤を採用しています。
ヒトや動物由来のものではないため、製剤によるアレルギー反応が起きる可能性はきわめて低く、未知のウイルスなどによる感染のリスクもありません。
グロースファクター施術後に妊娠した場合、胎児への影響はありますか?
グロースファクター施術後に妊娠しても胎児への影響はありません。
もともと体内にある安全な成分で、注入部位のみに作用するためです。
ただし、不安を避けるため妊娠中・授乳中の施術はご案内しておらず、施術後は3ヶ月間の避妊をお願いしています。
グロースファクターに発がん性はありますか?
グロースファクターはもともと体内に存在する成分であり、それ自体に発がん性はありません。
ただし、すでにがん細胞がある部位に注射すると増殖を助ける可能性があるため、施術前に注入部位に皮膚がんの有無を確認することが必要です。(通常、皮膚がんがある場合は見た目の異常があるため、判断が可能です。)
また、グロースファクターは注入部位のみに作用するため、全身への影響はありません。
グロースファクターがよけいな部分まで広がることはありませんか?
グロースファクターが必要以上に広がり、予期しない部位に影響を及ぼすことはこれまで一度も報告されていません。
そもそも、グロースファクターは過剰に作用することはなく、ターゲットとなる部位にのみ働きかけます。
基本的に、皮膚が薄くなった部分や弱くなった部分に対してコラーゲンの生成を促進するため、不必要な部位に影響を与える心配はありません。
グロースファクターの注入部位が膨らみ続けるリスクはありますか?
当院のグロースファクターは、施術後約1ヶ月で効果をある程度実感できる場合が多く、その後3〜6ヶ月かけて徐々に効果が現れ、半年後に効果が最大限となり、その状態が数年以上にわたりキープされる治療です。
注入部分が半年以上経っても膨らみ続けるといった現象は起こりませんので、ご安心ください。
グロースファクターで効果が出た部分は、触るとわかりますか?
グロースファクターはボリュームを増やすものではなく、皮膚のハリを向上させる治療であるため、施術後に膨らんで不自然な感触になることはありません。
施術部位を触ってもほとんど違和感はなく、どこに注射したか分からない程度です。
わずかにハリ感を感じることはありますが、極端な変化ではなく、脂肪注入やヒアルロン酸のような異物感もほぼありません。
グロースファクターでほうれい線の周囲のたるみを改善できますか?
グロースファクターでは頬のたるみは改善できません。
特に、ほうれい線内側のふくらみは皮膚のたるみによるもので、根本的な解決にはフェイスリフトなどの手術が必要です。
また、加齢に伴い皮膚が内側に寄り、ふくらみが悪化する可能性がありますが、これは自然な老化現象であり、グロースファクターの効果とは別の問題となります。
グロースファクターはほうれい線に何cc注入しますか?
グロースファクターはヒアルロン酸とは治療の原理が異なり、単純に「何cc」という基準でお伝えできるものではありません。
たとえば、ヒアルロン酸の場合は、1cc注入すれば誰しも同程度のボリューム効果が得られますが、グロースファクターは同じ量を注入しても、肌質・体質・注入方法によって仕上がりが大きく変わります。
そのため、施術中にご状態を見ながら、完全オーダーメイドで投与量を調整していく形となります。
当院のグロースファクター治療では、仕上がりの自然さとバランスを重視し、独自のノウハウで適切な投与量・注入方法を調整しております。
グロースファクターの注射は、単に規定の量を打てば良いのではなく、デザイン性や注入の微調整が重要な“アート”の要素が大きい治療ですので、投与量や注入方法は当院にお任せいただいております。
なお、ご料金は投与量に関わらず、両側のほうれい線で18万円(税込)となっております。
グロースファクターとヒアルロン酸の併用はできますか?
過去にヒアルロン酸を注入されている場合は、残存しているヒアルロン酸とグロースファクターの成分が相互に影響し、思わぬリスクにつながる可能性があります。
そのため、まずヒアルロン酸を一度溶解した上でグロースファクター治療を行う必要があります。
グロースファクター治療を先に行った場合は、注入した成分自体は半年ほどで体内から完全に代謝され、その後は自身のコラーゲン組織のみが残る状態になります。
このため、半年以降であればヒアルロン酸の追加注入も可能です。
ほうれい線に以前ヒアルロン酸注入をしましたが、どうすればよいですか?
以前ほうれい線にヒアルロン酸を注入した場合、まだ残っている可能性があります。
自然に吸収されるのを待つか、早く溶かしたい場合はヒアルロニダーゼで溶解できます。
特に、ヒアルロン酸がダマになって固まっているような場合は、自然に吸収されにくく、しこりとして残ることがあるため、溶解が必要です。
また、見た目では分からなくても残存している可能性があり、そのままグロースファクターを注入した場合、しこりや膨らみすぎのリスクにつながるため、事前の溶解を推奨します。
溶解後、問題がなければ1週間程度でグロースファクターの施術が可能です。
ほうれい線に以前FGFやPRPなどの再生治療を受けましたが、施術は可能ですか?
FGFやPRPの施術後、半年以上経過していれば、当院でのグロースファクターの施術は可能です。
ただし、前回の施術から時間が経過していても、完全に影響がなくなったわけではなく、以前に増生したコラーゲンが多少残っている可能性があります。
そのため、グロースファクターを追加することにより、コラーゲンの過剰な生成が起こり、凹凸が生じるリスクがわずかにあります。
したがって、当院では安全性を優先し控えめに投与をおこなうため、効果が不十分な場合は追加施術が必要になる可能性があります。
ほうれい線にボトックスを打ちましたが、期間を空ける必要はありますか?
ボトックス後は、内出血などのダウンタイムが落ち着いていれば、特に期間を空ける必要はなく、いつでも施術が可能です。
糸リフトをしましたが、どのくらい期間を空ける必要がありますか?
当院の治療前に糸リフトでお顔の状態が変化している場合、本来の状態がわからなくなってしまい、グロースファクターをどこにどれだけ打つべきかについての正確な情報が不明確になることがあります。
そのため、糸リフトの効果が切れるまで半年はお待ちいただく必要があります。
グロースファクター治療後、時間が経つと劣化することはありますか?
施術後数年間は効果が維持されますが、10年単位では紫外線や自然老化の影響により、多少の変化が生じる可能性があります。
ただし、ヒアルロン酸のように吸収されて効果がなくなるものではなく、生成された自身のコラーゲン組織は長期にわたり残存し、たるみの予防的効果を発揮し続けます。
そのため時間が経過しても、施術しなかった場合と同程度の状態に戻ることや、むしろ施術しなかった場合と比べて劣化するといった現象は起こりえません。
グロースファクターによるほうれい線治療は何歳で受けるのがベストですか? 高齢でも効果はありますか?
ほうれい線の進行には個人差があるため、「気になったら受ける」のが最適です。
特に40代頃からコラーゲンの減少が顕著になるため、しわが深く刻まれる前に早めの施術が効果的です。
また、70代以上の高齢でも改善は期待でき、実際に多くの方が受けられています。
ただし、ほうれい線が深い場合は追加治療が必要になることもあり、皮膚の表面に刻まれてしまったしわに関しては完全には消えない可能性がある点はご理解ください。





















